2014年07月05日

[TED]「アフリカ気鋭のエコノミスト新興国の本音を語る」で思ったこと。

1-2)記稿.2014/07/05
 スーパープレゼンテーション‥
 「アフリカ気鋭のエコノミスト新興国の本音を語る」で、
 民間資本主義(欧米)VS国家資本主義(中国)みたいな視点から語っていて唖然とした。


> 世界にとって中国は、欧米主義に欠けているものを補うパワーがあると映っている。
> 日本にとって中国は、未熟な技術国、見かけ倒しの経済国家と映っている。


 こんな見方の違いがグローバルの主流で起きていることに驚いた。
 プレゼンの中では日本なんかこれっぽっちも出てこない。
 ‥そういう意味で言うと、アフリカにとって日本は、欧米側の勢力の一部ということかな。

 実に「????」な気持ちになった。
 (語ったのは、黒人差別時代に生まれ育った黒人女性。)



1-2)1
 世界にとって日本は、まだまだ極東の島国だった‥???
 という見方というか、日本という静かな大国が、
 眼中に入らない人々が世界にはまだまだ結構居るってことになるのかな。
 (日本人からして、そんなもんだしな。まぁそうなんだろうな。)


> それぞれの国に生まれ育つと、何をどう考えるかは、まさに人それぞれってことか‥
> それにしても、米国と中国の比較だけで経済をどうにかできるような思考がよく分からん。


 世界はそれでも、米国より中国の方が繁栄できると思い始めているらしい。
 ‥どっちも同じ狢なのに、まるで冷戦時代の比較論と同じに見える。
 ‥カネの流れにしか注目していませんて告白に、世界の程度を知ってしまった感じだ。


> ‥裏を返せば、海外に出て勢いのある日本人はまだまだ極少ということになる。
> ‥大げさに日本を強調する意味もまたないわけだからな。


 そうなると、日本国内で叩かれて、海外で受け入れられましたってパターンは、
 そもそもにして、日本人の先見性のうんぬんよりも体質ってことになるだろうか。

 外人はロマンを持ち込んだままに仕事に挑むが、
 日本人は実性を重んじて理解できないことには手を出さない。
 ‥ある意味正論で、お互いに牽制し合う形に構えきっているのが黒船日本である。
 (黒船のやり方(ロマン)を外に持ち出すのは、ある意味で正論だ。)


 大手様々お上様々で、ロマンでなんか仕事してきませんでした。
 という所に、ロマンに見えてしまう世のため人のためを持ち込んでも、
 ‥怪しげにしか見えない。(お客様のためは、実はロマンではないということ。)

 それはそれで体質の問題なだけで、同じ所に数を重ねて足を運ばないパターンが常でもある。
 才能うんぬん愛情うんぬんよりも、やる気の度合いが推し量られるのは当然と言える。

 一回でOKというところ程、後から歪みが出るものだ。
 ここでダメならあすこは‥というのを勉強と見るのか、何が何でものの依存と見るかは、
 その本人次第のお互い様の範囲である。ぶつくさ言ったって、そういうものでしかあれない。


 ‥特に米国は、ロマンを尊重しても、それだけに長続きする確率は1%しかないお国柄なのに、
 7〜8割の人口が妄想的にアメリカンドリームを信じ込んでいるという、おめでたいお国柄だ。


 ドリームを追いかけているだけだから、斬新なことを取り入れるのは早いけど、
 それを維持していく上での人材教育にも斬新さを取り入れることしか頭にない‥

 ‥結果的に、古きを駆逐した土台に新しきを乗せることしかできていないから、
 入れ替えばかりが派手に見えているだけで、国家自身に基礎的技術力の定着が見られない。
 (そもそもの歴史が二百年そこそこの上に、すべて競争が土台なんだから、比較するだけ野暮)


