2014年08月02日

【刮目】日本人として人付き合いが面倒に思うその理由

1-3)記稿.3014/08/02
 礼を知らざる者同士が付き合うと、大抵ガラが悪くなる。
 礼を知らないのだから当然だ。


> もし、人間を計画した側がそれを見越していたとしたら


 見越しているぐらいなら、礼を心得た存在であるはずである。
 否否、それ以上に、礼を教えたくてしょうがない存在なのかも知れない。
 ‥だとすると、こんな定義が思い浮かぶことになる。


> 地上とは、人間とは、人生とは、礼を学ぶための劇場である。


 「日本と世界の違いを思うにそう思わざるを得ない!!」
 「繰り返す‥神道は宗教に非ず、神道は神道である。」


 ‥日本人として生まれてきたなら、まぁそこん所のしんどさは忍(お)して諦めるべし。



1-3)1
 礼を知るにもまずは、不誠実を理解する必要がある。
 何が見苦しいことで、何が人として真っ当な在り方であるかの違いの心得だ。
 ‥そこを学び合う上でも、人類の多くは、ずぼらで見苦しい連中ばっかりだ。

 そして

 半端者とて、地上で暮らすとなると、礼の何たるかを心得ざるを得ない。
 (‥はじめにおいてこそ、階級身分有りきだ)

 そこに有るあるがままの中途半端こそが肝で、
 生ぬるい生半可な気持ちが、人付き合いのそれを憂鬱に導くことになる。
 ‥なにしろ、勝手気ままが一番だと思っている。


 だが、知れば知るほどに、
 掃除、整理整頓、身なり、マナー、作法‥ずらずらと気になり出すのである。

 (とくに、なぜか日本に居るとそうなるらしい。)
 (おもてなしなんて、その手の集大成だからな。)

 ‥尤も、文化ある暮らしぶりをしていないと、なかなかそうは思わないわけだが、
 上を目指そうとすればするほどに、その手のそれがごまんとしてるのが日本でもある。


> まさに神道の罠である。もとい、ツボか‥


 ‥自由主義で上を目指そうとも、
 上の世界といえば、常に礼の競いが求められる田舎もんにはしんどい世界でしかないのだ。
 (‥無駄に良い暮らしなんか、必要ねぇ!!)



1-3)2
 地上には、息苦しさをまき散らしているのは、
 自分自身なのだと言わんばかりの仕掛けが、あちらこちらに張り巡らされている。

 少しずつ、素晴らしきお手本(人物)を降ろして、型として理想化させ、
 一定期間そのお手本を持ち上げて、素晴らしきものとして思い込ませるのだ。
 (‥礼の心得を持った御仁らほど、なぜかそんな連中ばっかりだったりする。)

 これは、いきなりすべてを教えようとしても無理があるからそうなっている。

 そもそもにして、礼は、礼について自ら進んで学ぶ姿勢こそが求めらるのだ。
 ‥頭から押しつけて教えることは、礼に非ざる行為でしかない。


> 一つのテーマが定着する頃合いになると、


 別のテーマを降ろす次第になる。
 つまり、バージョンアップした不誠実を送り込むのだ。

 それの解決策として、別の個性を持った聖人君子・文化人を送り込み、新たなお手本を示し、
 それの繰り返しを地上にばらまく。

 ‥其を端から見れば
 人間には良い奴と悪い奴が半分ずつ居るように見える。


> ‥ナンセンスだ。


 自らが礼を行っているかどうかである。それだけだ。
 ‥神道の神々が人を見る時、そこにしか興味が無いと言っても過言ではない。

 そして、礼とは、
 礼ゆえに、始まりから終わりまで、礼を心掛けることが求められている。
 ‥実に、安まるところなど無いかのように。



1-3)3
 ‥不肖ながら、ざっぱりと斬れば、

 欧米化の末に、外国の方が自由でよろしく映るようなら、
 日本人としてやや腑抜けになった証である。

 ロマンティックが気になって、周りの空気がより重く感ずるなら、
 余所の文化の陽気さにばかり囚われて、本質を欠いている証である。


> 基本として求められているのは「礼」である。


 礼から遠ざかろうとしても、日本人として喜びが得られないようになっている。
 単にそれだけだ。


 礼を知らぬ者同士の付き合いほど、アバウトでいい加減でしんどいものはない。
 礼を心得ぬ仕組みを社会の柱に据えていれば、その重苦しさが倍増するのは当然である。
 ‥だから、礼を心得た者同士の付き合いが、如何にあうんの呼吸で軽いかを知るべきである。

 言うまでも無い、それが日本人としての文化力である。


> 無礼存分に、勝手気ままに生きていられれば楽しいと感ずるのは、錯覚である。
> 日々、礼を積まずして人生に晴れ間など来ぬ。


 斯様に仕込まれているんだからしょうがない。チーン♪
 (まぁそれぞれに、できる範囲でやれば良いんだけどね。)
 (‥それにしてもこんなこと、畏れ多くて誰も口にしないんだからどうしようもない。)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:40 | Comment(0) | 刮目/2014 | 更新情報をチェックする
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