2010年07月11日

電子書籍が定着すると、トイレットペーパーが値上がりする

1-3)1
 今やトイレットペーパーと古紙の関係は説明するまでもありません。
その古紙の大量発生が失われれば、トイレットペーパーの値上がりは想像に難くないと思います。
 その時、その代わりとなる原材料を直接伐採に求めるばかりにあれば、電子書籍のお名目でもある森林資源への気遣いなど無いに等しい形になってしまうのであります。

 すると、世界でもっともトイレットペーパーの消費大国である我々日本人は、トイレットペーパーの質や改善に対して新たな理解をし合わなければならないのです。

 つまり、そこの所の理解が得られていない限り、電子書籍出版など、日本はおろか世界においてすら定着するわけがありません。
 本や雑誌は普段無理して買わずとも、生活が可能です。電子書籍なら経費削減でお安くなってお得です‥にうなずき駆け寄った挙げ句、その片方において、トイレットペーパーが値上がりしてしまい、結局はさらに生活が苦しくなったのではお話にならないのです。
 電子書籍なんてわけのわからん道具よりも優先されるべきは、トイレットペーパーなのです。ここはどう転んだとしても譲れるわけがありません。

 ‥とまぁ、それが社会の必要順序だと思います。みなさん無意識の中ではそんな危機感を感じておられるのです。だからこそ、どこか電子書籍に対して「?」なのです。そう思います。



1-3)2
 そこで、パルプの原料にケナフがあげられます。一言で言ってしまえば、ケナフとは草に属した植物です。木とは違い草ですから成長も早く生産性が高いわけです。その代わり、繊維が荒くゴツゴツした感じの紙質であることで知られています。
 そうです。ケナフ100%からしっとり柔らかなティッシュの開発が求められるのです。
これは電子書籍が流行る上では欠かせない必要条件なのです。

 しかし、仮にそのような技術が確立し、生産性をさらに高めようと目論めば、海外での生産が検討されるでしょう。
せっかくの技術を開発しても、工場も耕作地も海外では何の意味もございません。儲かって豊かになるのは、それこそ、その技術を開発した企業と、草を生産しているどこぞの土地や地域だけとなってしまうのです。
 しかも、古紙材料の場合とは異なり、そんな状況に陥ってしまえば、日本の文化として根付く所はなんにもございません。それが出版事業をダシにした、さらなる利益主義経済の無能性の現れなのです。ここの辻褄はかなり問題視されるべき事柄です。

 すると、こんなアイデアも思い浮かぶのです。
ケナフに限らず、草として簡単に育てられる原材料にあれば、家庭菜園の代わりに育てられた草を回収し、その代わりとしてティッシュやトイレットペーパーとの交換が成り立てば、食育としての農業を教えるばかりではなく、そのような角度からの農業への誘いも可能だということですね。
そう言う仕組みともなれば、植木鉢で簡単に育てられるぐらいが理想です。
 企業としても、国内で儲けようとせずとも、自分たちで作付けした分で外国を相手に商売すれば良いわけです。家庭向けにかかわらず、様々な場所においてもそれは言えるのです。そして、電子書籍が世界的に定着した場合を考えてみれば、古紙不足の事情はどこも同じに陥るわけですからなおさらにそうするべきだと思います。
 どこの国も、自分たちの文化の足下から切り崩されたいとは思わないのですから。

「そんな準備をしている企業が今、世界中に一つでもあるのでしょか?」
個人的には全く存じ上げませんけどね。
サクッとググりましたら、こんなのありました。

 そして、そこから発生するさらなる可能性として、新聞紙に変わりうる材質の開発が低価格で成り立つだろうという予想が挙げられます。新聞紙の活用範囲は多いわけですから、その活用を活かした市場の開拓が望める点も有望だと思います。



1-3)3
 トイレでさえ最先端を走る日本の技術。
その昔、自分たちのうんこの後始末さえまともにあれていなかった西洋の排泄事情。
その違いを汲み取ってみても、「草からしっとり柔らかなトイレットペーパーを作り出せるのは日本人でしかあり得なーーい!!」

 ‥いえ、別にその辺どうでもいいんすけどね。
熱く語ってみたらおもしろそうだな‥なんて、そう思っただけです。
「じゃ、お前がやってみろ!」というツッコミはされないように希望します。

 後付でなんですが、茅から紙が得られるのもそれはそれで有効な技術だと思います。
茅葺き屋根の保存とかなんとかと、栽培コストが全体で安くなるなら、いろんな意味で一石二鳥かなと思います。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 11:11 | Comment(0) | 目の付け所をナス | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。