2016年01月02日

【一行訓】多様化の是非‥二十五射

記稿.2016/01/02

|多様化やかき消されし声の涌き出ずる是非を問えとばかりに

|ばばを踏み炎上自爆喝采と聞こえし噂クズの山

|鬨の声魅力にほだされ真似りしも単身切り込むまでに及ばず

|創業や旗を掲げて打って出る始めはいつも皆弱小

|腰低く打って出るは商いの基本の基本「お伺いしてなんぼや」

|何事も理由は要らぬ命ゆえ動いてなんぼ支えてなんぼ

|覚悟せよ。こちらの都合向こうの都合噛み合わぬ多きゆえに

|今ここの采の是非や魂極る(たまきわる)吾を通すか涙を呑むか

|丸腰の迫力こそが突破口、誠ならば物言い通す

|ただならぬ口角泡のお叱りを胸に刻んで半人前

|黒船の文化は切り捨て使い捨て恥も掻き捨て知らん顔

|真っ直ぐがダメ押す国ぞ日の本の責任謝罪討ち漏らすまじ

|厳しさを履き違えて容赦なし曲がった言葉じゃ真っ直ぐ成らず

|真っ直ぐを背中で語る玄人の口で語らず狭き門

|大ざっぱ誰にでもあるのに見当たらぬ、出来映えを見ずに暮らしを見よ

|良い暮らししたいだけの素人のし放題文化何ぞ残らず

|きれいごと汚れ役が居ればこそ女の時代なりとは何ぞ

|汚れ役ひっくり返さんその澱に命を賭して上を望まず

|雅など腐敗の極み枯れ絶頂、焦がれる輩のなんと返り血

|落ち葉掃き路の出やるはこのほどの清々しき一筋の朝

|雑巾を濯いだ水のあとゆくえ清まるる流れ命の願い

|混濁に身を置きつつ思うのは共に在らざるして美学得ず

|生きて在る事為す必要巡るのは赤子の尻ぬぐいに等しき

|命とはつながる形に良きも無し悪しきも無しあるがままを

|思うまま生きんと前に問答をするかせぬか問えばこそ人なり(2016/03/13)

posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:44 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする
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