2013年10月10日

【消費税反対】色つきのお釣り分を、使い切りたい場合の改善の論

1-3)0
 額枠生活禄で、光熱費等のインフラ経費の支払いを考えた場合、

 「振り込みをする場合にどうなるのか?」
 「必ず端数になるのだから、釣り銭分を使えるようにできないと納得できない‥」

 たしかに、
 公平性からも、利便性からも、様々に疑問の出るところです。


> では、小切手の論理の通じる範囲で考え直してみましょう。



1-3)1
 まず、色なしの支払いについてですが、
 これはもう、行政(金慮)に行って、手続きが通れば、
 ほぼ自動的に支払って貰える形になります。

 その時の支払い経過のお知らせは、
 メール等を通じて、世帯主(借り主)に知らせが届きます。
 ‥早い話が、金銭に触れる機会そのものがあってないような状態になります。

 経費削減を考えれば、至極当然の成り行きです。


> 一方で、色つきはそうではありません。


 月単位で、選択している国民に再発行を繰り返さなければなりません。
 普通に紙に刷って、配布するにせよ、窓口まで取りに来て貰うにせよ、
 お金では無いため、振り込んでおくという措置が成り立ちません。

 何はともあれ、小切手ですから、名前を書く必要があるのです。

 支払時における名前を書く手間を面倒と思えば、
 印刷しておくべしということにもなるはずです。


 そこで、印刷するのでは無く、カードで配ってしまった方がスマートです。

 電子カード型にしてしまうことで、
 生じるお釣り分を、機能の中で、別に管理して貯めておき、
 額枠小切手の性質を保てるように、ルールを見直せば良いことになります。 

 ここでは、そのカードのことを[禄カード]と称しておきます。



1-3)2
 率直に言いまして、
 禄カードの電子機能によりもたらされるルールの改善点は、五つになります。


 原則、千円単位未満の買い物時に、お釣りがストックされてカード内にて貯まります。
 このお釣り分のストックを[禄銭/ろくぜに]と称しておきます。

 ‥ただし、

 禄銭から支払うにしても、
 お金のような感覚では使えません。
 あくまで、額枠小切手の哲学にある必要な物から買って頂く‥そこが基準です。

 並びに、

 色つきがカウントとして、カードに納まることになる形状から、
 グリーンボーダーの概念は、もはや不要です。
 なぜなら、枚数を減カウントするだけです。ブルーボーダーが合計45枚。そうなります。



 a.支払時に千円を超えて端数の出る場合、


 禄銭が足りてあるなら、その分を足して使います。

 ‥ただし、この場合、

 千円を超えた端数分の支払いは、
 優先的に禄銭からの支払いが選択されます。
 無駄に、次のブルーボーダーのカウントを使用する事はありません。

 一方、千円未満の支払いは、ブルーボーダーからの支払いが選択されます。


 b.ブルーボーダーが切れて、禄銭のみになった場合、


 釣り銭は出せませんし、
 お金のように自由に使えては、原則に反します。
 ‥そこで、
 且つ、0〜99円の間を残して使用する場合のみ可とします。

 ただし、dの事情により、それができるのは月二回までとします。


 ―禄銭に、千円以上あっても、千円単位での使用はできません。―
 仮にそれを可とするなら、
 お釣り分を再び禄銭化せずに、それこそ消えるのみです。
 ‥ではないと、原則は貫けません。


 c.禄銭を支払いきって、すっきりさせたい場合、


 禄銭を使い切ることが前提で、且つ、
 不足分に、現金を足して支払う場合に可とします。

 これは、半禄層の利便を鑑みたケースです。
 bのケースとは事なり、
 ブルーボーダーが残っていたとしても、条件を素通りすることができます。
 ‥月禄と半禄の違いというのは、当然としてあるべきです。

