2012年07月06日

超高所消防を考えよう 改訂1.0

1-3)0
 スカイツリーの紹介を見ていて思ったのは、もし地上数百メートル上空で大火災が発生したとしたら、一体どうやって対応するのだろうか?‥の疑問であった。
 その手の紹介は見た覚えも聞いた覚えもない。
 ただ、バカの一つ覚えみたいに、イルミネーションが綺麗ですよとか、経済効果がうんぬんの紹介だけだった気がするな。

> どうなってんだ?‥ということで考えてみた。



1-3)1
 イメージしたらこうなった‥

・ TNT火薬の代わりに消火泡を搭載。
・ 忌まわしきVT信管の代わりに高熱探知信管を装備。
・ ボディーはペットボトル。
・ 射出するならピッチングマシン方式。そこからの噴式への切り換えもありうる。
・ ヘリに積むなら噴式、推進機関の燃料には、水素と酸素‥かな?
(※専門知識は無いのであくまで大雑把な意見。)

 つまり、消火弾をロケット噴式方式にして、高度火災箇所に向けてガンガン射出して消火する。高度と言っても千メートル上空まで届けば十分である。射程もそのぐらいになるのかな‥
 名付けてそのまんまファイヤーマン。
 射出前には、誤爆しないように、消火したい範囲をインプットしてから射出できるようにする。あとは、消火弾に装備されたセンサーがGPS・高度計・高熱探知センサー等で位置計算しながらポイントを目指して突入し、自爆発して泡消火する仕組み。
 泡をまんべんなく飛び散らすための爆破力が必要になるが、残った推進燃料を使って内部爆発を引き起こせるようにすれば、消火後の誤爆を防げることになると思うのだが、それに関する知識は一切知らないのであしからず。

> まぁ誰かが開発してくれるだろう。需要なら世界中からのオファーが飛び込んでくるはずだ。

 ‥ただし、次なる開発が絡まないと理解は得られないかも知れない。



1-3)2
 これの方式でうまく消防できるとなると、次はこんな進展が考えられる。

・ クラスター爆弾の原理を用いた広規模火災に対応させた、大型消火弾。

 自衛隊をはじめ世界の軍隊は、未だに広規模火災には対応できていない。それで税金泥棒と言われてしまうのが、戦時利用しか想定されていないジェット戦闘機に爆撃機だ。
 それらの機体に、その手の大型消火弾を装備できるようになればどうだろう‥国民の意識と期待はがらりと変わる。

> 戦争が要らないからと言って、戦闘航空機まで要らないとはならない。

 確かに戦闘航空機ほどの出力は必要とされないだろうから、広規模火災時対応型の航空機の開発が要望されることになるだろう。
 しかし、どちらにせよ開発に求められる順番は、消火泡を搭載した消火弾の有効性の確保からである。

> とくにこれの需要の期待の一番は、湾外に並べ建てられている燃料タンク連鎖爆発災害時への対応だ。これの災害レベルの消火にも対応できるとなれば、誰もが驚くことになるはずだ。

 まぁ、夢のような話で終わるか終わらないかは、人智しだい。可能性はあると思うが、燃料タンク相手ともなると、消火させるよりは、凍結させてしまえるぐらいの科学反応が求められるかも知れない。
 瞬間凍結弾‥SFであると同時に、超危険な兵器の扱いでもある。消火泡とは大違い。お粗末。



1-3)3
 あとは、これらの消火弾を用いた消防活動をする際の、専用のサイレンが必要だ。

 何はともあれ、爆発物の連続発射が想定されるのだから、住民に待避してもらわなければならない。
 それに、広規模火災時に戦闘機が飛んできたら意図不明に陥る。戦争かテロかと勘違いされても困るだろう。

 だから、専用のサイレンが求められる事になるのは間違いない。
> 戦闘機にもサイレンランプを備え付ける時代が来る!?
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:30 | Comment(0) | 目の付け所をナス | 更新情報をチェックする
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