1-2)記稿.2015/10/29
> アニメで見てからマンガの方を確認した。
初っ端からネタバレ含みのツッコミになりまーす。
‥まぁ尤も、遅まきながらの発言になるのでどうでもいいだろう。
主人公:天野雪輝の妄想だったはずのデウスが、
実は、現実含みの存在であるというところから話が始まり、
そのゼウスの寿命をネタに、神の後継者争いというのが話の柱になっている。
そもそもにして
神の寿命による後継者争いなんだから、死んだ魂が蘇らないのは織り込み済みというものだ。
‥でもそれに気がついた争奪バトルメンバーは居ない模様としてスタートしている。
ツッコんだ見方をすれば、
未来日記のシステムを提案した11thは、それに気付いていたのかも知れない。
でも、そういう角度からの思惑の一切は描かれていない。
‥話は、突然の後継者争いに巻き込まれて動揺したままの雪輝視線で進んでいく。
例の襖に印された初っ端からの「助けての」刻印からして
作者は初期の段階で、始まりと落ちを思いついていたように見えるが
死んだ魂が蘇らないとするうんちくについて見破ったキャラクターを考えなかったのだろうか。
‥そこに気がついていたなら、11thのキャラクター性はもう少し角度の違う形に成ったと思う。
1-2)1
> 俺がとても興味を惹き且つ疑問に思ったのは、
我妻由乃の処女についてである。
とくに一週目のそこに注目したい。
一週目では思いが遂げられないほどに、天野雪輝はヘタレだったのだろう。
‥思い残すことありありで、二週目に突入したとしか想像できない。
ところが
二週目ではなんとかその思いを果たしてしまったので
三週目に突入した自分と一週目の自分とのギャップに、由乃自身が驚く展開になった‥
一週目の我妻由乃はまだまだいじらしくあったので、日記の呼び名は「天野君」だったが
二週目の我妻由乃は積極的に行こうとの思いもあってか「ユッキー」と呼んでいたことに‥
となると三週目は?‥あまり考えたくないな。
「大体だ、エッチに意識の薄い男に惚れてしまったという自覚とショックは無かったのだろうか?」
どうみたって我妻由乃は肉食系だろう。
‥由乃が他の男に興味が持てていないというそれについて、天野雪輝の反応もまぁ鈍いわけだけどな。
‥その辺を普通に考えてみても、三週目も初々しい気分のままになどというのは有り得ないことだ。
> 仮に、後からやって来る二週目突入の由乃VS.三週目突入の由乃の結果
二週目突入の由乃が勝ってしまったとしたら、この繰り返しは永遠に終わらないことになる。
そうなると、さすがの由乃も冷静に考えざるを得ないだろう。死体も四つに増えることになる。
‥自分が雪輝に殺されるか、自死を選ぶかだ。選択支が無いことをその時点で思い知るはずだ。
三週目突入の私に勝ってしまったという二週目突入の由乃という捻りがあったら
‥さらに面白くなったかも知れないな。次は由乃視点から話を描くことに成らざるを得ない。
‥まぁそれはそれで、由乃のキャラクター性もまったく違うことになるだろうか。
‥ヤンデレのままという訳にも行かなくなる。変化は当然として求められるだろう。
‥そういう意味では、二週目の雪輝の命運をまずは切りよく描いても良かったように思える。
1-2)2
> それにしても
我妻由乃の両親への感情がとにかく理解できない。
両親の髑髏を持ち歩いた意味がそもそもにして不明。その辺の感情表現を作者が描かないから
両親が死んだのは、事故だったとしか認識していないのではないのかと思う外ない。
そもそもして、どんな手を使えば檻に親二人を押し込められるのだろうか?
‥その時点からして、もの凄い腕力の持ち主と思うより外ない。
しかしまぁ誰がどう見ても
ヤンデレのキャラを作者が描きたかったからとしか思えない。
しかし、それをそのままで終わらしては、描き手としての興味本位のままだ。
‥もっと説得力を持たせて描くべきである。じゃないと見ていて不愉快だ。
日記とバトルの辻褄合わせで経過しているだけの点は、実にくだらん。
‥思いついた時点(インスピレーション)からのさらなる踏み込みを感じられない。