自分発行は使い切らなければならない。
使い切る上での見なしラインを設けなければならない。(誰もピッタリなんか無理)
‥自分発行するからには、収支と支出を分けた通帳構造が求められる。
> 自分発行とは、年間の支出枠を自己申請して決めてしまうという意味である。
収支管理は、個人枠には特に存在せず、
収入はすべて操業という形で、法人絡みとして扱わざるを得ない。
‥経営収支として入ってくる金額と、法人が自社発行した支出枠とを差し引きして黒字なら
その黒字分が取り分に成るという意味である。
法人の場合の使い切りの見なしラインと時期等は、個人枠の場合とは異なる。
> この時問題になるのが、いくらでも自社発行できるのに収益からの取り分に意味はあるのか?
‥という問題と、現行経済と比較して、収益価値感に生ずるギャップをどう埋めるかである。
いろいろと考えてきたが、ようやくにして柔らかい意味での妙案が浮上した。
(完成版とも言える状況が見えだした)
1-5)1
自分発行は、人工的に冬の備えという慣習を呼び起こすことが目的でもある。
そのため、4月から12月に利用するとしてきた。
12月の末日で個人枠の使い切りの判断をするのだが、
その時、見なしラインに差を設ける意味で、評価というブラックボックスがあった。
しかし、その評価はどう考えても、横並びにしかならない。
どうしても、分かりやすくすることが求められ、複雑にすることは望ましくない。
それゆえ、個としては固定されがちとなり、余り変化が見られない状況が想定される。
‥そこで、どうせ固定しがちならばという意味での扱いに切り替えた。
> 以前からの評価G弊の案を白紙にして、
> 使い切り見なしラインの幅だけの評価という形にしてしまうのが無難と改めてみた。
‥すると、G弊でないならないで、普通に残してしまってもかまわない状況が生ずる。
12月末で一旦使い切りを判定し、
その残りを、使い切り見なしの残り内額に整値して、さらに3月末までの枠として設ける。
‥そのまた残りを税金の代わりとして、財源化してしまうと言うのが今回のアイデアだ。
※ 公共回りの財源と言っても、
公的経費の多くもまた自自治発行(自分発行)になるから、消費税を課すような現行とは異なる。
‥あくまで公務員の能力給G弊の枠組みをどうするかの話を今回している。
1-5)2
具体的に言うと、仮に基準の使い切り見なしラインを100万円とする。
評価判定をS・A・B・C・Dの五段階とし、
さらにそのそれぞれを五段階として、合計で25段階としよう。
一段階あたりの使い切り見なしラインを20万円ずつ増えるとして考える。
‥合計で100+500=600万円程度の距離感が出てくる感じだ。
さらに、時間給の評価を織り込むとする。これは外せない。
長々と働いても、使い切り見なしラインが多少広がるだけだと、
評価に対して長時間労働をする意味合いは、お互いに大きく取り扱う必要がなくなる。
そもそもにして自分発行だけでも十分に暮らせてしまえるのなら、
ますますそうならざるを得ない。
(拘束されている時間の評価をどう織り込むかでもある‥日雇いへの支払いはまた別。)
‥時間給と言ったって、
今時代の経済枠で考えても、せいぜい200万円前後にしかならない。つまり‥
> 使い切り見なしラインとして、100万〜800万円の幅が想定されることになる。
仮に、2000万円を自分発行に申請しておくとすれば、
‥正社員として普通に働いた感じで、
大体400万〜600万円の間を使い切り見なしラインに想定できることになる。
で、3月末時点での残りを、大体100万〜200万円と推定できるだろうか‥
労働者家族単位でそれとするか、個人世帯辺りからとするかでも解釈に差は出るだろうが、
現行ルールで、それだけの税金を取ろうとすると、
ざっと700万円ぐらいの年間所得が想定されるだろうか‥(よくは知らん)
仮に、日本の労働人口を5000万人として、公務員人口を5%の250万人とする。
最終的な自分発行の残し金額(3月末時点)を100万円平均として試算すると、
100万×5000万=500000億(50兆)となる。
(‥ボーナスを支給するだけの枠で考えると、多すぎるぐらいか)
(その分、臨時の雇用枠を創出することもできるということになるだろうか‥)
(対外的な支払い枠としても用いられるべきかなと。それの貯蓄額は公表されるべきである。)
1-5)3
民間経営は、黒字さえ出せれば、ボーナスを支給できる。
そのとき、時間給を含めて考える必要がもはや薄いので、能力給なり恩給だけを考えれば良い。
‥それと同じことを公務員でもできないと、公平の辻褄が合わない。
