2014年11月08日

【経済】元VS.米ドルの覇権模様

1-3)記稿.2014/11/08

 株式会社アメリカの倒産発表が近い。
 合衆国民への合衆国の返還が近い。
 つまり、米ドルのリセットが近い。


> 米ドルのリセットに備えた動きがとても怪しい。
> さて、どんなカムフラージュに成っているのか?


 これは素人が考えた裏読みである。あしからず。



1-3)1

 まず原油と金の相場がすっかり下火である。
 円安ドル高なのに逆に下がっているのだ。これはおかしい。
 素人から見たって辻褄が合わないではないか。


> そこで元に注目してみよう。


 元国債がどうたらという話はロンドンにも及んでいる。
 つまり、世界中が米ドル払いを棄てて、元払い取引に移行していると考えるのが自然。
 陰謀論でもさんざん言われている。G7の時代は終わったと。
 ‥G20では元を基軸通貨として扱うとされている。
 (香港ドルの話もあったが、革命騒ぎである。あれはこれのための誘導も含んでたかも知れないな‥)

 するとこうなる。

 各国が自国通貨を売って元を買う。
 各国通貨を手にした何者かが、今度はそれらを売って米ドルを買う。
 米ドル・リセットだというのにそんな紙くずを手にしてもしょうがないだろうけど、
 それで米株を買ったり、米ドルを売って元を買ったりすれば、どうしたって
 米ドルと元の差はそれなりに縮まっていき、多少は均衡に近づく。
 ある程度の時点で米ドル・リセットが始まるなら、世界経済へのリスクはその分ぐらいは低くなるのだろう。
 ‥当然、日本もそれに右に習えの動きをしていることになる。

 ただし、大ぴらにやると表向きの米ドル払いが一気に崩壊を始めかねない。
 だから、巧妙にカムフラージュした動きを演じているのが日本の事情として考えられる。



1-3)2

 日本から見た場合、米ドルがリセットされるともなれば、
 それなりに、円高ドル安の急反転が演出されるだろう。
 でも誰がドルを買うんだ?‥そこが今までと事情が異なってくる。

 ‥早い話が、交換できずに米ドルのまま紙くずと化する可能性も十分に考えられる。
 それでも備えておかないと、むちゃくちゃな円高にだって見舞われかねないのだ。


> どうせ狙うなら、元との交換の方が猶予が図られる可能性はあるのかも知れない。
> ただし、交換した元を有効活用できないのでは何のメリットも無い。


 仮に円安ベースのまま経済取引が保たれることにでもなろうなら、
 日本経済は一気に資産を縮小されかねない。まぁそんなことはあり得ないだろうから、
 その辺で何か動きを見せることになるのだろう。
 それにしたって、自営対策は必要だ。

 そこで、もう一つの手段としてビットコインのような取引の形態に知見が求められることになる。

 ‥少なくとも、そのときになって尚ビットコイン取引を囓ったことが無い場合、
 ビットコイン建てでの決済という選択肢を手放してしまっているわけだから、
 米ドル・リセット時における経済の混乱への回避策で遅れを取ることにだって成って来ようか。

 元建てでの取引もビットコイン建てでの取引も納得できないのなら
 一層のこと円建てという考え方もないわけではないが‥
 いかんせん、円の立ち位置がどうなるかが今ひとつ不透明である。
 仮に、円高ドル安変転後の米ドル・リセットであったなら、受け取り自体に問題は起こらないにしても、
 支払う方にしてみれば、迷惑でしかない。
 ‥その辺のリスクを相手に押しやって、自分だけ冷や汗で済めば良しというのでは先は見えている。

 共倒れを避けようと思えば、それなりに勉強しておかないとダメってことになる話だ。



1-3)3

 まぁどちらにしたって、日本はカムフラージュ役であり、
 そこに隠されたリスクを知りたければ、

 性急な判断を好まないのが日本の官僚、
 性急に動くことしか頭に無いのが、革命を望んでいる側の落ち着きの無さだって性質を
 十分に理解した上で呑まれないことである。


> 今起きている通貨価値の転換は、世界中で米ドルを棄てる方向での動きであり、
> そこにおいてG20では一致しているという辻褄を忘れては成らない。


 リスク回避において、円だけは大丈夫と言った類いの見方をしていると、
 他国の取引先から足元を掬われかねないのである。

 そして言うまでもなく、

 米ドル・リセット後の基軸通貨元の立ち位置がそのままに維持されることになるかどうかは、
 中国次第であり、今のままならそれほどに長く続かないだろう。
 それでなくても、米ドル・リセットに焦点を合わせた段階の中国経済の模様は共倒れ寸前と言われている。
 ‥元を握ってもおいしく無さそうなので、ビットコインの類いに注目があるとも読めそうだ。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:41 | Comment(0) | 中国読み | 更新情報をチェックする
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