2012年07月10日

印刷出版文化はこうして生き残る‥

1-5)0
 本の大量販売時代は終演した×地域図書館の公務管理の時代も幕を閉じつつある=合体なのだ!の巻。

 今や本の売れない時代、合わせて図書館管理に経費が下りずに新刊本の入らない時代である。じゃ、コラボしよう‥という流れが一部で起きていると言う話。

> 早い話、それに食いついてみたら下りてきたアイデア。



1-5)1
 図書館は本を貸す場所。本屋は立ち読みする場所。じゃ合体だ。
 名付けて、図書館本屋である。

 新刊本をレンタル。一冊1500円しているような値段の本を一冊売っても本屋の手取りはしれたもの。じゃ、一冊150円でレンタルしても同じ事。

 店内は古い本も扱って、図書館スタイルがベース。古い本は10円とか20円でいいだろう。子供にも優しい駄菓子値だ。
 席代200円を払えば読み放題。席代が高いならドリンクバーと合体だ。

 新刊本がドサッといきなり全部がレンタル。ビデオレンタルと違って、回転率は悪そうだが、本を借りて読むような読者層はたぶんマナーが良いはず。
 長い目で見れば、本を売るよりはリピーター支持は高いとみる。公共としての価値の何ものでもない。

 1500円は出せなくても150円でならの層はかなりいると思う。
 何しろ電子ブックのデータ版を買うよりずっと安い!



1-5)2
> さて、それだけで終わってしまっては意味がない。
> 図書館本屋はそれでよくても書き手が泣くぞ。

 二つ目の作戦だ。

 本の返却時には必ず、アンケートを取ることを欠かしてはならない。
 アンケートに参加してもらうためにも、アンケート返答後のポイント還元は必要である。

 で、そのポイントを図書館本屋の中だけで、処理するのも酷だろうから、どこかと組まざるを得ない。まぁなんだ‥敵に塩を送るのか送ってもらう事になるかはわからんが、やっぱりTポイントのTカードしかないだろうな。
 という所で、記事「すべてを呑み込むコンテンツオンデマンド下克上の錦絵図」の補完となる。

 現物派の読者は気に入れば必ず現物が欲しくなる。それは電子データの域だけで満足などする所がない。その手の需要は必ずある。
(※ ただし、持って帰れば、コピーし放題になるのは否めない。それが嫌なら、レンタル本向けにコピーの撮れないような特殊印刷でも考えるしかないだろうな。)

> ようは、如何に無駄が生じないように生産できるかである。

 そこでアンケートの内容に「今回借りた本を、個人に販売するとしたら、いくらまでなら買うか?」をその都度集計するようにしておこう。
 すると、全国から集まったそれらのデータ(タイトル単位)をもとに、売り上げの一番見込めそうな値段を参考に、グルーポン方式で購入希望を募るのである。
 何人以上集まるといくらに下がる‥とか、さらに何人以上になると豪華本を抽選で何名様に‥とか、とにかくグルーポン方式を組み合わせて、無駄の出ないように完全予約制生産にしてしまえばいいのである。

 ただし、注文するタイミングが新刊出版から時間が掛かりすぎても冷めてしまうだろうし、グルーポン方式に参加したけど、やっぱりキャンセルなんて事もあるだろう。
 その辺の使い勝手はいろいろと詰める必要がある。


※ グルーポン方式販売の参加状況はネットを介して誰でも見ることができるわけだから、それはそれで、「ネットで借りて‥ポストで返却なんて‥」要望もあり得るかも知れない。
 しかしそれはそれで、「電子版を買って下さい」って話でまるく収まると思う‥だって本だよ本、まとめて何冊も借りてみたって枕にしかならないのが相場だ。それで返却がいつになるのかわからない部分があるとなればリスクにしかならない。
 図書館本屋にそこまでの余裕なんて無いのだ。



1-5)3
 三つ目の作戦である。

 レンタル用本のその後である。
 ある程度の数を刷らなければならないため、かなりの量が発生することに変わりはない。
 中古扱いで売るのもいいが、それではグルーポン方式とダブってしまうので宜しくない。
 そこで、学校や病院に余分を寄付するか、お安く卸すかするのが得策だと思う。

 なにしろ図書館本屋の半分は公共の図書館存在である。それに相応しい在り方を求めるべきである。



1-5)4
 さて、こうなると雑誌類はどうなるかだ。雑誌の種類にもよると思うが、多くの販売瞬発力の求められるタイプは、電子配信に的を絞るしかないだろう。
 それ以外に印刷した物を求められた場合は、特集だけをまとめた号とか、人気の有るコラムを集めただけの号など‥、人気の良かった部分だけを保存版としてグールーポン方式で募って、応募数をみながら売ればいいと思う。保存版に雑誌ほどの広告記事は不要なのだから。

 これをマンガ雑誌で言うと‥、売れるか売れないか微妙な作家を含んだ号が電子出版、その中から上位人気作家だけを集めた号をグルーポン方式で募って印刷出版。
 あとは、コミック版の流れだ。これは、同じ人気作家群で三度おいしい。誌上に出て来れなかった作家にもさりげなくチャンス到来になる。



1-5)5
 しかし、グルーポン方式は何かと前払いみたいだし、何かと敷居が高いような気がする。富裕層だけを対象にしたサービスにも映りかねない点が、どうも不安要素でしょうがない。
 その辺の敷居を低くする意味でも、図書館本屋会員のみの全国ネットで、キャンセル不可の後払いのルールにしてしまった方が通りが良いような気がする。
 それを、同じタイトルでもこまめに繰り返すのである。一回やったらそのタイトルのグルーポン出版が終わりという話にはならない。そして毎回同じ値段とも限らない。版を重ねれば集まりも鈍くなり、値が高くなる傾向をみせるだろう。
 これの方が、店舗を通した図書館本屋系列だけで回したいとすれば、勝手が良いはずだ。


 そこで、雑誌の場合は、図書館本屋に現物を毎回何冊かを非売品で置いておき、次の号が出た週の日曜日にオークション販売にでもするとか?、くじ引き販売でもいいだろう。客寄せには最高だ。本屋に客寄せサービスなんてないからね。
 出版社にしてみても、現物にして見てなんぼの達成感なのだから、電子版が売れればそれで満足の話にはならない。
 ‥それで残りが出たとなれば、それこそ廃刊5秒前である。出版社にしてみれば切腹命令も同然。もしかしたら地域差だけかも知れないが、返品やネットの数値ではわからない現実を、即座に突き付けてもらえるのは、切り替えを出版社側に促していく上でも分かりやすいだろう。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 06:00 | Comment(0) | 目の付け所をナス | 更新情報をチェックする
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