2010年11月30日

超簡単!水没と排水と水車の発電による永久機関のお話

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 またまた来ました永久機関の概念。今回利用するエネルギーは海水です。誰しもが見過ごしてきた沈没の原理。それを逆手にとってエネルギーにしてしまおうという発想です。

1.船体や海中施設に穴を開ければ嫌でも海水が浸水してきます。
2.浸水した海水を隔壁槽から排水させるには、管を介してそれを空に向けて放出することになります。単純、満水時に得られる水圧を用いた排水です。
3.その排水管の途中に回転翼を付けた水車を宛がい、その軸とモーターを連結させれば、後は勝手に発電が得られるという下りです。

利点:
・波や風そのものから電力を得ようとするよりも確実。
・地上の風車と比べても、必要とされる施設の大きささえ得られれば、得られる電力量は安定的。
・ダムのように地表を水没させることなく、断崖絶壁の沿岸部もしくは海面と海底をうまく活用することで、強大な電力を得られる可能性が十分に見込める。

> とりあえず、名称を決めておきましょう。すばり『沈水発電』です。(笑)
> ちなみに超簡単なのは理屈だけです‥


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 沈水発電の問題点を想定すれば、二点ほど挙がります。

1.取り込む海水の影響で、隔壁槽に藻が発生したり、貝がこびり付いてしまったりする事で懸念される、隔壁槽や管内の汚れです。隔壁槽がふさがれてしまうようでは意味がありません。
 と同時に、用いられる水車の素材によっては、海水や汚れの影響で羽根部がすぐにダメになってしまいかねない点です。

2.もう一つは、海水を吸水する勢いが強いことで起こり兼ねない環境への影響です。船体のように移動させて用いる事が前提であればともかく、固定させて施設利用しようと思えば、何を吸い込むかは懸念材料そのものです。
 その逆、排水に関して問えば、ダムと同じで海上に滝を出現させるような話ですから、海水に空気が混ざりやすくなり、生態系には+に働くと思われます。その結果、プランクトン等の微生物が発生しやすくなるかもしれません。
 つまり、吸水口と排水口にはある一定の距離を設けて置かないと、隔壁槽にどんな生物が迷い込んでくるかわかったものではないという事項が想定されます。



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 隔壁槽の藻や貝の対策に、木材が考えられると思います。昔から手漕ぎの船にしても、藻や貝が底部に張り付くというのは見られません。その代わり腐りますけどね。
 そこで、リグパルという新素材が挙げられます。詳しくはググって下さい。
 リグパルの特性は紙材への応用でありながら、木材に化けて形状自由に加工でき、かつ、リサイクル可能という点です。
 このリグパルを、張り詰めたり、あわよくばコーティング可能であれば、部材を交換させるだけでメンテナンスが可能になるものと考えられます。それが可能であれば、羽根部の表面素材としても検討できるかもしれません。



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 では次に、技術の応用面を考えてみます。

 仕組みが単純なので色々と浮かびます。まず、小型な船や海面浮上設備として用いるならば、日本の広い領海を見張るための自動監視艇なんてどうでしょうか?、救難者の捜索にも用いられるはずです。動かずとも浮遊しているだけであれば、灯台の代わりになります。
 昼間は充電させて置き、夜間だけライトを照らしながら自動で哨戒。ライトが近づいてくるだけでもおちおち密漁なんてやってられないことになります。どこまで電力が賄えるかが鍵ですが、海上に固定の給電施設を設けことができれば、哨戒に必要なエネルギーコストは低く押さえられると思われます。漁業業界からも要望が起こりそうですね。

> そのマクロ視点からの戦略的な理由付けとして次のような視野が広がります。

 海上に船舶の給電施設を設ける事ができれば、アフリカまでのエネルギー経費を抑えることが適います。言うまでもなく、中国市場にこだわる必要がなくなります。また、そのアフリカを中継に繋げやすくできれば、ブラジルとも繋がりやすくなるわけです。
 つまりそうともなれば、中国は王様ヅラばかりしていられなくなるという下りです。

 ちなみに沈水発電の巨大プラントを造ることは、石油発掘プラント等を造る事で懸念される流出事故等のリスクがない代わりに、隔壁槽の構造をどのように形成させるのかに相当の技術が求められる事になります。
 その代わり、見合ったハイリターンが見込めるでしょうけどね。


 その施設にさらに真水のプラントを組み合わせたとしましょう。何もただで排水しっぱなしにする必要はありませんし、海上プラントで生活しなければならない技術者等にしてみても、真水の確保は欠かせません。
 つまり、今まで活用されてこなかった、沿岸部の断崖絶壁に沈水発電を建造すれば、電気と水が得られてしまうと言う一石二鳥の土地活用が可能になるものと想定されるのです。
 オーストラリアとかイギリスとか、沿岸部の断崖絶壁に恵まれた先進国ならば、喉から手が出るほどの騒ぎになりそうですね。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:58 | Comment(0) | 目の付け所をナス | 更新情報をチェックする
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