2015年10月06日

【詩】人生は行き詰まりの旅路

記稿.2015/10/06

人生には行き詰まりがある
人生には行き詰まりが待ち構えている

普通の多くはそこで挫けてねじ曲がる

それが普通だったなら‥
誰しもはやけっぱちを肯定してハイ終わりになる

でもそうじゃない

どんな逆境にも耐え抜いてケロッとしている人がある
奇跡の人だ、否、迷惑な存在だ
そんな人が一人又一人と、存在を露わにし始めると
挫けている者は、あっという間に肩身が狭くなる

普通なんて無いのだ

普通なんて無いからこそ行き詰まりはやって来る
普通なんて無いから逆境を乗り越える人もいる


「普通なんてものはそもそもにして目標ではないッ」
「じゃあなんで普通にこだわるのだ?」


それこそがそもそもにして行き詰まりなんだ
普通に無いからこそ、常在戦場、油断大敵、臨機応変なんだ

それはつまり、日常は常に行き詰まりで溢れかえっている

たかが人生の数十年間‥その間‥
自分に都合好くしか考えない根性の方が随分と行き詰まっている
そこを助長する仕組みに、皆で、真剣になってしがみつこうってんだから尚更だ

‥逆境に耐え抜く人が居ることの方が、よっぽど普通なことだよ‥
人はそのようにできている。何も恐れることなんかない。ただ辛いだけのことである

人生は逆説の逆説でできている。一巡すれば丸くなる。途中で止まれば尖るだけのことである

「尖っていたいなら挫けていればいいさ、丸くなりたいなら耐え抜いてみればいいさ」
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:50 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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