1-1)記稿.2015/06/26
> らき☆すたを見た
‥どの辺が人気なのかという疑問からチェックしてみたが
これほどに起承転結が無いのには驚いた。(ある意味でカルチャーショックだ)
‥起承転結が無いせいか、掴み所も無く、とても疲れる。
倍速で見ていても、ちっとも倍速に感じられず‥その上
基本ベースが早口だし、2倍速をあきらめて途中から1.5倍速で視聴した。orz
まぁ思えば、私たちの日常という奴にも起承転結は無い。
敢えて言うなら、社会の仕組みの中に強引に組み込まれている‥とだけ言えよう。
それらが何となくあるだけで、物語の流れに雰囲気が感じられているようなものだ。
(とくに、四季の流れは、それを思わせるに十分な効果を及ぼす)
しかし、格差を感じざるを得ない。
そんなどうでもよさげなオタクネタの流れについて行くには、それなりの前提が求められる。
つまりカネだ。体験だ。小遣いもまともに貰えていない立場の者が見てりゃ
主人公「泉こなた」の物欲(アニメ・マンガ・ネットゲー)は最悪だ。
‥違和感の怪物でしかないだろう。
泉こなたの家庭環境が裕福かと言えば、微妙だが
その暮らしぶりというか趣味を維持できている状況は明らかに中流である証を示す。
(まぁ、高校生ながらに日々のバイトに家事もこなしているとの筋書きだが‥)
(その呆れた体力には、ギャグを含みつつも、凄まじき女子力を感じざるを得ない)
> 中流のお金が無い感覚と、まったくお金が無い味わいはまるで違う。
> 泉こなたのキャラクター人気が二分するにしても、そこが分かれ目にあるように思われる。
実際、俺がアニメの専門学校に通っていた当時
ドツボで似たような奴を友人に持つハメになった。
たまたま部屋を借りてた場所が近くだったせいもあるが
知れば知るほど、疲れるところを感じる事の方が多かった。
‥で、その頃に、そいつと俺との違いを色々と考えさせられたわけだ。
「物に溢れて育てば、そう言う奴も現れて当然か‥」
「自分がそうならないという保証はどこにも無い‥」
しかし客観的に見て、別の環境を経た者として
俺は、そいつの有り様についていけないところがあったわけだから
その育ち方には明らかに疑問があるというのが、俺の人生観になる。
> つまり、泉こなたのような生活観は、肯定できない。それが俺の感覚だ。
否否、泉こなたの存在している係わり自体についていけないと言うことだ。
何はともあれ、自然体で疲れちまうんだからな。
‥主題歌にしても、歌詞中の言葉の使われ方が、ぶっ飛んでるし
良い意味での刺激はあるのだが、俺には異質でしかない。
中流のお金が無い感覚と、まったくお金が無い味わいにある差ですら好意に持てないんだから
上流なんかそれこそ異質の化け物の溜まり場って事になりそうだ。
そんな半端なメンタルの奴が、社会に出て何かやれるだろうと考えること自体が無理。無駄。糞。
そもそもの空気の段階でついて行けん。つうか‥ついていく気にもならない。
‥だから平和的な生活ぶり‥つう空気自体が、もはや俺には受け付けないのだろう。
(多少なりとも歯車に乗ってると、まぁまぁご機嫌で、そこまでの嫌悪もなく楽しむけどな)
(しかし、どうせ次のステップには行けないわけで、どうでもいいやとの気持ちも募る)
1-1)1
大抵の中流の奴らは、その上を目指すって次第が相場なんだろうが
俺は、一つ一つの文化に対しても
「だから何?」という程度の感触しか持ち合わせていない。
それではいかんということだけは理解するに至っても、どうにもね‥
それぞれ人には、自身のモチベーションを維持する上での
適正な物欲の消化という奴が伴っていかないと、文化への基本的関心なんか根付かない。
適切に文化に付き合っていくと、そこにあるのは人間関係だけだと言うことに行き着く。
ここが重要なのだが、適切に文化と付き合えずに、その答えに辿り着いちまった奴は
文化の味わいなど知らないままにあるだけに、無駄に言いたいことだけを言うようになる。
‥そこを指摘するだけの思考を経験を介さずに身につけただけに、人より物の見方だけが達者になる。
その一方で
付き合う方の能力は育たず終いのままであることへのアンバランスに不自然さを抱えたままだ。
指摘するだけの思考があるだけに、それはそれで誰かに教わりながらなんて必要をあまり感じない。
なんというのか、要領さえわかれば好いというだけのもぬけの殻になっている。
‥そこはどう考えても、お互いにぎこちなさをもたらすばかりだろう。
> あとは当人の自制力が左右する。
自制力に期待したのが道徳に礼節。
競争を煽って自由に期待したのが科学信仰にビジネス。
‥どちらに偏っても、豊かで安定した社会は公平には訪れない。
だって、普通に狂うでしょ。
自制することへの自覚なんか、多くの者がそれほどに持ち合わせてるわけではない。
‥これは、持たざる者にそこを求める前に、持てる者から手本を見せろって話でもある。
でも、程度持てる者にしたって、その欲求の度合いは、持たざる者とそれほどに変わらない。
結局はいつもナイナイ暮らしで、本当に無いという意味に非ずとも、当人らの深刻さは変わらない。
‥なにはともあれ、それが私たちの知る生活観の線上にあるままの未熟さだ。
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