2013年03月30日

【極秘】プロジェクト黒電話

1-6)0
 黒電話の中にWi-Fi機能を詰め込んで、コンセント一本で電話ができる。
 これをプロジェクト黒電話と呼ぶとしよう。



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 電話番号はとりあえずSIMカードの類を黒電話に差し込む方式としておくが、それだけでは新規のインフラインパクトはあまりでない。
 だから、Wi-Fiの小型中継局としての役割を重ねて担わせることで、固定電話の立ち位置を無線でも確保してしまおうというのが狙いになる。

 例えば、黒電話一台で500m程度の範囲延長と回線幅8Mb/sの拡張をカバーするとか‥(シロウト発想なので技術程度と電力コストとの関わりはまったくわかりません。)

※ イメージが分からなければ、黒電話がその内部において常時、回線の接続作業をしているとでも考えれば良い。つまりP2P機能付きってことかな?
 もちろん、優先順位は自分の電話なり回線の接続が先だし、その場合は契約回線経由が主体となる。
 問題は、黒電話が織りなす拡張分をどこが仕切るのかだ‥管理システム(ソフトウェア)の権利という奴が絡んでくる。ここでは普通に契約回線側にあるとしておくが、全体的な合理性を考えるとそれだけでは不十分な気もする。
 理屈から言えば、Wi-Fiの法規定や商取引に則ったやり方になるのだろう。
> 詳しくはまったく知りません。あしからず。


 ‥とりあえずそうすることで、スマホやPCの無線回線の繋がりを容易に拡大・安定・高速化していくことが可能になる。
 つまり、回線業者側の設置負担を減らせるというわけだ。
 これは民間インフラとしての共存共栄の形を描く。

 先進国でのウケは今一つかもしれないが、後進国での話になるとその潜在需要はばかにならないはずだ。

 太陽光+黒電話、風力+黒電話‥それだけで通信インフラが確保できるのだ。
 もっとも大型の中継基地は必要である。そういう意味では企業間協力は欠かせない。
 個人で勝手にやれば繋がるというものではないが、その辺りの法整備に調整が必要なら改めればいいだろう。

> 共有協力してもらう礼として、黒電話からの通話料は一律無料。
> ただし、ケータイ回線またはPC回線との契約を最低1つ必要とする。
 そんなビジネスモデルを描くことができる。



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 黒電話からの通話が無料になるといっても、そこは商売だから、設置用の黒電話はお買い上げ頂いてもらってなんぼである。

 月額千円程度の基本料金×12×5年分ぐらいを頂ければ、もはや十分なPCを買えてしまえる時代である。それなりの機能を備え付けることは十分に可能だ。
 ピンキリで考えれば、もはや新ジャンルの装置の出現になる。

 こちらはシロウトだから余計なことは言えないが、いくらぐらいでどれぐらいの中継能力があれば十分になるかは、わかる人が試算してみれば良いと思う。

 すくなくとも、自宅の無線回線の接続事情が劇的に変化するぐらいでないと先進国ではウケないと思うが、その片手間で、ビジネス面では、計画的に市場の回線状況を改善していくことが可能になるとも言える。
 つまり、無駄に黒電話の機能アップを売り込んで、そのメリットとして、使用しているマイ黒電話と並列した契約分の回線が、ボトムアップの面で優先的に速くなる‥そんな感じだろう。
 ユーザー側が新規に黒電話を備えれば備えるほど、全体回線のボトムアップに繋がり、結果として接続会社の拡張コストも下がって、トップアップの宣伝が可能になる。
 どことなくインチキ臭い一面も臭うには臭うが、自分ところの回線速度を上げる方法として、ボトムアップなら黒電話の見直し、トップアップなら主回線契約の見直しという使い分けが可能になると考えて良い。これはそういう商売の話。


 固定電話は生涯単位での備え付けである。本体が故障を起こさない限り、使用続けることが可能だ。

 しかし、今時のいつ壊れるかも判らないようなロシアンルーレットなWi-Fi端末事情はあまりにもおかしい。とある韓国メーカー製造のそれの仕様をネットでチラッと見たところ、耐久保証気温が25℃だったような35℃だったような‥夏場には壊れる仕様になっていた。これは詐欺に等しい。まるで20℃以下の空調の利いた場所で使えといわんばかりなのは、原発利権と絡んでいるかのようだ。

