2015年12月06日

【詩】普通こそが衰退している

記稿.2015/12/06

デキすぎた女は鬼にしか見えない
ダメすぎる女は飾りにしか見えない
一長一短があることにホッとするべきだろう

しかし

生意気な長所は目に余る
ズボラな短所も目に余る
不釣り合いな一長一短も目に余る
意外すぎる一長一短とて同じことだ

男から見てそうであるのなら
女から見てもそうであるのだろう

しかし

女は家庭に於いて容赦がない
男は社会に於いて容赦がない
取り付く島もない組み合わせにだけは、出くわしたくないものだ


「へたれ」とは、基本的にそれの回避願望を指して言うのだろう


ならば、現代の人々の多くは、「ヘタレ症候群」と言えそうだ
だってそうじゃないか‥世間のどこを見たって、普通こそが衰退しているのだから

普通に暮らせなく成りつつある不安が募るからこそ
慎重に選ぼうとして、普通であることを拒否することにもなる‥
確かに‥私たちの今の暮らしからは、普通こそが衰退してしまっているのだ
posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:11 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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