2014年05月25日

【詩】ゲームの心得

ゲームの心得



ゲームの心得/木田舎滝ゆる里


ゲームとは耐えてチャンスを待つことである
ゲームとは潔く負けを承知で攻めることである

どちらにせよ、
勝率は五分五分
勝ち続けられる勝率はさらに1%

勝利の美酒に酔わぬ事が大事
されど、酔いたきがゲームなり
ゆえにゲームは成り立つのだ

ゲームですらそれだけのことである‥

競うことに勝つために攻めるそれゆえの耐え難きを耐えて先手
競うことに勝つために守らむそれゆえに忍び難きを忍ぶる後手

遊びであるはずのゲームですら、刹那の空気を醸し出す

人と人が争いや奪い合いを繰り返す‥
日々日常のなんと息苦しきことか

「何故に遊ぶのだ?」
「何故に競うのだ?」

殺すためか、奪うためか、悦を得るためか‥

お互いに負を生む先手に何の意味も無し
お互いに「転」を望んで後手に期待すればこそ愉快なり
失敗を忌み嫌うなかれトライこそを味わうべし
posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:59 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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