 今のところNEC製とそこしか出回っていないようなので、問答無用で選択肢はない。

 ‥そこはともかく、一時的な電話代換算で考えてみると、10〜20年を見ないと割に合わないなんて意見もでるだろう。なにしろ電気代持ちである。



1-6)3
 一方で、ケータイ端末市場が衰退するなんて事にはならない。
 なにしろ所詮は固定電話の立ち位置止まりの扱いだからだ。

 しかしだからこそ、ケータイ端末とマイ黒電話との相互間活用が求められる。

 ケータイ端末に掛かってきた電話をマイ黒電話に転送できる。
 マイ黒電話に掛かってきた電話をケータイ端末に転送できる。

 バッテリー消費量の調整や、受信を録音したい場合などに、黒電話が使えればそれに越したことはない。その辺の使い勝手が好ければ、無駄に一人に一台ずつのケータイ端末と黒電話の時代なんてことにだってなりかねない。
 さらにその辺の要望から、言語の拾い出しやメモ等の記録機能をロボット化して自動でアシストしてくれるような事になると、もはや黒電話ではない。新たなロボット市場の幕開けだ。
 なんにしても音声で聞き直すのは時間が掛かりすぎる。企業にしてみれば、クレームや要望のメモ出しが楽になる。全体に向けて開発しない手はない。

 この辺りはどう考えてもケータイ端末のバッテリー能力では無理。
 その代わり、対象とする電話番号(マイ黒電話)にも同時に繋がるようにできれば、機能の拡張は可能だ。
 これは自由に移動ができる無線であればこその世界観である。固定で有線な回線のレイアウトほど最悪な物はない。



1-6)4
 それにしても、365日24時間、繋げっぱなしになると電力消費から来る電気代も馬鹿にならない。10w/hぐらいのシステムを考えても時間25円で計算すると2190円になる。
 黒電話からの通話料無料が高いか安いかは、黒電話を如何に上手に活用したかになる。
 勿論使わずしても、主回線の安定と速度が向上するなら恩恵は十分にもたらされるはずだ。

 それにしても電力消費量10w程度で、どれほどのWi-Fiの小型中継局としての機能を持たせることができるかである。
 ここはどうみても、年額での電力消費量を2千円以下になるように試算を示せないとたぶん難しいと思う。


 ‥しかしそのように考えると、モバイルなら、その昔、モデム搭載のノートPCがあったように記憶するが、それとなんら変わらないデザインになりかねない。

 もっともそれならそれで‥、Wi-Fi内蔵、黒電話に必要な拡張機能も内蔵(PC側にSIMカード差し込み口有り)、受話器接続口がサイドに付いていて、ファミレスか喫茶店かどこかの席に座って、机の横に備え付いているコンセントと受話器とをそれぞれ繋げばいい。そこが即行でオフィスになる。
 コードは持参が常識。インカムと組み合わせれば、必ずしも受話器は要らないが、インカムより受話器で十分と思えば、無駄に持ち歩きたいとは思わないだろう。
 店側の受話器に電話機能は特にない。あくまで単純なインターホン機能のオンオフ程度になる。主な操作はPC側で担えば良い。
 店側としてもメーカーとしてもそっちの方が安心だ。無駄に盗聴機器を仕掛ける事が成り立つように電気を流せる仕様では、お互いにどこに責任を持っていくかで揉めることになりかねない。

 そこで、そんなちょっとマイオフィスなサービスにどのように料金を頂くかであるが、今の常識でいうと‥飲食店の好意だったり、宣伝だったりで、電気代等を織り込んで請求するようなことはない。
 しかし、このように黒電話復活の動きとなるとどうなるかはわからない。
 サービス的なことで言えば、何も飲食に限らずに接続ステーションを開くことが可能になる。

 例えば、図書館の席利用だ。本屋だって良い。有料会員制で、年額2千円。月額2百円。本屋なら、4〜5時間程度の利用なら1500円以上の本を一冊お買い上げで無料なんて戦略も有り得ることになる。
 向かい合わせで喫茶店が備わっていたりと、複合的な展開だって考えられるだろう。今でも似たようなサービスはあると思うが、目的があからさまにマイオフィス利用になる点がかなり異質に映るはずだ。なにしろ静かな場所に電話が掛かってくるのが前提にある。

 調べ物するのにネット検索もあるが、気分転換に身体を動かしてこようと思えば、本の中を気軽に歩いてくるのも悪くない。で、結果、無駄に本を買うようになるか、ちゃっかり片手間で本の宣伝をブログでしていたりと‥そういう展開だって有り得る。

 そうなると、飲食店だって今まで通りのサービスだなんて言っていられまい。そこでこんな手が考えられる。ポイントの活用だ。(※あくまでオフィス利用様向け)
 150ポイント一店舗内、連続で閉店まで利用可能。もしくは0時更新。もしくはコンセントにメーター設置。月あたり25日利用で3750ポイントになる。これはかなりの金額を現金消費していないと成り立たない勘定だ。
 ただし、現金収益を目指す限りにおいて、ポイント系列店全体で考えればメリットになると思うが、一店舗の中身で見るとどうかは定かではない。
 どちらにしてもすっからかんの店のままでは集客効果に繋がらないわけだから、どっちにしても損にはならない感じだろうか‥

