2016年03月27日

【発掘】紫式部の辞世の句

記稿.2016/03/27

> 宇宙全史別巻2「誰が地球に残るのか」に紫式部が登場していた。(抜粋)


 彼女の最後の言葉です。

 「つきはみかよの‥」

 で意識が途絶えています。
 おそらく辞世の句を詠もうとしていたのでしょうが、そのまま亡くなっています。

 何を詠みたかったのでしょうか。

 「今生では今夜の三日月のように中途半端で、自分の思いはすべて成就したわけではないが、
 次に生まれて来るときは、思いっきり好きなように生きて満月のように納得して死にたい」

 そういう歌だったようです。


> ‥とあったので、詠みの続きを試みた。


|つきはみかよのけふのつゆ もどらまほしきよいぞもちづきのつゆたし

|月は三日夜(世)のけふの露 戻らまほしき宵ぞ望月の露たし



> ‥こんなところでどうだろうか?(なんか、男っぽい?)
> 源氏物語は読んだことがないので、読んだことがあったらまた多少違うかも


 ‥それにしても
 現象を霊的に精査して、その様子と当人の気持ちを読み取ることはできても
 創造的な頭の中の歌の次第に関しては、
 口に出て来なかった言葉は拾えないということらしい。

 なるほどなるほど‥

 当の本人もその時の想いという奴を引きずっていないから成仏できてるわけでして
 霊を呼び出して、詠んでみてくださいと言われても、困っちまうという事になりそうだな。

 たぶん‥そこに肉体の重みがそろわないと、具体的に定まらないのかも知れないな。

 詩なんざ、自分をそこに導いてなんぼだからな‥
 掴んだらメモらないと、すぐに消えちまうからな‥
 リズムにメロディだからな‥


> それにしても「‥納得して死にたい」ってどう詠むつもりだったのだろうか?


 俺は、「望月の露たし」と三日夜の露に引っかけて詠んでみたものの、通常そんなん詠まねえし
 普通は「こう生きたいです」で閉じるんだぜん‥
 「生きたいです」をすっ飛ばして、「死にきりたいです」とは
 如何にも、いい暮らしが前提の余裕を感じるよん。

 尤も‥彼女の場合のやりたいことは学問という中身だとのことなので、お間違いなく。
 (どう転んでも文系なんだろうなと思われる。反発するものが無いと熱にならんのだとさ)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:49 | Comment(0) | 宇宙な? | 更新情報をチェックする
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