2011年10月21日

【詩】二月の豆撒き忘れるでねえぞ

改稿.2015/08/30...2011/10/21...

鬼は外、福は内
心の外は鬼ばかり、心の内は福ばかり

鬼は外、福は内
心の外は鬼ばかり、心の内は福ばかり

心の外とはなんだろな
心の内とはなんだろな

人世は外、宇宙は内
人世は外、宇宙は内

人の目ん玉で見上げている世界こそ実は内側さ
宇宙から見て人世こそ実は外側さ

そら、見てごらん

人はいつでも宇宙を見ては福を探しとろう
宇宙はひたすら人を待つばかり

人世は外、宇宙は内
人世は外、宇宙は内

さぁさぁ、そんなに尖っとらんとこっちにおいで

鬼は外、福は内
鬼は外、福は内

まずは手を洗うだぞ
まずは足を洗うだぞ
うがいもするんだぞ

そうやって身も心もきちんとしとらんと内には入れられねんだな
それじゃあんまりだから、芽が出るようにと豆撒きだ
鬼に向かって豆撒きだ
人世に向かって豆撒きだ

もともと福が大きくなるように
もともと宇宙が大きくなるように

それが内側の願いってわけさ
人の願いなんぞ二の次なのさ

一の月は内の祝い
二の月は外の祝い
二月の豆撒き忘れるでねえぞ

鬼は外、福は内
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:58 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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