 そんなオフィス様の席を窓際に設けるべきか、それとも奥に設けるべきか、集客効果と顧客満足度を考えると微妙である。
 そこであえて窓際に設け、店の外からはWindowsの窓のデザインでお披露目なんていう手も有りだろう。問答無用でオフィス様専用席をアピールできる。ただしやり過ぎは禁物だ。一般客が勘違いしかねないからだ。

 もちろんオフィス席の利用に現金払いも可だ。でも現金でなんか払いたくはない。どうせ現金で払うなら、接続ステーション専門店が好いって思うケースもある。
 このようなスタンスでの棲み分けは、もはや好みであって、良し悪し以前のところがあるように思う。



1-6)5
 さて、そんな事情で、黒電話が復活し、黒電話のWi-Fi中継性能も上がって、無線回線のボトムアップに成功すると、ようやくにしてこんな光景が出現することになる。

> 掛かってきた電話をケータイ端末で操作すると、大型のテレビ画面に飛ばせる。

 有線PC間ではなにも珍しい光景ではないが、ようやくにして日常レベルの風景でそんな光景が出現することになるはずだ。
 もちろん相手もテレビ画面の前で話していると考えていい。

 バッテリーの保ちが気になるままなら、さすがに多くの人はケータイ端末からはTV通信を使わないだろう。しかし、移動マイオフィスからになるとそうでもない。
 その手の需要も十分に掘り起こせることになる。

 例えば、アパレル店。店内に飛ばせる大画面を用意しておくのだ。
 そうすると、気に入った服を試着して見せたままに、友達に飛ばして話題にする。なんていう戦略も有り得る。試着せずとも、家族に商品を見せて「どっちがいい?」なんて聞くのもありだろう。こういうのは何もアパレルに限ったことではない。

 まぁただし‥自宅公開になりかねない点は否めない。
 アパレルなら専用の試着室に設置で対応できるが、他はそうは行かない。
 そういう意味で言うと、店先同士からのやり取り用にどうぞって感じだろうか。

 店同士のやり取り用を、お客様にも提供するって事だ。それはすでに似たような形で出てきているが、どこにでも繋がりやすくなるだろう点が、工夫次第で窓端ステーションにもなると言うことだ。

 ‥家から掛けると家の中が丸見えになりかねないから、ついつい窓端ステーションのあるところまで出かけていって、買い物をする。
 その場にケータイ端末片手なら、支払いも即決可能でやり取りできる。URLを事前に仕込んでおけば、簡単にできるだろう。
 インターネットで孤独に検索して買い物をするよりは、4k画質の鮮明でリアルな会話をしながら、遠くの店の買い物をするわけである。
 スーパーの店頭なんかにそれがあると、店員がその様子を逐一チェックできるようになるから、今度はスーパー自らがお客の好みを熟知して先に取引を済ませておくようになる。
 その余計なことに対して信用を得る上でも、CAS冷蔵・冷凍規格は欠かせない。



1-6)6
> ここまで来ると、電話の域を超えた新たなインフラだ。
> 日本から世界に向けた家電戦略はまだまだ奥を秘めている。

 iPhoneを始めとした米韓の攻勢におたついている場合ではない。
 ここまで一気に挽回できれば、どこもかしこも日本の高機能をガラパゴスや無駄なものとは思わなくなる。そこが肝心だ。

 大体である。ガラパゴス化は好いことであって、無駄なことではない。
 進化論を唱えてきた側がそのように表現して嘲る事自体が異な事だ。
 競争を提言している側がそのように表現して嘲る事自体が異な事だ。
 そんなに言うならおまえらの進化論や競争は何だというのだ!
 そこにある腸こそ、金融のカラクリであって、陰謀論そのものと言えるのだ。

 始めからあちらさんらは、自分たちが上位であることにしか興味がない。
 だから、日本のガラパゴスを嘲る連中は、進化論も競争も、本質において下を扱き使うための方便ぐらいにしか思っていない意識の暴露ということだ。
 早い話が、自分たちには誠意がないという表現をしてしまっていることに気が付いていないというそれだけのことだ。

 しかし悲しいかな。そこを真に受けてしまっている日本の現実は、自らの誠意をドブに捨てているようにしか見えない。

> 誠意は買う物でも拾う物でもない、組むものだ。
> 誠意は、誠意あるもの同士が組んでこそ真価を発揮するのである。

 そういうことをなぜか日本の大人ですら直々に教えてはくれない。
 なぜなら、巷には無駄に不誠実が転がっている。
 無駄に良いことしか教えていないようだと、教わった者が世間知らずにならないとも限らない。それが平和な時代の殿様教育の結果という事でもある。

 そう考えると、戦国武将と江戸の将軍とで何が違ったかがよく分かる。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 03:54 | Comment(0) | 目の付け所をナス | 更新情報をチェックする
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