2013年03月28日

【アイデア】Wi-Fiと光ネット有線、そこに出現したジレンマからの曙

1-4)0
 Wi-Fiのお陰で、ケータイ料金の価格破壊が進んでいる。
 ついでに言うと、光ネット有線の立場も瀬戸際に追い詰められている恰好だ。

 結果、今やリアルの引っ越しを考えた時、IP電話が過去の提案である事に気が付く。、

 番号を維持したい。まぁ、番号ポータビリティの制度があるから維持はできる。
 しかし、維持するには、先に引っ越し先を決めて配線工事を済ますか、そうでなければNTT加入権に絡んだ縄張りが、ゾンビの如く顔をもたげるのだ。

 この化石のようなNTT加入権を介するぐらいならケータイを持つのが常識だ。
 そう考えるのが今や流れだが、黒電話に馴染んできた世代はなかなかそうは行かない。



1-4)1
 黒電話の進展形、親子電話にしても、ケータイ張りの記憶をしない仕様になっている。停電等で親機の電源が落ちると登録が消えてしまうのだ。たぶんメモリー量が少ないのだろう。その範囲外のデータは消える‥?。昔じゃあるまいし、S-RAMいくらの時代だよ‥
 そういう意味でも、ケータイ利用を促しているかのようでもある。

 とにかくIP電話の番号を維持したければ、ネット有線に接続しなければならない。
 その接続にしても、昔の黒電話のようにサクッと電話線一本では済まない。
 親機と子機でコンセントを2つも陣取る‥その上で、回線接続の端末を最低2つ設置する様式になっている。さらにコンセントを2つ陣取るのだ。合わせれば4つ‥OTL

 そしてなぜか電話回線を介する方式になっているせいで、屋内のレイアウトが致命的に限定されることになる。

 それをやってしまうと掃除もままならない。なにしろ、安物のACアダプターにあたると、すぐに内部断線しやがるのだ。1ミリたりとも動かせない‥orz

> そこに訪れるジレンマ、理不尽、イライラに金を払うなんてまっぴらご免被る。


 NTTにしてももはや、黒電話の時代で無いことを理解した上で、ネット接続を推奨している。ナンバーディスプレイなどという内訳を未だに持ち上げたままにしてある時点で、どことなく投げやりだ。
 ユーザー心理としても、ナンバーディスプレイにわざわざ料金を払うなんて嫌だし、ケータイを持っているなら、わざわざIP電話に基本料金を払いたいなんて思わないだろう。
 そのせいか、有線ネット接続の基本料金の顔を担うのは、今や光回線の方だけだ。

 そうでない場合のケースにしても、ナンバーディスプレイを前提にしたNTT電話と料金比較させたままの言い分を挙げていたりする。この辺もなんとなく投げやりだ。



1-4)2
 この辺のジレンマを一気に解消しているのが、Wi-Fi効果である。

 ケータイ料金がぐっとお得になったお陰で、黒電話もIP電話も不用の長物と化している。NTTの加入権を払うぐらいなら、ケータイ新機種を買った方がなんぼか震災時の対応になる。そう割り切った方が賢明だ。

 すると、光ネット有線をどうするかという問題になる。

 TVを快適に見るために接続するにしても、引っ越し先にまずTV回線をなんて考えるのはお子様ぐらいなもので、大人ならまず考えない。

 電話の次はどうしたって、ネット配線だ。
 そこに、配線工事不用で対応端末さえあれば即リンク可能なんてWi-Fiが登場する時代になった。今はまだ過渡期の不満意見も多い。しかし、家の中のコンセントを一度に4つも陣取られることがなくなる‥それだけでも有り難いと思わずにはいられない。

 一方でこともあろうに、ケータイ一台電話専門+Wi-Fi回線PC専門で大体6千円程度に収まるようになっている。
 これは一般的なIP電話+光ネット有線の価格帯と同程度に収まる。
 高速回線を繋げなければならない用途を考慮しないのなら、まんざら検討外でもない。



1-4)3
 で、NTTグループは、自グループの事情から、ケータイ派とPC派の回線料金をどちらも同じ程度になるように想定して、料金を打ち出している。
 これは、言うまでもないがグループ間の縄張り主張である。

