2013年10月05日

【消費税反対】「色なしと色つき」半半で考える生活禄の論

1-4)0
 まずは、言葉の説明から…

 月禄(がつろく):毎月毎に補助される生活禄のうち、全部を受け取る選択を指す。
 半禄(はんろく):毎月毎に補助される生活禄の枠内のどちらか半分を受け取る選択を指す。
 殿給(でんきゅう):生活禄を受け取らない自立選択を目指す。殿は、殿様の殿・殿堂の殿。



1-4)1
 では、二つ目の思考に移ります。

 小切手型生活禄を一定額の枠組みで考える事になる由は、述べるまでもありません。
 でも、まるっきりの一通りの額枠とするのでは、利便性において事足りません。
 そこで、三つ程の枠に分けてみました。


> 上限を設けない小切手を一枚。ホワイトボーダーと呼んでおきます。
> 上限2000円までの小切手を7枚。グリーンボーダーと呼んでおきます。
> 上限1000円までの小切手を31枚。ブルーボーダーと呼んでおきます。


 もちろん、生活禄での買い物に釣り銭は出ません。あくまで小切手の扱いです。
 (※ 枚数については、思案案としての独自の感覚に基づいています。)



1-4)2
 上限を設けない高額小切手を一枚与えられました。
 「毎月何の支払いに当てますか?」


 いわずとも、家賃になると思います。
 上限が無いならないで、「良い所に住みたい‥」それが心理です。


> では、ホワイトボーダーを衣食住の住専用に位置付けるとします。


 ただし、対象者に持ち家がある場合は、
 当然としてホワイトボーダーの利用をお断りすることになります。
 不動産ローンの最中でも同様です。

 またこれは、

 被災等の例外のケースを除き、
 持ち家のある世帯は、月禄を選択できない解釈になります。


 ホワイトボーダーを[色なし]、あとの二つを[色つき]として、略称します。

 そうです。
 色なしと色つきの二つに分けて、
 どちらかを選択する‥それを禄半分の選択支としようというのが、ここでの論のテーマです。



1-4)3
 これは一見、とんでもない発言にも見えますが、
 職を得るにもまずは住所からです。
 住所不定では、どこも雇ってくれません。それが日本の社会性です。

 フードスタンプのような解釈だけでは、決してそこをカバーしてはくれません。

 それとも、
 半禄の選択支など無用で、フードスタンプの枠の内であれば、
 それで十分だとでも、本気で思っているのでしょうか?


> では次に、その辺りの貸す側の心理というのを考えてみましょう。


 まず考えられる点は、
 不動産価格上昇に絡んだ思惑が生じるかと思われます。
 値段に上限を決めない中身ともなれば、それも考えられるでしょう。

 しかしながら、

 殿給層が、不動産業の運営を請け負っているのが当然です。
 仏の顔のままに月禄層に良い目を持たせてくれるわけがありません。
 ‥いくら儲かることがわかっているとしてもです。それが心情だと思います。

 それでも大半を占めるだろう半禄層にしてみれば、
 それなりにワンランク上の物件に移りたいと考える所です。
 ‥考え方によっては、
 持ち家を手に入れることを考えるよりも、都合が良いことになるのかもしれません。


 持ち家と言っても、

 二十年に一度は、なんらかのリフォームの必要に迫られます。
 そう考えれば、お手軽に移動できるだろう点は、見逃せないメリットに映るでしょう。

 ならば、殿給層とて、半禄の解釈の仕方次第では、
 取りっぱぐれのない仕組みに、うま味を見いだそうと考えるに至るはずです。


> その時、一つ気になるといえば敷金礼金です。
> それらも含めてホワイトボーダーの内訳に入るのでしょうか?‥


 払いを一回に済ませることで成り立つと考えれば、こんな疑問も生ずることになります。
 「でもどうでしょう?」‥上限が無いならないで、払い込みは不可能ではありません。

 ただし、

 殿給層からしてみれば、不公平感の出るところだと思います。
 現に、敷金礼金の意味合いも薄れて来ています。
 どうなって行くのかは、ここでは何とも申し上げられません。


 ‥ホワイトボーダーをあてにした住まいの移動にしても、
 一角の土地に落ち着きたい派には向かない考えです。
 たいていの心理はこちらです。
 ですから、一方に偏るという落ちにはならないように思われます。


> それ以前に、殿給を志す風潮にあるべきです、そこが前提です。


 不動産業にしても商売ですから、
 金額に制限が無いとして、それなりに家賃を上昇させても問題なしと見れば、
 あやかろうとするのが本音かと思います。

 しかし、そのような従来的な考えだけでは駄目です。

 ホワイトボーダーに因り、家賃を上げても借り手が付くのであれば、
 多少価格が高めでも成り立つのなら、
 国産木材に注目を集めた総合政策が見いだされてしかるべきかと考えます。

 そのように音頭を取らなければ、国内での雇用創出には繋がりません。

 それから、
 国民の手で、地場にある森林資源をきちんと管理して、
 花粉症とおさらばすべきです、山枯れの危機感と、おさらばしていくのが筋というものです。



1-4)4
> それにしても、ホワイトボーダー一つで、そんなにも上手く行くのでしょうか?


 否否、それでもうまい汁が啜れないという話になれば、
 従来のやり方はもっと駄目だったの話になって参ります。

 さて、お次はその辺りを含めてツッコンでみましょう。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:26 | Comment(0) | 額枠生活禄方式の論 | 更新情報をチェックする
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