> 歴史の長い中国にしたところで、開けてみれば米国のそれと大して差が無かった。
> 中華の良き歴史は、アヘン戦争と共に死んだと言わざるを得ない。
  (‥もっともその後、多少なりとも足を引っ張っちゃったのが日本だった)


 ‥このスピーチの人物がどこの出身だろうと、
 同じ程度のそれを見て、どっちが良いとか、ほんと競争のことしか頭に無いんだなと思った。
 (競争から離れても生きられる世界観を知らないという不幸なんだろうな。)


> ‥まさか核戦争に対する考え方も、新興国の大半で、
> 米ソ冷戦時代の思考で堂々巡りしているレベルなんじゃないかと思うと、ぞっとするぞ‥



1-2)2
 ビジネス以外で日本に観光に来る外人は、
 日本の里山文化なり、村社会の形や神秘性に興味があるタイプが多く、
 ‥自分たちお国には無い部分に惹かれてやって来るんだろうな。


> 一方で、ビジネスで日本を選ぶ連中は、日本のおもてなしや職人文化に感激する口か‥


 まぁ大体そんな違いがあるように思える。
 ‥日本に注目しない外人は、それこそ見かけ倒しの数字でしか判断しない口ってことかな。
 (日本で言えば、一昔前の欧米かぶれと一緒。それってどれだけ生き残れてんの?)

 言うならば、日本人が考えるこだわりや細かさに注目する玄人タイプは、

 ここ最近こそ急速に増えたけど、
 それはネットを駆使するタイプや、情報の共有ができているグループ枠だけで、
 ‥自国の範囲で十分と考えるタイプもまだまだ沢山居るってことを意味している。
 ‥それはつまり、メイドインジャパンでなくても全然OKって意味だ。


> 大体、半々ぐらいなんじゃないか。
> 競争が成り立つ度合いがそもそもにしてそんな感じ。


 誇りを失えば、自国の文化が全部持ってかれるってことだからな。
 お互いにそんなこと誰も望んでないのに、
 シェア争いに真剣になれる意味が理解できないっすね。
 ‥もっとも真剣で無くても、無関心で居ると持ってかれちまうのが現実だ。


> だからこそ、染めてしまうような感性で競争をするべきではない。


 中世においても、染めない感性の王は慕われて繁栄している。
 ‥それは、染めずに共生しようとする感性の主張が、如何に上の層に少ないかでもある。
 (逆を言えば、染まるのは一瞬の力技であり、染まらずに居るにはお互いの根気の力が大事。)
 (染められて愛情に思うも心理、染まらずにしんどさを思うも心理。その逆も然り。)


 ‥比較論を持ち出して押し切ろうとする輩は、
 そもそもにして染めたいタイプばかりと言えるだろう。(感情的とも言える)

 比較論を持ち出して効果が得られるのは、互いの違いを知る上での範囲であって、
 どっちが優れているなどとの答えを導けるものではない。

 ‥右か左かで考えさせられている状況は、自らを正しく導かない。

 何をするにしたって、できるとかできないとかではない。
 腹が決まっているかどうかだ。

 ‥どうでもいいことは、ほんとどうでもいい。そこの未熟に誤解が付きまとうだけだ。

 グローバルにとって、どうでもいいのは、
 自らが負け組になって辛酸を舐める不公平をキチンと思い描いた上で思考することだ。

 ‥そこをスルーして勝ちたいと気取っているのが、グローバルのドリームでもある。

 そんなのがまだまだ世界には、日常的にわんさか存在するとは、新鮮に驚いちゃったよ。
 ってその前に、自分自身が希少派だってこと最近見失ってたってことかな。


> どうも申し訳ございませんでした。m(_ _)m


 陰謀論なんか希少派だ、それのさらに希少なのがあの世絡みの陰謀うんちく。
 それを真剣に講義しようなんてある意味でキチガイだもんな。
 ‥常にテンション低めぐらいの方が新鮮か。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:21 | Comment(0) | 日記/2014 | 更新情報をチェックする
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