2015年09月14日

【詩】壁の心得(私と壁との対話)

改稿.2015/09/14...20150913...

 壁にぶつかって始めて私の程度を識る
 壁にぶつかって始めて私を探し求める
 壁にぶつかって始めて私に出会える機会を得る

 壁にぶつかった私は誰から見たってお粗末だ
 壁にぶつかった私は誰から見たって無様だ
 壁にぶつかった私を愛そうだなんて誰も考えない

 でも

 そこを避けて通ろうとばかりしていると
 そこから逃げようとばかりしていると
 結局はいつまで経っても私には出会えない

 私を識らないのに自信なんか湧いてくるわけがない
 私の自信は、私を識ることからでしか始まらない

 ならば、時には挫けても良いのだろう

 私が本来的に、私と呼べるべき私がその向こうに居るのだから
 私が成長を遂げる為にも、大いなる壁は私にこそ相応しい


 私が私の輝きに出会う為にも
 私は私に対していつも正直に居るべきだ
 だって‥そこにしか私は居ないのだから

 「でも自分に正直って何?」‥そこを諭す上でも壁はやって来る

 「さぁ来い壁!」
 「私を打ち負かすのは、いつだって私以上の実直だッ」
 「今以上の私に会いに行こう」
posted by 木田舎滝ゆる里 at 09:34 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。