1-4)改稿.2015/08/27...20100824...
> 俗に言う‥背中に翼を生やした天使の存在について
天使と言えば、背中に翼を生やした優しさの象徴みたいな扱いがされている。
生きとし生けるものへの‥良心的サポート役で知られているが、実際はどうだろうか?
聞く所によれば
天使の意識体といえども、なんらかの肉体生命に宿って生まれ変わることで
霊としての原生的な性質を損なうという。
厳密には、元の波動に異なる波動がプラスされてしまうことから
肉体生命として生まれ変わる以前の意識には戻れない‥との噺がされている。
何がどう変わるのかを知る由もないが‥これは、
「自分たち本来的なオリジナルの形質が失われるのではないのか?」
‥という耐え難い選択に迫られることを意味する。
※ 想定外の経験をしてしまうことに因る従来のスタイルを自己否定しかねない事への警戒だ。
> 是は、何を以てそこまでする必要があるのかの問いでもある。
1-4)1
> 例えば、自分たち種族が生き残る上での選択支だったとしよう。
周りにいた意識体たちがどんどん肉体に宿る実験に参加している。
その結果、従来とは違ったサポートが必要になって来た。
しかし、自分たち種族の間にはまだまだ慎重意見で占められており
その対応において、多くの心理的状況を確認できていない‥そんな状況だとしよう。
‥現場を知らぬ者らに、いつまでも良心的なサポートは成り立つまい。
「嫌でも避けては通れないのだ。」
> ならばその時、種族の中には2つの意見が衝突することになる
一つは、自らの変化を怖れずに積極的に肉的生命に宿ることを試みるタイプである。
(人間タイプへの転生だけとは限らない)
もう一つは
‥全員共に連れ立てば、オリジナルな自分たちのスタイルを本当の意味で失いかねない。
其を予期すれば、自らに転生を禁じて、自分たち仲間のサポートに集中する役回りの選択支だ。
(仲間以外のサポートは、肉的生命に宿った側の任務とされる)
この二つは、どちらも必要な視点であり、両方が協力することで意味を持つ。
‥そして尤も複雑になりそうなのが
私たち人類に見られる高度な文明を築いていく生命に宿る場合である。
私たち人類の好奇心ほど、狡猾で残虐で無知にも平然と冒してしまう形質を抱えた生命もない。
それが、天使の意識体にとってどのような負荷に相当するのか‥当初はまったくの未知だった。
1-4)2
> 羽根を生やしていない存在でも、同じことを考えただろう
すべての存在が天使のような出自であるとは限らない。
始めから人間として誕生していたのなら、
そんな話を聞いたところで‥「なんだ?」という入り口でお終いだ。
‥宇宙における多様さの話題からしても、「天使だからって何?」という視点もあるわけである。
ところが
時代を経ていくと、必ずや多くの種族の間に先祖返りを試みる傾向があるそうだ。
自分たちの元々のオリジナル性を失うことで、無くしてしまった何かに惹かれるのだろう。
その時になってからでは遅いという事だ。
‥如何なる技術を以てしても、簡単には再現できないらしい。
コピーとかクローンとか、所詮デジタルとアナログぐらいの所になると差を感じる感覚か‥
ちなみに
クローンとは肉体そのものを介した培養であり、コピーとは念を用いた転写技術の違いである。
‥まぁそんな感じで理解しておけば良いと思う。
> 本来的には
如何なる意識と言えども、初期値は同じ。
特別に大きな意識体からの役割分化からの誕生でもない限り、それこそちっぽけなイメージだ。
それを何十億年もの歳月を経て、ある程度の思考をこなせるまでに成長する。(凡人よりやや下)
‥数を急ぐ場合には、それら途中のステップを端折ってでもコピーかクローンでの準備をする。
しかし、そのような技術を用いてみたところで
それこそ超自然的に発生したオリジナルに比べると‥優位性において何かが異なるのだと言う。
オリジナルを基に、コピーなりクローンを重ねても同様で、オリジナルには劣ると言う。
何を以てそのように語られるのかは分からないが、
そんな宇宙的な事情からか‥ありとあらゆる生命において、種のオリジナル性が尊重されている。
1-4)3
> こんな話なら、オリジナルの勢力が大きい場合でも何かが巻き起こりそうだ‥
‥私たち人類で言うなら、差別や偏見ということになる。
でも実際、種族的な流れの中において、オリジナルを振り返る時期というのは
後悔先に立たずとも言える段階に達している。
だから
遺伝的にオリジナルが生き延びていたとしたら
学術的且つ科学的なサンプルとしての扱われようが想定されて来よう。
‥またそこから遺伝子を取り出して、自分たちに移植する。そんなことを試みることになる。
それにしたって、不自然さは拭えない。
だから、そこまで高度に文明が達すると、争いそのものに対する警戒感が殊更に強い。
> ‥しかしこうも言えるだろう
遺伝的な進化の方向性に寛容なレベルに達した文化圏ほど
遺伝的にありとあらゆる好奇心を満たさんがために、
‥エグいこともグロいことも種族的にやり尽くしているのだと。orz
確かに‥そんなん連中を端から見ようなら、そりゃ‥
‥なんちゃって天使にしか見えず、そりゃもう‥オリジナルと比べたら白とグレーだ。
オリジナルがただの理想でしかあれないかどうかは別として、
その他大勢という枠組みで解釈するなら、天使の数が希少とされる意味合いは十分に頷けるのだ。
(宇宙のほとんどは、ブラックかグレーに満ちている。ピュアな天使は0に等しい割合らしい)
1-4)4
> まぁそんなこんなで
「‥オリジナルの魅力を持つ天使の如くを目指すなら、かような屈辱とて耐えねばならん。」
また、その手の太古の過ちを持ち出してきて、いつまでも責めてるようでもダメだ。
そのような有り様では‥自らをグレーと主張したも同じじゃないか!!
同じグレー止まりの精神の分際で、横並びにいる先輩グレーをいつまでも批判するものではない。
そんなのは『ブラックだ!』と釘を刺されんばかりにあろう。
「すべての人類に天使の心を願って止まぬなら、自らに自覚せよ!」
「‥それがどういうことを意味するのかは、自分で考えなさい。」
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