2015年10月12日

【詩】想いは流れ星

記稿.2015/10/12

想いは流れ星
私の中から生まれて、私の中に消えていく

一つ一つの欠片のなんとたわいのないことだろうか

それでも時折
目を惹いた想いに、身を焦がすまでになる

その欠片にどんなに執着しようとも
その想いとて、流れ星のようにいずれ過ぎていく

「何を願ったというのだろうか?」

見飽きるほどの付き合いだろうか‥
それとも、ちょっぴり切ない名残惜しさだろうか‥


すくえる欠片のすくない程に
手にしたそれへの想いも甚だしく愛おしい

否、私のこの想いをすくって欲しいと言わんばかりだ

ならば、共に消えていけば好い‥死の訪れとはそういうものだ

それが、私の中から生まれては、消えていく想いたちへのいたわりになる
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:05 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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