2012年10月14日

BB新規加入+PC半額の商法は、なにかと不届きなサービスでござい

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 BB新規加入+PC半額とか、新規加入でスマホ格安購入可のサービスは、登場当初こそ画期的に見えたが、時間が経つと共にその商法の理不尽さがもたげている‥



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 すでにこれのサービス商法の登場から五年は経過している。

 気づいてみれば、誰がどう考えても、それのサービス対象になるのはほとんどが若者だ。それも一人暮らしが大前提のサービスである。あと、それ以外に対象になるとすれば引っ越しの世帯ぐらいだろう。
 つまり、今や高齢化社会にあるのだから、新規獲得の余地のある若者を対象にしてみたところで、消費促進の刺激材料になるわけがないのである。

 そのサービスを横目で見ている一番の購買層にある中年層からしてみれば、そこまで安くなるんだったら、安くなるまでトコトン待ってやると思うだけであろう。


> だからそろそろ視点を変えた商法に切り換えるべきだと思う。



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 時代はすでに、インターネットに接続するのが当たり前の時代から、インターネットに接続しているのが当たり前の時代になった‥まずはその辺りの認識から見直すべきだ。

 すると、こうなる‥

 家電量販店での促進サービスを終了し、接続会社自らが端末の促進サービスを手掛けるべきである。それが流れだと思う。
 すると、売る概念では量販店とかち合ってしまうことから、レンタルの概念を持ちだすことになる。それでも買ってもらう形が得られなければ、製造メーカー側には何もメリットが得られず協力関係は望めないだろう。

 そこで、接続会社から新品のPCを一台レンタルするとしよう。
・ 処理レベルは、その時流のベーシッククラス。
・ それを一台レンタルするための条件として四〜五年契約を提示。
・ 月額千円のレンタル料で四年なら48000円、五年なら60000円だ。
・ 中途解約は、買う買わないは別として、その残額を支払ってもらう点は言うまでもない。

 この形であれば、量販店やサイトで対象になるのは、それより上位の性能を有した機種ということになるから、かち合うことが起こりにくい。

 この形のもっとも合理的な点は、サービスの対象になる年齢層に偏りが無いことだ。
 そして、五年も経過すると何かと性能もバッテリーも色あせるわけだから、丸ごと買い換えたくなる‥。

> そこで次の一手である。

・ 買い換え料金を別途+して出せば、新機能型を手にできる形にすればいい。
・ 言うまでもなくレンタル料はそのままに継続の形になる。
・ 中途で買い換えたいなら、残り期間分だけレンタル料が倍になる感じだ。
・ そしてその時のデーターの保障までを接続会社がする必要はない。
・ 必要があるなら、その手のバックアップだけを別事業化にしてしまえばいい。
・ そのときのいざこざを解消する上でも、丸ごと交換が前提条件になる。
・ 二台目が欲しいなら、そのままレンタル料が倍の契約になる。

 まだ使えるのであれば、回収・再処理した後に中古でのレンタルに回せば良い。
 買うのも何だけど今すぐ数台必要だとか、一定期間だけのレンタルがしたい場合の機種に、それの中古が回ってきたって誰も文句など言わないだろう。
 まぁ使うとなるといろいろとインストールしなければならないから、その辺の時間コストを考えても、一定期間といえども半年〜一年の契約が期待できるのである。
 レンタルも長くなれば、古くなってガタが来る。それはそれでそのまま廃品回収となる。

> その形であれば、都市鉱山もキチンとリサイクルされて問題解決への道が開くと思う。
> オールビジネスでの過程を考えればコスト削減は明白である。



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 ただし、問題点もある。

 デスクトップPC、ノートPC、タブレット端末、スマホ携帯‥時代と共に、求められる端末の種類が多様化してしまえば、いくらスタンダードだからと言っても、どれをどれだけ用意しておけば良いかという点が超難問になる点だ。

 狙いを外せば即在庫続出だ。それを避けたければ、レンタル品が手元に届くのは、契約してから1週間ぐらいあと‥をお約束にしてもらうしかない。
(※ まぁサービス開始時ともなると殺到することは避けられそうにないだろうけどね。)

 しかし、その辺りの無理を押し通そうと思えば、新品に関してはデザインを選べます‥のサービスは、どうしたって必要とされるだろう。
(※ もちろんデザインの選択は別料金で良いと思う。)

 それで、そのデザイン問題で、デザイナーからの突き付けを喰らって、前後の機種の間にまったくパーツ交換が成り立たないなんて落ちになりそうなのが、かなり気になる。
 そうでなくても接続部やフォーマット等の新規格に対応させた変更が当たり前にあるのだから、中古からの修理パーツ確保までを織り込もうとすると、途端に無理が生じそうだ。


 例えば、以前のデザインのままに、中身だけを新性能に買えて欲しい‥なんて注文が殺到した場合である。
 これは高い性能のPCを求めるよりも、見慣れたデザインの継続を望んでのレンタルという形になるわけだが、実態を言えば購入したも同じである。それがここに提案している形での新サービスだ。
 だから、ボディーをそのままに何とかして欲しいなんてニーズも考えておかなければならない。

 確かに、古くなったパーツは回収してもらえば良い‥けど、お気に入りのボディーは残したいなんてこだわりは、それなりの確率で発生するだろう。
 なにしろ別料金で払うのが前提での話ならなおさらになるのだ。


 ‥すると、こうなる。

> 外のツラ(外装)の交換だけのサービスを別に事業化してしまえば良い。
> 機能面での意図不明な多様化はガラパゴスなどと揶揄を受けるが、外装デザインの自由化は別の解釈がされるだろう。
 それがグローバルスタンダードである点において何ら疑いようがない。

 もちろん、端末会社や製造メーカーがその手のサービスを了承するかどうかになる。

 それで、そういう外装の交換が流行ろうなら、普通に外装のデザインをどうするかになる。製造メーカーにしてみれば、あえて簡素化したモノだけを出せば良いことになるわけだが、見た目が単調だと受けが悪くなるのは言うまでもない。

 しかしながら、たとえ形だけのレンタル商法にあっても、デザインが自由にならないのであれば、半分買ってもいる仕組みの事実を受け入れることなど、到底無理とされるだろう。
 とくに女子‥、対象になっているユーザーの半分は女子である。


 それでもこう考えることはできる。

 パソコン内部の性能アップに興味関心はほとんどないから、それには金を出す気はさらさら無いけど、自分好みのデザインにしてそれが人生の長きに渡って付き合えるというのなら、いくら出しても惜しくない‥それが女子。
 であれば、金を出した外装をそのままに内部の性能アップに応える所にまで手を尽くせば、端末の内部需要も常に保てる解釈になる‥まだ使えるのに、使えなくなってしまったお気に入りに我慢がならないのも女子である。欲しいのは所詮ツラだけだ。新機能なんてモノは、話題の共有にしかならないのが女子である。
 言うまでもなく話題の共有は機能ではない、マイデザインである。それが女子。

> 男子で言えば傾奇者だ。そういう需要はごまんとあるのが実は日本の土壌だったりするわけだが‥如何だろうか。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 05:08 | Comment(0) | 目の付け所をナス | 更新情報をチェックする
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