 速度を制限したり、ダウンロード制限をしたりと、なんだかんだでグループ間でケンカにならないようにしてあるサービスだ。
 しかしどう考えても、黒電話に未来はない。IP電話も過去のもの。
 光ネット有線にしたって、Wi-Fi制限を無くして高速化していけば、震災復興に弱いというリスクばかりが目立って立場なんて無くなるに違いない。

> このままで行けばそう見える。

 光有線が残ったとしても、政府、研究機関、企業の内線仕様の一部に求められるぐらいの感じだ。

 であるなら、立法は早急に、家電話に用いてきた電話番号でも、そのままケータイに継続できるような仕組みを用意する必要がある。
 でないと090に続いて080もすぐに足りなくなるはずだ。



1-4)4
 それにしても、在日・孫正義の目指して来たことは、NTT利権の破壊にしか映らない。
 NO.1になるまで社長を続ける気で居る。
 大したモチベーションである。否、執念かな‥

 そして日本国民は、本能的に、{NTTを守る}={日本人による情報管理の維持}に動いているかのようだ。

 ‥インターネットが流行れば、NTTが潰れると思った。
 ‥でも日本人の多くは、PCよりケータイだった。

 とにかく日本人からすべての情報の入り口を押さえたいから、ケータイ事業も進めて来たのだろう。それがiPhoneの登場辺りから劇的にゆらぎ始めた。
 さらにWi-Fiの押し進めで接続環境は様変わりの端境期に突入した。

 しかし、Wi-Fiは、上手く扱えばIP電話にも応用が利くはずだ。
 Wi-Fi端末に電話端子を差し込めるようにするだけで、黒電話だって生き返るだろう。

 ならば、ケータイを親機として、Wi-Fi接続IP電話の方を子機にして扱うようなサービスがあってもいい。ケータイがあればIP電話の電話番号も維持できるとするサービスだ。
 光ネット接続じゃなくて、ケータイもしくはスマホとのコンビにするのだ。
 もちろん、Wi-Fiだけのネット接続との組み合わせも検討できるだろう。

 ‥ここの意識の切り換えはとても重要だ。なにしろ震災時復興対応にもなる。
 期間限定でWi-Fi接続黒電話からの通話が無料になるとかね。通常はIP電話の利点通りでいいと思う。で、この場合は、IP電話の取り分がNTT本家側になる。


 スマホの自由な機能性なら、手で撫でるだけで黒電話側に情報の転送だって可能だ。
 なんなら、Wi-Fi接続IP電話の中にHDDを入れてバックアップできたっていい。

> たぶんそれがケータイ派の感性にブレイクするはずだ。
 スマホが壊れた時の対策にも一役買うことに誰しもは注目することになる。
 ネットは定額接続放題なのに、IP電話には同じ内容でしゃべり放題は無い。そりゃおかしいでしょう。
 なら、気にせずしゃべり放題のコースをWi-Fi接続IP電話の目玉にすればいい。
 勿論、その場合はケータイとのセット契約でしかできない仕組みになるだろう。それがWi-Fi接続ごと持ち歩けてしまうという解釈だ。

 まぁ黒電話受話器にも電源が必要だろうから、しゃべり放題のままに持ち歩けるわけでもないが、電話回線ごと、PCごとオフィス移動が可能になると、また違った需要も生ずることになる。
 なにはともあれ、オフィスを毎日自由に移動移転できても、ケータイの電池残量には気を使わなければならない。そんな時、黒電話をコンセントに繋いで、ケータイに掛かってきた電話を黒電話側に転送ができれば、黒電話も魅力的に映るというわけだ。

> サービスとしてはあるべきだな。画期的になる。

 また、黒電話にHDDが付くのなら、録音し放題の機能があっても良い。オレオレ詐欺なんて誰もしなくなる。音声が指紋と同じになるからな。

 そうすれば、NTTグループはグループ内でのケンカにならない。
 本家の立場は保たれることになる。
 残った従来の電話回線にしたって、光ネット有線専門にして回せばいい。
 とにかく回線様に許されるべきコンセントの陣取り数は、常時1〜2つまでだ。それ以上は認めね―。


> さすれば、在日勢力は接続業界からお払い箱になるだろう。
> まぁよくやってくれたよ、孫正義あってこその今のネット時代だしな。
> NTTだけだったらやっぱり無理‥そこは認めるだけのこと。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 06:09 | Comment(0) | 目の付け所をナス | 更新情報をチェックする
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