2016年04月11日

【自由律短歌】まっすぐに生きられないからこそ地獄‥二十射

記稿.2016/04/11

|まっすぐに生きられないからこそ地獄、抗えばそれは光‥否、吾なり

|立ち止まることを怖れるから遠し 安まるところを得ようとすれば近し

|前向きなどと言ってもあてなどない、やけくそと破れかぶれが寝そべっている


|どこまでも空っぽ どこまでも青空、あるのは風と光と陰

|大きな穴がポッカリ その存在感こそいのち、心に虚ろが見えたってそれが普通なんだよ


|手本なんか思い浮かべるから続かないんだ、手本なんか無くて良い 本当の手本はよろこびだ

|自分にうんざりしてるってそれはチャンスだね、無知であることを知ろうとしている

|徹底的に自信とやらを削ぎ落としてみよう、そうすれば‥誰かの悔しさに素直になれるだろうよ


|‥逃げればいいさ うまく行けば底を這えるだろう、辛酸を舐めてみるのも貴重な経験


|蹴落とす奴なんか本当には居ない 君が君を追い詰めるだけだ‥敵視に気がつかないのは君なのだから

|すべては付き合いさ 穏やかにやればいい、成果だと意気込んで搾取に管理したい方がどうかしている

|無い物ねだりするのはおかしなことだ、あるところにおねだりだけ行くのも恥なだけだよ


|落とし物には落とし主の気持ちがあるよね、そこを慮らないなら どこにも至遊を得る社会など無い

|平等なんて無いさ あるとすれば平道だよ、道を先に行ってる人が居たって不思議はないからね


|不公平も公平もいくらでも転がっている、誰もがまずは自分を基準においしい人生を浮かべてるよ

|思いやりに進化なんてない 思いやりはいつも最先端だ、古くなると途端にゴミ扱い‥それは困る


|超サイヤ人に成りたいと憧れたかい?、ならば素直に意底ればいい‥儚き己にね


|「一番人気に成りたいって?」それは病気だね、自分しか見えていない人は誰が見たってビリケツさ

|得たいモノなど何も無し、何かをやり切ってみたい欲求だけが湧き起こって在る

|誰かの芽に憧れても自分の種を知りやしない、さぁ土壌を見つけ耕し そこから‥風雪を堪えるのだ



稚草

> 自由律短歌というのはいろいろと微妙である‥


 字数は多くなっちまうし、二行詩の感じだと決めてかかっても何か違うし
 でもまぁ訴えかけようとすると、こんな感じになるようだ。

 以前にも一度、“むひいて”にて試みたが
 ‥それはひとえに、ただの語りかけ口調ということか、まぁ中二病だよね
posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:08 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする
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