2012年10月08日

【原発ムラ】東南アジアの原発排熱でスーパー台風の発生確率を高めて被災増産を狙う

改稿.2015/09/06...20121008...

 原発一基を冷やすのに用いられる海水がどれ程に必要で、
 どれぐらいの熱交換がされるかについての詳細なデータを私たちはよく知らない。
 原発問題をさんざんに騒いでいながら、その肝心なところを知らないのだ。


> こんな記事があった(2012年の夏)


 米東部コネティカット州のミルストン原発で、
 猛暑のため、機器の冷却に利用している辺の海水温度が規定を超え、
 電力会社が原子炉を停止させたことが分かった。米メディアが14日までに報じた。

 停止したのは2基ある原子炉のうち1基(出力88万キロワット)。
 同原発の安全規定は、冷却水が23・9度を超えないよう定めているが、
 13日に海水温は24・8度まで上がった。
 電力会社の担当者は
 「この夏の海水温は(1970年に)ここで原発が運転開始して以来、最も高い」と話している。

 報道によると、米国では内陸部にある原発では冷却用水の温度上昇により出力を下げたり、
 原子炉を停止したりした例はあるが、今回のように沿岸部にある原発では異例の事態という。(共同)


> この記事を読んでいて意外に思ったのが


 「冷却水が23・9度を超えないよう定めている」の文言だった。
 ‥体温よりもずっと低く設定してある意味がよくわからなかった。

 でも考えてみるに、素人ながらにも2つの見方が考えられる。

 1.冷却効果の望める水温の境目というのがあり、
 それよりも高くなると、安定したレベルでの原発運用が望めなくなるため。
 2.海洋生物への配慮。技術的に安定したレベルを十分に確保できる水温にあっても、
 それ以上の廃熱を無闇に海に捨てていると、否応なしに海洋生物に影響が及ぶから。


 常識的なラインで言えば2だと思うが、
 報道記事の空気からすると‥まさかの1の気がしないでもない。
 そう思えば、沖縄には原発が無い。まさかのそれの理解にもなる・・・「あ★」

 「‥そんなにももろいアキレス腱を抱えて運用してたのか???」

 それじゃ、四国辺りにある原発はどちらかというと強引に建造しちまったってことになるんだろうな。
 「それで‥瀬戸内の海、温まっちまってんじゃねーの‥」

 それどころか‥日本中の海の死滅化傾向にも一役買ってたなんて現象にも繋がってるかもだな。
 ‥なんとかって言う海藻が生えてこなくなるだけで、アワビもウニも育たなくなるんだ。
 (その海藻の死滅する海水の温度差と、ほんのわずかな差でしかない)


> それにしても


 23・9度制限のところが、24・8度までに上がったって、
 それは原発の廃熱の影響ですか?|それとも、太陽に因るものですか?
 表現の微妙な所が、それとなく怪しいか‥

 ‥そんなんでは、原発一基の廃熱効果は馬鹿にならないって次第を前提にするしかない。

 しかも東南アジアでの話だ。
 赤道近辺の原発と言う点ですでに安全なわけがない。リスクが高すぎる。
 日本政府の支援だろうとなんだろうと、どれだけ冷やせば安全に運用できるのだろうか?
 どれだけの熱交換を前提にしているのだろうか?

 ‥原発ムラが、想像を絶して怪しく見えてきた。


> 得られるデータ次第では、スーパー台風テロ計画ムラと呼ばせていただきます。


 「文句があるならデーターを出すべし」
 東南アジア周辺の水温が0.5度上昇(海面平均)するだけで、
 スーパー台風の発生確率が決定的に上がるのは、もはや認知された世界。

 ‥少し前、中国で原発500基計画が持ち上がっていた。

 それが実現していた場合のシミュレーションも行った方がいいだろう。
 イケイケ中国人の頭を冷やす意味でも良いデータになるからな。


> 主旨はあくまで、原発の廃熱が海水にもたらす海水面温度の温度変化である。


 スーパー台風の発生確率の上昇は、東・東南アジア一帯の大問題である。
 そのデーターを弾き出せるのは京クラスのスーパーコンでしかない。
 日本が率先してそれのシミュレーション・データを算出して公開すべきである。

 ‥まぁなんだ、原発の時代は終わったという事になるだろう。


 「シミュレーションの結果公表、よろしくお願いしま〜す。」
posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:23 | Comment(0) | 刮目/奴ら絡み | 更新情報をチェックする
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