公務の経費ももはや自自治発行で賄うルールと化するので、
経費に対する帳尻を合わせることはそれほどに難しいことではない。
しかし、公務の多くは儲からない構造に置かれている。
‥だから、その公務職の能力給をどこから引っ張ってくるのか?‥だった。
> そこを成り立たせる上でも、自分発行の最終的な残りを掻き集めて、
> 公務員の能力給なり恩給の枠組みに取り入れようというのが今回のアイデアである。
結果として、公務職は安定した恩給G弊を獲得できる構造に置かれる。
ある意味で、相も変わらずの花形安定職のままという状況になるだろうか。
> そこで、自治政のあり方を支持しない場合、ボイコットする上でのルールが求められる。
単純に、使い切り見なしライン(12月末時点)にわざと乗せなかっとして成り立つとすれば、
その対象となる自分発行の残し金額(3月末時点)を税収に勘定することはできない。
‥というようなルールの追加が妥当か。
住民の半分が一斉に反発を見せて、これのボイコット手段に出ようものなら、
来年度の賞与枠が一気にとほほ半減してしまう形だ。
‥公務員だって、ボケたままのデスクワークでなんか居られないという形が生まれる。
‥一方の住民は、ちょびっと次年度の申請枠が自由にならない程度なので問題なし。
> そもそもにして、零式経済での恩給とは、
時間給や生活保障を、組み入れて考える必要が薄い。
従来的に頑張ってようやく蓄えに回す分のそれが、まるまる手元に残る感覚で十分になる‥
‥その分、雇用枠を増やして、分担作業の形をどう創出していくかである。
(孤独の競争ワークがつまらないと考える人が多くなれば、いずれそうなる。)
だから、そのまんまボーナスの感覚だけに成っていくように思われる。
‥払う方も貰う方も、それ以上の価値を得ることができないということでもある。
1-5)4
> さて、もらった恩給をG弊として改めて名付けるとして、どんなメリットがあるだろうか?
この場合のG弊は、いつでも使える形を保障できる。(ここ重要)
なぜなら、
自分発行のC弊には、
製造・サービス側が値段を決められる時期と、消費側が値段を決められる時期の二つがある。
その時、G弊の新たな特徴として、
G弊払いと定めておくことで、消費側が値段を決められる時期でも防御できる扱いにするのだ。
‥そうすることで、プレミアムな買い物に対して、今まで通りの解釈が可能になる。
※ 生産枠がただでさえ少ないのに、
頭から消費側が値段を決められる時期というのも問題がある。
知名度が低い時期の場合なら、とくに防御できないと困るケースもあるだろう。
(知名度が高くなってから、その後半々で勝負するにしろまったくの自由だ。)
> ただし、G弊は、
支払いの勝手や辻褄なだけで、売り上げとして収まった時点でその違いがリセットされる。
使ってしまえば、あくまで再び利益の黒字にならないと、G弊として再生産されることがない。
‥そういう意味では、G弊は評価と成果の象徴である。
その結果、「G弊払い+評価ランク○○以上の・・・様のみ利用可能」
というプレミアムな商品やサービスが登場するかも知れない。
1-5)5
‥気になる点と言えば、小庶民的に、
無理にG弊を使う必要がなければないで、貰っても有り難みに欠ける感触が否めない点である。
増えれば増えるほどに楽しいと思えないなら、物足りなく見えてしまうばかりだろう。
> ‥だが、
寿命が1000歳にまで拡大していく‥なんて話になると、
学生と就職を繰り返すパターンは往々にして考えられる。
結果として、稼いだG弊の価値はそれなりに希少という解釈が得られるのだ。
‥知識教養を深めるのに大体200年ぐらいを費やして、自己を探求し、
実践してみないことには何のための知識教養か?ということにもなるだろうから、
誰しもが、科学や医療の研究に一度は首を突っこんでいる時代もそう遠くないのかも知れない。
> それでもまだまだ宇宙が解明されることはないだろう。
> なぜならそれは、自分がそれ以後も何をして存在するべきかの問いでもあるからだ。
隣の人のそれが定まっていないのに、
自分のそれを限定解釈することは成り立たない。
そこで、隣の人のそれを強引に決めてしまうのが、従来的な搾取経済の形だったと言える。
‥一神教は、まさにそれの形でしかあれていない。
覆るからこその多神教である。
お互いに定まっていない部分もあるからこそのお互い様の多神教でもある。
‥多神教を支持できない人は、支配と依存の傾向度が高いとも言えるだろう。
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