2014年07月27日

[日記]恐い夢を見た夏なので書いておくとする

1-1)記稿.2014/07/27
 夢の中で案内の声が聞こえてきた。
 「後ろを見てはいけません‥後ろを見てはいけません‥」

 気がつけば、俺はいつの間にか壁際に追いやられたかのように、
 目の前には壁があるみたいな立ち位置に居た。
 その壁はなぜか鏡面に磨かれているかのように背後が薄らと見えるかのようだった。

 そう思うか否か、
 背後からもの凄い殺意が伝わってきた。
 同時に、後ろ首根っこの辺りに鋭利な何かが突き立てられているかのような感触がした。

 「見たな」
 「見ただろう!!」

 殺意の込められた脅しが耳元に聞こえた。
 俺は、何も見ていないので黙っていたが、鏡面の壁に相手の姿がちらりと映ったような
 ‥その瞬間、

 「見たな」
 「見ただろう!!」

 俺は思わず、視線をずらして別の位置を見た。
 するとその壁の方にも、相手の姿がちらりと映り出す。
 ‥目線を戻すともろに見えたような見えなかったような、

 「見たな」
 「見ただろう!!」

 マジ鏡面伝いに見えちまうとヤバいので、
 今度を焦点をずらして、見ないようにした。

 すると、画面がオーバーラップを始めたかのように、
 先ほどまであった鏡面とは異なり、
 血が滴ったような点々が、散りばめられた映像に変わりだした。
 (え、何、俺、死んじゃうの???)

 「見たな」
 「見ただろう!!」

 最後の脅しが聞こえたかと思うと、ようやく目が覚めた。
 目が覚めた後にも、
 なんとなく後ろの首根っこ右側に、何かを突きつけられていたような圧迫感が残っていた。



1-1)1
 ‥こんなん毎日見せられたら、ぞっとするぜ。
 ノイローゼになりそうで超恐ー。

 マジ見ちまったらどうだったんだろうか‥
 「霊糸線切られて死ぬんすかね?」
 「殺されない代わりに、無理に魂契約させられたりしてな‥」

 鏡面壁の仕掛けのせいで、目の前の壁をまじまじ見るだけで、
 見てないとは言えない心理状態に持ち込まれちまうわけだから、ずるいというか、
 夢にしては手が込んでいるというか、西洋の悪魔の話と変わんねー気味悪さではある。

 鏡面壁伝いに、目が合っちまったりしたら、それこそバツが悪い。

 向こうがそれをみて、
 ニヤっと笑いようもしようなら、思わず声が出ちまいそうだ。
 ‥冷静になって考えてみると、かなりの知能犯だよな。


> ホラーのネタになりそうなんで書いておくことにした。


 大抵この手の夢見には、特定の空気感が漂っているので、
 どんなに装っても、慣れると直ぐに気がつくようになるわけだが、
 忘れた頃にやって来られると、何となく油断してしまい、
 逃げを考える前に、追い詰められたような状況に嵌まる。
 ‥夢の中だから、なんというか誘われちまうわけだ。

 敵を知らないのも癪なので、ある程度は、誘われてみるもんなんだろうけど、
 迷惑な話だぜ。まったく。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:23 | Comment(0) | 日記/2014 | 更新情報をチェックする
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