2014年05月23日

【刮目】牧畜文化の女子力VS農耕文化の女子力

1-7)改稿.2014/05/25...20140523
 西洋はなぜ「レディーファースト」を育んだのか?
 日本はなぜ強固な男社会を邁進しているのか?

> その根っこを突っついて見たい



1-7)1
 牧畜の場合、オスよりメスが主役になる。
 だから、自然と「レディーファースト」が誕生したことに‥

 一方、言うまでもないが、

 農耕の場合は、まず土地を開拓する上での力仕事が大事だった。
 だから、自然と男の方に価値が求められた。



1-7)2
> 牧畜の場合、


 生産性を上げようとすると、不自然な育成を強いることになる。
 ・子が乳を飲みつくさないよう母子を分離する。
 ・出産、搾乳の時期をそろえるために交尾時期を限定する。
 ・不要なオスを去勢、処分したりする。
 ‥これこそが欧米資本主義の原点ということか。


> 農耕の場合、


 種の特長を見極めて、それに即した育成をしてやることが肝心である。
 でないと、生産性はまったく望めない。
 ちゃらんぽらんでも、慣れれば乳をそれなりに出してくれる牧畜より敷居が高い。
 なにしろ、毎年の天候が違うし、天敵も油断していると増える。
 ‥それの育成情報を共有しなければ、村はやっていけなかった。



1-7)3
> レディーファーストが根っこになると、


 男は無駄に女の気を引くためにあれこれすることになるのだが、
 牧畜の生産性の上げ方が上げ方だから、
 外に行って珍しい何かを探してくるというのが、手っ取り早いことになるだろうか。

 ‥結果として、そこに培われていく文化色は、
 夢見がちで、自給自足より、物と物との交流の方を選択しがちになる。
 それがまた、女の豊かさ願望をもてはやし、美術品に理解を得る土壌を形成したことに‥

 まぁそれにしても、

 自給自足の何たるかを欠いた環境文化だったから、
 軟派な芸術観なだけで実用性に乏しかったとも言える。
 ‥そこの違いにようやくにして目覚めたのが昨今の日本ブームだろうか。


> 農耕男社会が根っこにあったにせよ、


 子を産むのは女なのだから、女が大事となっても良いのに、
 ‥なぜか女は肩身の狭い立場に追いやられた。
 ‥それは多分、江戸時代に過激化したと思われる。(武士のメンツの問題)

 ただでさえ、子が成長できる率が低かったのだから、
 子だくさんを産む女は尚更に重用されたはずである‥だが、そんな印象は薄い。
 ‥産む平均もまた高かったってことである。
 ‥そして栄養事情に平均して寿命も推移したことになるだろうか。

 良い米を育むことが、自らの寿命を延ばす事に気がつくのに二百年は掛かるまい。
 それゆえ、そのための実用に価値が優先され、
 ‥男女の立場にさほどの差はなかった。本当ならそうだったはずである。


> 其を歪めたのは、どうしたって、秦国の台頭になるだろうか。



1-7)4
 ローマ帝国の台頭が、奴隷制度を当たり前のように扱わせ、
 それに反発して、人権意識が培われてきた。
 それが西洋の事情だ。多民族国家の事情でもある。

 一方、

 秦国が築き上げた中央集権国家は、
 支配層側の都合を理想化しており、文化として定着した。
 それは、ローマ帝国のように、交易と戦争と貨幣鋳造に縛られることがない変わりに、
 天候に左右されるところが大きく、天の声を聞くことの力が何よりの権威付けたり得た。

 西洋の宗教観は、多民族を諫めるための他力依存&インチキだったが、
 東洋の天地思想は、農耕の必要の事情から、より生活感との一致を育んでいた。

 ‥稲作民族は、まとまることの大事と命の大事への理解が行き渡っており、
 集権国家の意味に対して、人権的な要望よりも、帝の人徳に期待するところが大きかった。

 ただし、水不足の問題は常に村同士の喧嘩の種たり得た。
 それゆえ、自分たちに都合の良い領主を要望することが早道でもあり、
 絶対君主としての成り上がりがたびたび発生を繰り返す点は、西洋とさほど変わらない。



1-7)5
 日本のそれと中国のそれとを比べた場合、
 管理が行き届く大きさだったかどうかというのが、分かれ目だったと思われる。

 自給自足が尊重されていれば、中国の大地の大きさにおいて、
 問題になるのは土地の不足ではなく、盗賊の発生の問題と言うことになる。
 土地が広ければ広いで、どこかで水不足が起こり、盗賊の発生へと繋がった。

 一方で、日本の土地が十分に無い事情の場合、

 はじめから悪党の数も決まってくる。
 悪党にも派閥と縄張りがあり、それすらも制限されてくるのだから、
 支配を強めれば強めるほどに、管理も進むと言うことである。
 ‥勝手ができないともなれば、ただただ従うか、世捨て人になるかである。
 その世捨て人の道すらも管理されていたようなものだ‥息苦しい限りである。


> そんな民族の時代の先端に黒船がやって来て、


 西洋の文化を丸投げに投げたのだ。弊害が起きるのは当然であった。
 そしてそのしっぺ返しが我が身に降りかかるのも当然だった。

 西洋文化の根っこにあった「レディーファースト」がバカンス文化を育んだとも言える。
 しかし、そんな調子でいたからこそ、あっという間に日本に追いつかれたのだ。
 ‥そこにある民族の空気の違いは、教育を変えたぐらいで早々に変わるものではない。

 江戸時代、戦がなくなったことで、
 戦における男の立場の役どころがそのままに、武士の権威になった。
 ‥それが、これ幸いとばかりに一気に自由化したのだ。
 しかも明治政府のほとんどが武士階級者。
 なんだかんだで男尊女卑をもてはやすことで、徴兵制度の是非を持ち上げたのだ。