 ただし、cとて、b同様にdの事情により月二回までとします。


 d.さて、禄銭を貯金箱のように使いたい場合です。


 「発売予定日を目指して、購入するためにも貯金ができたって良いじゃないか‥」
 早い話が、「禄銭を分けて使いたい‥」それをどう考えるかです。

 そこで、
 年度内までなら繰り越しができる。そういう機能を可としましょう。

 すると、同時に、
 aで残ることになる99円以下の端数も、翌月に繰り越しが可となります。

 ‥ただし、ブルーボーダーのカウントは繰り越せません。
 必ず、何かを買って頂いて、生じた禄銭から貯める形式です。


 さらに、
 禄銭の貯金箱機能には、上限を設けさせて頂きます。
 きっちり、ブルーボーダー45枚分の金額まで。それ以上は不可です。
 ‥禄銭と貯金箱を合わせて、45枚分の金額までです。

 仮にうっかりオーバーさせてしまった場合、その分は消えてしまいます。残念。


 e.光熱費、通信費等インフラ料金を支払う場合、

 通常、自動的にaのケースが適応されます。
 貯金箱に禄銭が入っている場合、足りている限り手を付けることはありませんが、
 不足が生じた場合、問答無用で切り崩しが発生致します。
 ‥生活の優先を考えれば当然です。

 eの支払い時に、bやcの使い方も可です。
 ただし、回数制限がありますので、まとめて支払う場合のみ、
 まとめた分を合わせて一回としてカウントします。
 ‥通常の買い物のそれと変わらない考えで良いと思います。



1-3)3
 禄カードの支払いは、小切手の管理手順を愚直に踏むとします。

 つまり、
 オフラインでの支払いができるとする中身です。

 電気回線が生きていて、レジ機能に故障が無い限り、
 被災時でも、紛失や故障のない限り、
 禄カードの利用を何事もなく再開できることを目指します。

 電気回線が止まっていても、
 自然エネルギーで回せれば、決算機能が失われることが無いようにしておくのです。

 ‥その意味で問うなら、

 オンライン決算しかできないカードだけを持つより、禄カードを持っていた方が、
 長期的に見て、被災時に、落ち着いた対応を取ることができると言えるでしょう。


> 消費情報を一旦、レジ端末の中に溜めておき、
> 集計を確認してから、情報を金慮に送信する段取りを取ります。


 ※ この金慮への売り上げ情報送信時、レジ端末の正規認証がチェックされます。
 ※ 情報の一つ一つは、集計センターにすべての利用状況に控えがあり、比較されます。


 これでなぜ支払いを済ますことができるかは、中身が小切手だからです。
 通貨としての正規認証は必要ありません。
 本人にあるべき使用権が、正しいかどうかだけで事を済ますことができます。

 本人確認にしても、
 今時であれば、画像認証と暗証番号等の確認で十分事が足りるかと思われます。

 また、
 禄カード内にて、毎月ごとの額枠小切手の再発行(カウントのリスタート)を、
 タイマーで行うだけで用が足りるのです。


 細かいルール変更時の適応においても、
 カード自体の交換をするような手間を考えるのではなく、

 simカードのような形の中に、
 基本となる認証機能とタイマー発行機能を植え込み、
 細かい統計表示機能等の追加は、
 差し込むボディ側のプログラムで作動するようにすれば、コストを抑えることができます。

 場合によっては、
 プログラムのアップロードだけで対応が可能になります。

 結果として、通信端末の中に差し込んで使えるようにしてしまうのです。


 ※ 禄カード側に残すべき禄電子レシートは、
 偽造犯罪等の追跡調査を可能とする必要から、個人の勝手で自由に消すことはできません。
 ‥それのバックアップをどう技術的にあるかは、専門にないので何とも申し上げられません。

 sim自体に、
 数ギガバイトほどの記憶容量を設けることができるなら、
 画像認証のデータを含めることもでき、雑作もないように思われます。

 ‥ただ、書き換えが激しいと劣化が進んでしまいますから、
 人生分の消費レシートをひたすらに蓄積していった方が、
 医療におけるビッグデータにもできることから、そちらの方が望ましく思います。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:48 | Comment(0) | 額枠生活禄方式の論 | 更新情報をチェックする
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