2015年01月23日

【プレバト】冬の東京駅、俺も詠んでみた

1-2)記稿.2015/01/22

|世直しの東京発は冬将軍
|大正より北風住まう東京着
|一億の東京経由の雪合戦



1-2)1

 夢追いし東京着、夢負いし東京発
 モダンも糞も空っ風


 空っ風にさらされて、人はようやくにして
 使えない生乾きの丸木から、使える丸木へと育つ

 無論、一本木の大黒柱なんぞではない、切り刻まれて使われるばかりである


 即戦力で使えぬ生乾きのままで東京経由などあり得ない

 故郷で学んだ素朴さを否定され、
 飢えてギラついた眼が板についたそんな頃合い‥これからが人生だと疲れ気味のところへ
 次から次へと東京着がやって来る
 結果、新たな風にさらされて、東京発にならざるを得ない‥

 使えない生乾きのままの夢をたずさえて、何がしたいのかを己にさほど問うこともなく
 虫が夜光に誘われるがままにそれは繰り返されるのだ


 田舎でも一旗揚げられたのが、民話の記憶
 田舎では一旗なんて無理だと蔓延したのが現代社会
 東京でも難しいなんて時代に東京経由になんの魅力があろうか‥



1-2)2

|世を問えば東京発のしばれ旅
|冬ざれの明日に駆け込む東京着
|夢追えば東京経由の寒の入
posted by 木田舎滝ゆる里 at 00:09 | Comment(0) | プレバト俳句 | 更新情報をチェックする
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