1-3)記稿.2014/11/30...20141010.20100827...
何を信じるかは自由、誰を尊ぶかは自由、
されど、その信仰の対象とする何かを、公たる政治の場に持ち込むことを禁ずる‥
‥極端に言えば、政教分離とはこれである。
> 近代以降、公の場に持ち込まれた公たる精神の規範とは何だったろうか?
言うまでもない、科学と経済であった。即ち資本原理であった。
利益主義であった。拝金崇拝であった。自分勝手にのほほんと暮らしたい願望であった。
現在の政治の場に持ち込まれた公たる精神の規範とは、徹底した数字統制であった。
早い話が、フリーメイソンであった。プロビデンスの目であった。
世界の裏で、ひっそりと世界を牛耳って来た者達のやり方が”政教分離”に表現されていたのだ。
‥昔ながらの土着した精神が、数字統制に邪魔だったからだ。
1-3)1
> 私たちは乗っ取られたとも知らずに、真面目に政教分離を受け入れていたのだ。
> 政教分離を経たことで、無形への畏怖の念は崩壊を辿った。まさに無礼者の大量生産だった‥
神道観・宗教観を持ち込めなくなった議論の場に、代わりに登場したのが科学と経済信仰だった。
信仰の対象として、
科学と神道、経済と宗教にさしたる違いなんて無いにも関わらず
科学と経済は、万物の法則・幸福の原理としてもてはやされる次第に至った。
確かに、そこから得られた物もあろう。しかし‥
まだまだ科学も経済も底を見せていない内から、万能と思い込むにはお粗末だった。
従来の神に取って代わった科学的視野、経済的視野は、
あっという間に世の中のありとあらゆる壇上にのぼり詰め、多くの者を無神論に追いやった。
‥それもこれも、右肩上がりの数字を用いると、あっという間に豊かになれるとの錯誤からだった。
1-3)2
> 今や、その科学と経済に対する見解にも修正がされている。
そうだ‥そもそもは私たちの考え方一つで
命の源である足元の地球ですら壊してしまいかねないことにようやくにして気がついたのだ。
「科学を‥経済を‥正しく用いること」
そのためにも、私たちが私たち自身で私たちの暮らしのルールを見直さなければならない。
そうだ、経済競争こそが‥競争原理こそが‥もっとも地球環境をなにがしろにしてきた元凶だった。
> 「科学と経済を正しく用いること」‥まさにそうであった。
宗教観だって、正しく用いることが必要なのだ。
誰がいつから聖戦などという言い訳を思いついたかはさておき、
政教分離の響きは少なくともそこの戒めを印象づけて来た。
‥そう考えると、かつて西洋でもてはやされた聖戦とは、
まるで、人類に宗教観を葬り去らせるための先駆けとして仕組まれてきたとしか言いようがない。
国家神道の様もまさにそれであろう。行きすぎたジハードにしてもそうだ。
「宗教は戦争をもたらすから危険、人の理想郷は科学と経済でもたらされるのだ」と‥
‥そう言わんばかりだった。神と人、精霊と人とを切り離すための罠がそこにあったのだ。
※ 戦争を起こしたいのは武器商人の儲け願望である。
武器商人が発行権を握っていたという落ちが頭からあって、近代以降の戦争は過激になったのだ。
1-3)3
> 人道のために正しく用いるなら、信仰から学んだ精神は、公の場でも発揮されるべきである。
ただし、それらは所詮結果論にしかならない。
あくまで求められるべきは、その者の生き様なり貫いている姿勢なのだ。
其が曖昧な者や、借り物である者に、国の礎を背負ってなどいただかなくて宜しいのである。
‥まして時代の流れに似合わなくなったなら、着替えることこそ常識だ。結果すべては去り逝くのみ。
政教一致が再び必要ならそうすればいい、不用ならそうすればいいだけのことだ。
肝心なことは、私たちがその過程で何を学んだのかである。
得るリスクも、失うリスクも、根っこにあるのは私たちの生き方次第だと言うことである。
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