1-3)0
額枠生活禄で、光熱費等のインフラ経費の支払いを考えた場合、
「振り込みをする場合にどうなるのか?」
「必ず端数になるのだから、釣り銭分を使えるようにできないと納得できない‥」
たしかに、
公平性からも、利便性からも、様々に疑問の出るところです。
> では、小切手の論理の通じる範囲で考え直してみましょう。
1-3)1
まず、色なしの支払いについてですが、
これはもう、行政(金慮)に行って、手続きが通れば、
ほぼ自動的に支払って貰える形になります。
その時の支払い経過のお知らせは、
メール等を通じて、世帯主(借り主)に知らせが届きます。
‥早い話が、金銭に触れる機会そのものがあってないような状態になります。
経費削減を考えれば、至極当然の成り行きです。
> 一方で、色つきはそうではありません。
月単位で、選択している国民に再発行を繰り返さなければなりません。
普通に紙に刷って、配布するにせよ、窓口まで取りに来て貰うにせよ、
お金では無いため、振り込んでおくという措置が成り立ちません。
何はともあれ、小切手ですから、名前を書く必要があるのです。
支払時における名前を書く手間を面倒と思えば、
印刷しておくべしということにもなるはずです。
そこで、印刷するのでは無く、カードで配ってしまった方がスマートです。
電子カード型にしてしまうことで、
生じるお釣り分を、機能の中で、別に管理して貯めておき、
額枠小切手の性質を保てるように、ルールを見直せば良いことになります。
ここでは、そのカードのことを[禄カード]と称しておきます。
1-3)2
率直に言いまして、
禄カードの電子機能によりもたらされるルールの改善点は、五つになります。
原則、千円単位未満の買い物時に、お釣りがストックされてカード内にて貯まります。
このお釣り分のストックを[禄銭/ろくぜに]と称しておきます。
‥ただし、
禄銭から支払うにしても、
お金のような感覚では使えません。
あくまで、額枠小切手の哲学にある必要な物から買って頂く‥そこが基準です。
並びに、
色つきがカウントとして、カードに納まることになる形状から、
グリーンボーダーの概念は、もはや不要です。
なぜなら、枚数を減カウントするだけです。ブルーボーダーが合計45枚。そうなります。
a.支払時に千円を超えて端数の出る場合、
禄銭が足りてあるなら、その分を足して使います。
‥ただし、この場合、
千円を超えた端数分の支払いは、
優先的に禄銭からの支払いが選択されます。
無駄に、次のブルーボーダーのカウントを使用する事はありません。
一方、千円未満の支払いは、ブルーボーダーからの支払いが選択されます。
b.ブルーボーダーが切れて、禄銭のみになった場合、
釣り銭は出せませんし、
お金のように自由に使えては、原則に反します。
‥そこで、
且つ、0〜99円の間を残して使用する場合のみ可とします。
ただし、dの事情により、それができるのは月二回までとします。
―禄銭に、千円以上あっても、千円単位での使用はできません。―
仮にそれを可とするなら、
お釣り分を再び禄銭化せずに、それこそ消えるのみです。
‥ではないと、原則は貫けません。
c.禄銭を支払いきって、すっきりさせたい場合、
禄銭を使い切ることが前提で、且つ、
不足分に、現金を足して支払う場合に可とします。
これは、半禄層の利便を鑑みたケースです。
bのケースとは事なり、
ブルーボーダーが残っていたとしても、条件を素通りすることができます。
‥月禄と半禄の違いというのは、当然としてあるべきです。
ただし、cとて、b同様にdの事情により月二回までとします。
d.さて、禄銭を貯金箱のように使いたい場合です。
「発売予定日を目指して、購入するためにも貯金ができたって良いじゃないか‥」
早い話が、「禄銭を分けて使いたい‥」それをどう考えるかです。
そこで、
年度内までなら繰り越しができる。そういう機能を可としましょう。
すると、同時に、
aで残ることになる99円以下の端数も、翌月に繰り越しが可となります。
‥ただし、ブルーボーダーのカウントは繰り越せません。
必ず、何かを買って頂いて、生じた禄銭から貯める形式です。
さらに、
禄銭の貯金箱機能には、上限を設けさせて頂きます。
きっちり、ブルーボーダー45枚分の金額まで。それ以上は不可です。
‥禄銭と貯金箱を合わせて、45枚分の金額までです。
仮にうっかりオーバーさせてしまった場合、その分は消えてしまいます。残念。
e.光熱費、通信費等インフラ料金を支払う場合、
通常、自動的にaのケースが適応されます。
貯金箱に禄銭が入っている場合、足りている限り手を付けることはありませんが、
不足が生じた場合、問答無用で切り崩しが発生致します。
‥生活の優先を考えれば当然です。
eの支払い時に、bやcの使い方も可です。
ただし、回数制限がありますので、まとめて支払う場合のみ、
まとめた分を合わせて一回としてカウントします。
‥通常の買い物のそれと変わらない考えで良いと思います。
1-3)3
禄カードの支払いは、小切手の管理手順を愚直に踏むとします。
つまり、
オフラインでの支払いができるとする中身です。
電気回線が生きていて、レジ機能に故障が無い限り、
被災時でも、紛失や故障のない限り、
禄カードの利用を何事もなく再開できることを目指します。
電気回線が止まっていても、
自然エネルギーで回せれば、決算機能が失われることが無いようにしておくのです。
‥その意味で問うなら、
オンライン決算しかできないカードだけを持つより、禄カードを持っていた方が、
長期的に見て、被災時に、落ち着いた対応を取ることができると言えるでしょう。
> 消費情報を一旦、レジ端末の中に溜めておき、
> 集計を確認してから、情報を金慮に送信する段取りを取ります。
※ この金慮への売り上げ情報送信時、レジ端末の正規認証がチェックされます。
※ 情報の一つ一つは、集計センターにすべての利用状況に控えがあり、比較されます。
これでなぜ支払いを済ますことができるかは、中身が小切手だからです。
通貨としての正規認証は必要ありません。
本人にあるべき使用権が、正しいかどうかだけで事を済ますことができます。
本人確認にしても、
今時であれば、画像認証と暗証番号等の確認で十分事が足りるかと思われます。
また、
禄カード内にて、毎月ごとの額枠小切手の再発行(カウントのリスタート)を、
タイマーで行うだけで用が足りるのです。
細かいルール変更時の適応においても、
カード自体の交換をするような手間を考えるのではなく、
simカードのような形の中に、
基本となる認証機能とタイマー発行機能を植え込み、
細かい統計表示機能等の追加は、
差し込むボディ側のプログラムで作動するようにすれば、コストを抑えることができます。
場合によっては、
プログラムのアップロードだけで対応が可能になります。
結果として、通信端末の中に差し込んで使えるようにしてしまうのです。
※ 禄カード側に残すべき禄電子レシートは、
偽造犯罪等の追跡調査を可能とする必要から、個人の勝手で自由に消すことはできません。
‥それのバックアップをどう技術的にあるかは、専門にないので何とも申し上げられません。
sim自体に、
数ギガバイトほどの記憶容量を設けることができるなら、
画像認証のデータを含めることもでき、雑作もないように思われます。
‥ただ、書き換えが激しいと劣化が進んでしまいますから、
人生分の消費レシートをひたすらに蓄積していった方が、
医療におけるビッグデータにもできることから、そちらの方が望ましく思います。
2013年10月10日
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