2015年07月21日

【考察】担架とナンバ歩き

記稿.2015/07/21

> 担架運びにナンバ歩きをすると運びやすくなる


 ナンバ歩きと言っても、お互いが両手に担架を握っているのだから
 ナンバ歩きも糞も無いと思えるが、お互いに出す足を同じにすることでそれは成り立つ。

 お互いに、右から足を出すことで、次に左と呼吸が揃う。
 ‥すると、担架の荷重は振り子のように振る舞いだす。

 その振り子移動に乗せて、さらにお互いの足を揃えることで、随分と運びやすくなると思われる。


> これは四つ足動物の足の運びと同じだ


 ‥四つ足動物の足の運びこそがナンバ歩きとも言える。
 そこで、籠を担いだ場合も同じだったと考えられる。


 スクープハンターの番組内で、籠の内部に取り付けられたカメラ視点の映像を見ていると
 ずいぶんと振動の向きがあちこちで、めちゃ乗り心地悪そうだなと思った。

 それは

 ・担ぎ手が足を揃えていない。
 ・籠の荷重を上手に振り子にできていない。‥の二つを欠いていたからと思われる。

 籠の荷重を上手に振り子にするには、ある程度のガタイが求められるだろう。
 だが、それの持久力の必要を思えば、振り子にせざるを得ない。
 それは根性とか筋力ではなく、お客様への心配りからだったのではなかろうか‥


> 籠の他にも江戸時代には、おんぶでの川渡しも有った


 この時の歩き方もナンバ歩きをしたのではないかと考えられる。
 ‥途中で疲れるようでは、共倒れになりかねない。商売上の歩き方をするのは必須だ。


> 神輿の担ぎ方も当然、ナンバだったのでは?


 神輿の掛け声が、お互いのナンバの足並みを揃えるためだったとしたら
 ‥かなり興味深い中身になってくる。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 11:42 | Comment(0) | 目の付け所をナス/2015 | 更新情報をチェックする
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