 戦後、徴兵制度が廃止されても、男女差の勢いに変化は見られなかった。
 それが女性に昭和の主婦層を思い描かせもした。



1-7)6
> ‥それにしても、家電が熟した結果、


 時間をもてあました女性は何をするべきかに戸惑うことになった。
 そこに重しを乗せるかの如く、グローバル化が急浸し、身動きが取れない。

 そうかと思えば、身動きの取れる層との二極化が甚だしい。

 だから、男女差を言葉にする多くは、身動きが取れている女子だけだ。
 そこに在る言い分と、格差に対する言い分には質の違いが見うけられる。

 そもそもにして、男女差を口にする女子は、未だ欧米のセンスに絆されており、
 格差を口にする女子は、その改善をかつての日本文化に求めているところがある。
 ‥その欧米は、今も昔も日本をお手本としているのが芸術の世界での先端だ。チーン。


 しかし、こと男への興味対象ともなると、
 双方共に、無駄にも‥レディーファーストなるお姫様願望を丸出しにしており、
 ‥その恋愛観ともなると、まったくもって成長がうかがえない。

 それが今時の大和撫子たちの女子力の実際であろうか‥チーン。

 男がダメなら自分たちで奪ってくれば好い。
 女子の経済市場だけでも女子はやっていける。
 ‥その女子の半分はカネを持っていないらしい。持っているのは五人に一人の勝ち組だけだ。
 ‥妄想も良いところの経済観が、外に向かって行くのはやっぱり欧米と同じで発想が糞すぎる。


> 出生率が低いのは、持ってる層が産まないのではなく、


 持てない層が育てられないので、平均すると2を下回るというのが見方の本質である。
 その点において、日本の女子力に問題はないと思う。
 (貯蓄残高の平均もそれと同じで、持っている層が持っていない層の三倍分持っている。)

 ‥しかし今時のフランスでは、結婚より恋、家庭より恋の風潮がマジで大らしい。
 それの平均は、そのまんまに出産意欲の低下を意味した出生率の低下だ。

 ‥なんか、そういう違いに目覚めれば目覚めるほど、女を見る目が育っちまって、萎えるぜ。


> 俺ばかりが萎えているのは不公平だから、お前らも萎えろや。



1-7)7
 結果として、欧米から学ぼうとしているお馬鹿が居続ける限り、
 日本の経済事情から男女差が消え失せることはない。
 ‥だってそうだろう、女子の視点からして分離してんだからそこで釣り合っちまってんだよ。

 そこにある根っこの問題を解放すると、

 日本の出生率は、何の問題もなく改善するはずだ‥
 まぁそこに重しをしているのが、今度は子宮頸がんワクチンの接種問題になるだろうか。


> 女子の視点で競争を論じさせるとほんと糞でしょうがない。
> そこまで欧米化しちまってんだ、萎えるばかりである。


 そこをまた男のせいにしている風潮は見苦しいばかりだ。
 ‥女だって、なんだかんだで欧米追随なんだからポチ同然じゃんかよ。

 まぁそんな半端に二つ返事で同意しちまっている男も糞だけどな。
 ‥政治家で言うと誰とは言わないが。

 改善する気があるのは、経済の表のうんちくで、
 裏にメスを入れる気なんて無いのが根っこなんだから、
 日本の男社会が邁進するのも明治政府→軍事政権の亡霊がいるってことかな。
 (国際結婚の比率を下げたい狙いもあるだろうな、フリーメイソンが存ずるわけだからな。)

 ‥遡れば、秦国精神の亡霊だな。徳治より法治。それが秦国の台頭の証だ。
 自分たちに都合の良いように法を造り出す。
 女子が自分好みの部屋造りを楽しむのと同じぐらいの平然さがそこにある。

 それにプラスして、インチキ経済の錬金術を学んじゃったんだよ。
 最強なんだよどう考えたって、狡いことを考える頭がさ。
 ‥中国だってその辺は同じだが、国民性が足を引っ張っている。


> いっちゃなんだが、剥き出しの自由主義なんて糞でしょ。
> 情欲だけで、社会が機能しないのは当然、だからかつての西洋が衰退している。


 自由を謳歌するための能力主義、そんなのは糞の集まり。
 まぁ糞も集まれば、スカンクの臭いぐらいの攻撃力は得るけどな。

 ‥その評価とは迷惑。迷惑力の足しになる奴が評価されるのが資本主義。
 その資本主義の攻撃手段とは価格競争。結果として、真面目不器用から潰れるのが流れ。

 結果、女が選べるのは、狡い男か強引な男、DV問題の増長に過ぎなかった‥


> おかしな自由なんか棄(や)めちまえばいい。


 それが改まらない女子力なんて糞だし、魅力0だし、ほんと萎えるわ。
 今時の女子は、化学香料の臭いに平気で、クサいしな。ほんと萎えるわ。

 歯磨き粉の中身なんか想像するだけで気持ちが悪い。
 そんなものを平気で口にする唇と唇を合わせるなんてやなこった。
 ‥まぁ磨かないのもクサいし、ロマンスないけどな。俺は化学物質リスクの方が気になるぜ。


> まずはお前らで、


 出産に影響する科学物質をすべてリストアップして使わない女子力を見せてみろ。
 健康に障害がある子どもを産んでおいて申し訳がないと思うならそこまでやれや。
 ‥めんどくさいと思ったら、昔ながらの地味でたいへんだって文句は言えんよな。

 無駄に不健康に生まれてきたい奴なんて一人もいねぇよ。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 03:59 | Comment(0) | 刮目/2014 | 更新情報をチェックする
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