2013年12月11日

【刮目】特定秘密保護法の問題点

1-3)0
 率直に言うと、特定秘密保護法には、

 ‥その国民への公開すべき非常事態におけるその決断の前に置いて、
 国民への公開を選ぶのか?、それとも諸外国との秘匿の秘守義務を選ぶのか?、
 その比重について何ら規定されていない点に尽きる。


> 首相の意志(国民愛)が尊重されるのか?
> それとも法律・国家間取引で決まったことが重んじられるのか?(売国行為)


 政権交代が起きた場合の対処についても何ら明記されていない。
 まるで明記する必要がないことを前提にしている。
 ‥それが、秘匿の期間とする内容へのすり替えである。



1-3)1
 安全保障を謳うからには、
 時の首相の意志の尊重を害してまでの法律規定などあり得ない。
 まして、そんな中身での外交が目的では、何がしたいのかは怪しいばかりだ。
 ‥重要な事態に、国民に知らせない黙秘権的国民への安全保障などあり得ない。

 それはつまり、

 基本的人権が優るのか、安全保障が優るのかという問い掛けでもある。
 また、「誰のための安全保障なのか?」でもある。

 「国民の」とは明記されていても、

 諸外国との比重について何ら示唆する文言がない時点において、
 なにゆえに秘匿条項を設けるのかに、誤解を与えかねない。



1-3)2
 情報に関して国民にその中身が知らされないのであれば、
 たまたま指摘した内容が、想像が、夢見の告知が、秘匿に該当する内容だったとき、
 処罰の対象にするにせよ、捕まえればそれはそれで、
 秘匿の内容を、秘匿組織自ら示唆的に漏らしてしまうようなものだ。
 ‥そういう状況に置けるそれぞれの対処についても、なんら言及がない。

 そもそもにおいて、

 軍規のように範囲規定を示すような文言を用いる事のできない現状における秘匿の対象は、
 民主主義に反する解釈にしかなり得ない。
 それはつまり、違憲にも繋がりかねない怪しさを秘めることになる。
 ‥誰だってそのように誤解することになる。


> ゆえに、秘匿できる条項をもっと絞って
> 曖昧に表記せずに、よりわかりやすい明確な境目を示す必要がある。


 国防絡みなら国防の規定範囲のみであるなり、
 外交絡みでも、国防に絡んだ連携上の内容なりと、
 範囲を狭めて内容を示すべきである。

 そして、

 政権交代時における判断は、その時の首相に委ねるとしないのでは、意味が無い。
 そのように明記しておくことは、外国への日本の姿勢を示す上においても重要だ。
 ‥それが国民の意思として受け止められるからである。



1-3)3
 ‥国防の秘匿の必要性は大いにわかるにしても、
 その国防の方針を国が示すことがないのでは、誰も理解するまい。


> 方針を示しもしないのに、秘匿では、おかしな話ではないのか?


 そもそもにおいて、国防の規模、防衛すべき上限の想定そのものが、
 軍事上の機密に価してくる事柄である。

 だから、

 根本的に軍事条項を秘匿するというのなら、
 世界中の国と軍が、戦争の根絶に調印した上での安全保障の連携を宣言しないのでは、
 民主主義と基本的人権とを尊重した姿勢とはならない。


 国民を騙して台頭しだした勝手な政権が、
 世界中に散らばっている宗教なり思想的な連携で、
 得体の知れない企みを実行に移そうと目論んでいると疑われたって当然な結果にしかなるまい。

 そもそもにして、今回の特定秘密保護法はそんなニオイがプンプンする代物である。
 それが自民党の本質でしかないと宣言したようなものだ。
 ‥自民党は、戦争放棄を世界と共有しようとする考えの皆無、眺望の欠如を明示したのである。


> まぁ半分は官僚が書いたのだろうから、関わった官僚もそれに該当することになろうか。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:24 | Comment(0) | 破棄処理中 | 更新情報をチェックする
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