1-3)改稿.2015/09/21...20131224...
> 人は、自身が汗した糧だけは信じられるものだ。だから、汗した糧を失いたくなどない。
> たとえそれらが周りと比べて未熟にあろうとも、人はそこからしか前進できない。
「同意依存症候群」
マインドコントロールされた状態を、日本語に訳せばこんなだろうか。
‥同意依存だけで用いれば、個人の思い込みの方を強めに意味することになる。
世間の情報をどんなに取捨選択しようとも、自分の見方でしか解釈できない。
‥それら価値観の根っこにあるのは自我である。
同意・うなずいてしまう思考の中には、
ついつい引き寄せられて、それの辻褄を点検することなくうっかり信じ込む癖がある。
‥人とはそういうもの。それの経過を見ないことには、互いの存在感としての意味合いにも欠く。
(頭から疑ったり、否定ばかりでも、おもしろくも何ともない)
「汝は何を望み信じたか?」‥まずはそこを確認する癖を付けることだ。
1-3)1
騙した方は、騙された方が悪いなどと‥開き直ったような言い分をよく口にする。
まぁそんな台詞を吐いてる時は、バレて捕まっちまった時だろう。
もしくは、ちょっとばかりの罪悪感を抱いているか、迷信を気にして正当化したいかのいずれかだ。
そもそも、他人が何を欲しているのかを計った上で白を切る。
頭から素知らぬ振りなのだから、最後まで押し通すのは意地というものだ。
‥人の意地にケチを付けても始まるまい。むしろ他人の意地を否定しては墓穴だ。
> 騙す・裏切るを外道と思うにせよ、
なにゆえに、相手がそのような反応を示すのかを、解らぬままでも良いなどという訳にも行くまい。
‥そこには、己の未熟の様があるのだから。
‥未熟を識る上でも、そんな悔しさに見舞われる次第にもなろうか。
しかしその時、
加害行為の意図を推し量ることができなければ
それはそれで、いつまで経っても同意依存の裏返しのままだ。
同じ悔やみが、繰り返される事になるだろう。
残念なことに‥相手を非難して終わるだけの者の方が多い。
だからだろう。「騙した方が勝ち」などと傲り高ぶった薄ら嗤いが、蔓延ったままになる。
そのままでも良いなんて事は有り得ない。泣き寝入りは以ての外である。
‥否、己の未熟を知ろうとせぬ有り様こそを、泣き寝入りというのだ。
> 同意依存を克服するには、
徹底して、その時の自分の選択支を請け負う気持ちが欠かせない。
(損得を以て選択支を選ぶだけではダメダメだ)
物事には表裏がある。まずはそこを確認した上で、どちらも受け入れる姿勢が肝心だ。
(片方しか考えていないから、予想外とばかりに余計に腹が立つ事になる)
知る限りのすべてを推し量った上で、自分の進むべきを選ぶのだ。
(その時、そこに関わる人間関係はそれほどに骨子ではない)
> 何を信じるべきかと言えば、全体での生長にあるべきこと
自分のことしか見えていなければ、余計に腹が立つ事になる。
ならば、自分の要求ばかりを中心に考えなければ良し。互いの都合も推し量るべき事だ。
‥漸くにして、信じるとした気持ちの中に「しなり」が生ずるだろう。
自分の欲求は、他人とイコールなのでは決してないし、しかもアバウトだ。
‥お互いにそうなのだとする視点を、棚に上げていては始まらない。
その上で、大らかになることだ。図太く天に委ねる気概が求められる。
常勝とか、私の頑張りとか、真っ直ぐでないとダメとか、いつものアレとか
‥そういう主張を言い始めると、途端に同意依存へと落ちていく。(自らが自らを同意依存に誘う)
> 裏を返せば
騙す側も、騙される側も、自らの都合に同意依存しているようなものだ。
‥他の選択支を顧みることができない状態だ。
‥修正ができない。頑固なまでに目が一つだ。
‥チャンスと思ったが最後、引き返せない選択支で見る癖がある。
‥自らを許すことができなければ、人に謝ることもできない。(是が一番に同意依存にハマる)
1-3)2
> 例えば、近年の医学は
通常でない症状に対して、何かと「なんちゃら症候群」と命名するようだが
「損する気持ちが強すぎる異常さ」を、症状とまでは判断しないようだ。
‥それはそれで、偏った見方ということになる。
そもそも、
心理学上の見解において、「正常とは何か?」という定義を聞いた例しがない。
そこの基準が疎かなのに、周りの一般的見解だけで判断が成立し、薬が所望される次第にある。
‥そのような医療診療や心理学的見解は、はっきり言って危うい。
「心に思い患いの無き状態を、どう判断すべきだろうか?」
薬を飲んで釈迦の境地にでも、悟りの極みにでも至れるのなら、
人生の苦楽の意味もまた「無」と言うことである。
「無は正常だろうか?、特別だろうか?」「特別は異常だろうか?」
薬で解決するお手軽を、安易に信じ込んでいるお粗末は、
薬を造る方も、処方する方も、飲む方も、同意依存の端と端でしかない。
「人が万能に無いのに、どうして人が作り出す薬を万能と言えるだろうか?」
‥そもそもにして、あなた方の薬への依存自体が無知の様にあろう。
(そこを普通にしか見ていないのだ。なぜそこを基準にしている‥)
1-3)3
事象が釣り合うからこそ、それはやって来る。
其を「鏡似性」と呼べり。
学ぶ必要が有るからこそ、壁はやって来る。
其を「修行」と呼べり。
勧められたのに悪化した‥治るどころかさらに依存するようになって行く。
其を「陰謀」と呼べり。「無知」と呼べり‥「実験」とも言うかな。