例えば、あなたがドラゴンボールに願いを唱えるとして、
自分の事ばかりが思い浮かんでくるようなら、
あなたは間違いなく、覇道≒支配思考である。
一方、そうではなく、
「願うなら、万民の幸せを‥」
「生きとし生けるものの安寧を‥」などと、スッと出てくるようなら、
恥じることなく王道≒統治思考と言えるだろうか。
> 自由自由と自由が飛び交う時代において、
いつの間にか、支配者と同じ思考に陥っているという恥を、
どうか考え直してもらいたい。
1-5)1
でも、だからと言って、
統治思考が良いのかというと、それもどうか‥
社会が複雑になっても、
拝金思考の資本思考のままなら、
誰も彼もが、上におねだりをしに行くことになる。(もといお願いか‥)
そこにある暮らしぶりというのは、
誰がどう考えても、失礼のないおもてなしというのが流れであり、
無駄に命を貪ることになる。(‥食事メニューの)
台頭勢力が多くなればなるほど、それは至極当然。
‥結果として、どのような王族であれ政権であれ、
年がら年中パーティー三昧にしか見えてこない‥(日常の食事風景でさえだ。)
経済のように競争思考や対立思考が進めば進むほど、
一対一での話し合いが要求され、なんだかんだと、重々しい食事の席を用意せざるを得ない。
‥それで、それらの予算もとい命はどこから出てくるのか?
> 根っこの暮らしぶりが同じなら、考えの違いの差など単にナンセンスなだけである。
1-5)2
そもそもにおいて、自分だけが贅沢したいというのが、支配思考の意地汚い性質だ。
‥一番に強い奴が一番に勝手ができる。
まぁそういう生態がまったくダメというわけでは無いにしても、
そういう支配思考に限って、
自由、能力、優秀、絶対、拡大、成果‥といった言葉を好んで用いるものだ。
そうやって、競争を強いて、
お前の能力を見せてみろとばかりに煽り立て、失敗すれば責任を押しつけるのだ。
(‥命令した方には、なぜか火の粉が飛んでこないという仕組み。)
> 贅に有りつけるのは、試練を乗り越えた者だけだ‥そんな論調。
だからこそ、その競争とやらに敗れた者らは、
ドラゴンボールのようなお宝を前に自分のことしか頭にない。
‥残念なことに大抵がそんなパターンのおつむである。
‥公平・平等より、トライしてゲットできるすべてを総取りしたい口であるのだ。
1-5)3
例えば、
インドの寺院で時価数兆円分にもなるかなりの金銀財宝が発見された。
出てくる出てくるお宝、お宝、出てこない埋蔵金番組なんかとは月とすっぽん。
それだけでもとんでもない数のお宝の発見であるにもかかわらず、
未だ開けていない扉があるという。
その扉には、開けてはならないという戒めと共にコブラの呪いの言い伝えがされていた。
‥去年の年末辺りのバラエティ番組で放送されていた内容だ。
> そこで、開けてみるべきか見ないべきかの論にしても、
日本の昔話にはいくらでも似たような話があろう。
開けてみてしまった結果、ろくな結末にならなかったという奴だ。
‥好奇心に駆られるだけ・煽られるだけの芸人が、
「開けろ開けろ」と口にしているのを見るに付け、何にも学んじゃいねぇと思うばかりだ‥
> そういうのも支配思考と言えるだろう。
織田信長辺りになると、きっと開けさせるだろうからね。
‥で、やり過ぎた結果、災いが降りかかるパターンになると。
> いいんですか?、そんな自由の論調で‥
> いいんですか?、そんな幸福の追求で‥
1-5)4
俺は、自ら王道を論ずるぐらいだから、王様は居ても良いと思っている。
ただし、王様・王族と来ると大抵が血族だ。
‥血族思考の在り方がそもそもにして問題絡みだってこと。
王が跡継ぎを得るのに、
血筋のはっきりとした身分を求めるというのが、そもそもにして微妙な中身だ。
そこで、昔話や童話なんかだと、英雄がもてはやされるわけだが、
英雄は何も、物を生産したり分配する能力に優れているわけではない。
単に、悪いドラゴンなり賊を退治しただけに過ぎない。
‥なのに国を救ったという名声が一人歩きすることで、国家を統べる役職を得ることになる。
> まぁ無下に反論する必要もない、褒美がてらにやらせてみるのも一興だろうか。
しかし、その結果が現代社会というのでは意味が無いではないか。
世界は汚染にまみれ、生物全体での生育に低下が見られるのだ。
明らかに人類のしでかしていることの中に原因がある。
> 英雄気分で、なんでもかんでも自由というのでは、倒した悪魔・魔物と一緒じゃねぇか。
科学の前に迷信もなく、すべてがデータの上での正義。
まぁそんな空気があるよね。まったくもってその結果の現代の様を見て何様のつもりなんだか。
> 伝説の正義の行いが、子孫にまで権限が認められるという因果が理解できん。
そこで、婿を得ると女系と呼んでは忌み嫌い、王家の否定だと言わんばかりである。
1-5)5
‥すべては王族連中の責任だと言われたってしょうがねぇし、あながち的外れでもない。
そこをカモフラージュしたいがゆえの民主議会制だったりとかな。
ずばり、そこにある問題点とは、
人類を公平に見ていない血のあり様であり、
そこからして不公平であり、疑心なのだから、
下々から優秀な者を上に上げるという意気込みをどこに感じれば良いのか?
> だから、そういうのもまた支配思考ということになる。
統治者としての覚悟とは、常に一代の理を自覚することである。
‥そうでない玉座など、
イスの下に食べかすが食い散らかされたまま掃除がされていない様であろう。
> 文化とは、残すものに非ず、残っていく様なり。
今の時代、残すために必死だ。
それだけ、人類の文化に対する敬いの念が弱いと言うことだ。
そういう教育しかできていないと言うことだ。
‥そういう恥をそっぽにしたままに残そうとしたって残るものではない。
人類すべて・生きとし生けるものすべてに敬いを欠いた勢力なんて要らないと言うことだ。
自らに敬いが無いから、国民にも敬いが育たないのである。
‥それが一代の理の自覚でもある。
> 競争競争で、俺は天才、俺の方が上だとかそういう風潮ばっかりで、
世の中が良くなれば、誰でも良いという思考が、そもそもにして、
そこを許して来たという点も見逃せない。
> ‥そこで、上が庶民の自由に制限・制約を設けるというのなら、
上もまた、自らの贅習慣に好きな物事を一つ諦めるぐらいの公平を、自らに課すべきである。
そういう厳しさを持たぬ者を統治思考にあるとは呼ばぬのだ。
‥王道を行く者ほど、凛とした貧に見えようか。
外面の形式にこだわらず、敬いの何たるかを心掛けるのだ。
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