2014年12月01日

【詩】遁走こそ好機到来

記稿.2014/12/01

 生き死にの勝負の最中
 相手の強さゆえにどうしようもなくなって
 逃げ出すのは、とにかく無様である

 その無様を見て、見限るのは人の勝手だとしても

 だからこそ、そこからの復活を見届けないのでは
 せっかくの好機を逃がしたも同然である


 自らの復活を果たすにせよ
 他者のそれを脇から眺めて、一部始終をお目に掛かるにせよ
 復活の気概を体験できることに変わりはないからだ


 師の無様を見て尚、
 そこに関心を抱く者は、よくできた女房の如しである。


 大物を脇から見届ける人生を送るのも大物と言えようか‥
 小物は所詮、格好悪いからとばかりに等身大に触れようとはせぬものだ

 ‥良いじゃないか、格好悪くてもそれが何だというのか
 そこから始めようとせぬ者に、好機など無きも同然である
posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:04 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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