2016年05月07日

【四憬句】お題‘タロット(22枚)’

改稿.2016/11/27...20160507...

00
♥|何事も掴まざるがゆえに<愚者>は風と戯る
♠|恐るることなき愉快、畏るることなき恥知らず、其は<愚者>のままに
◆|無知であるほど<愚者>の一言に僥倖を得ず
♣|何をやってもダメダメ‥これ程の<愚者>とは

01
♥|研ぎ澄まされて今、<魔術師>高らかに嗤へり
♠|創り出せば好いだろう。いつでも好機!<魔術師>の見せ所ぞ
♦|<魔術師>の思惑に乗るのも一興
♣|迷うのか‥<魔術師>のこのわしが

02
♥|振る舞いは気高くそして淑やか‥<女教皇>への厚き信望
♠|智慧などあらぬ。ただ有するのは、静けさ漂う<女教皇>の性(さが)と才
♦|祈りませう。<女教皇>は囁く、幸(さきわ)いは汝に
♣|<女教皇>などと言っても‥こんなにも無力

03
♥|思えば尊し基盤たるは<女帝>の献身
♠|冬は越えけり来たれ春の息吹‥<女帝>もまた母なり
♦|邪な思惑も遠く及ばず<女帝>に一礼にて去れり
♣|嫉妬、嫉妬、嫉妬‥迷うなかれ、恍惚に酔うもまた<女帝>の嗜み

04
♥|其は<皇帝>の貫禄、傲慢を退けて勝てり
♠|抱けよ野望、荒野こそ花畑‥<皇帝>の道にお膳立てなど要らぬ
♦|ついにここまで来たれり。労いの質もまた<皇帝>の器量
♣|吾が世の安寧‥それの何が悪い?‥朕は<皇帝>ぞ!

05
♥|神の僕、神の代弁、さりとて規範など遥か遠く‥無さざるが<教皇>の礼節
♠|激しく尊び、学び、そしてどこまでも‥焉んぞ法雨を施し<教皇>に相応しくたらんや
♦|「すべて神の御名のままに」<教皇>の祝詞が静寂を呼び戻す
♣|「こんなものか‥神などおらぬ!」其を問いし答えるのは<教皇>の苦悦

06
♥|雌雄並びて<恋人>がさすらう。この永遠の一瞬を
♠|まだまだ儚く<恋人>がお互いを確かめ合う春の訪れ
♦|「どうしたらそうなれますか?」<恋人>に聞いても返す言葉はいつも一緒
♣|疑いの眼差しが<恋人>を穿つ。愛は劇場?それとも‥屠畜場?

07
♥|進め、進め、進め!!!<戦車>が道を切り開く
♠|負けぬ‥退かぬ‥弱音など尚更‥突破こそ<戦車>の醍醐味
♦|見よ!<戦車>の凱旋が勝利を告げる
♣|<戦車>が崩れ去っていく。悔やんでも後の祭り‥失敗したのだ‥

08
♥|<力>の前に広がるは鎮まり、<力>を封ずるが本来の<力>
♠|<力>が望むはひたすらの困難‥其は<力>を欲する次第の理
♦|<力>が欲しいか?それとも和睦が欲しいか?‥まずは選べ
♣|<力>に呑まれてはいずれ滅す。平穏を望まぬのだ‥どうしたってそうなろう

09
♥|人里を離れ空虚に身をさらし理を究めんとす。骨になろうと<隠者>なり
♠|<隠者>に味方など無用、見方を得よ!!
♦|無常動かむとすれば<隠者>がおりてくる
♣|「真理など無し、在るは生のみ」忘れてくれ‥今のは<隠者>の世迷い言じゃ

10
♥|ここが分かれ目<運命の輪>どちらに転んでも吾が意なり
♠|風雲急を告げ<運命の輪>が回り出す
♦|<運命の輪>が転がり込んで漸くにして好機あり
♣|<運命の輪>に置き去られて‥もうお終いか‥

11
♥|公平こそ<正義>なり
♠|善意も誠意もまだまだ‥お互い様が往来して<正義>の道のり
♦|「汝の公平とは何か?」<正義>と袂を分かちて解ることもある
♣|<正義>などと‥所詮は不公平、不義、不埒

12
♥|何事にも屈せず窮地をおかしむ‥<吊された男>の死抗は本物だ
♠|吊し上げのプロがご登場だ。どうする?<吊された男>に選択が迫る
♦|<吊された男>を直に口説くよりも、すべき事はいくらでもある
♣|遂に吐いたか‥<吊された男>に帰るところ無し

13
♥|<死神>が魂に呟く「やり直せ、一旦死んで戻って来い」
♠|<死神>という名の規律、公平、気まぐれ‥命ゆえにギリギリを問い詰めり
♦|「祈りがあるならもう暫し」なければ<死神>動かむ
♣|「生きれば好いのに、自ら命を絶つとは‥」<死神>の商売上がったりよ

14
♥|「役に立つなら役立てれば良し」<節制>を頼りに生きて善悪なし差別なし不徳せず
♠|<節制>を以て命と向き合え、然らば平穏は訪れよう
♦|汝の<節制>が命を繋げよう、汝の貪りが命を追い詰めよう
♣|<節制>こそ自らが進んですべき命の調和、其を蔑むとは嘆かわしい

15
♥|「ああ、憎しみが舞い降りた」汝の名は<悪魔>
♠|「妬ましくて貶めたくて‥」そうだな<悪魔>に取り入られては殺めてもみたくなろう
♦|何だ貴様‥<悪魔>に用とは、のこのこと魂を売りに来たわけでもあるまい
♣|<悪魔>との契約を反故にしようというのか‥「貴様何様か!?」

16
♥|傲慢が<塔>を建て、傲慢ゆえに崩れ去る。償いこそ汝らの欲したるモノ
♠|共に築き上げて<塔>がそびえ立つ「ゴールなどあるまい、もっともっとだ!!」
♦|形あるモノはいずれ滅ぶ。支えを必要とすれば尚更‥<塔>を支えしは結束
♣|「<塔>が誰のモノかだって?」それ見ろ、すでにガタガタだ

17
♥|暮らしを支えたる旅路を<星>が導く‥されど‥決めるのは汝ら‥
♠|<星>を目指すか?、古びた道に沿うか?、それともオアシスに安住すべきか?
♦|<星>に願いを託しても暮らしぶりなど変わらぬ。祈るなら平穏
♣|曇り夜空に<星>は見えず、身動きが取れぬなら休め。雨・嵐なら尚更

18
♥|<月>を手にしようと近づきても、その方らが移ろうのみ
♠|闇に染まるばかりが<月>でもなし、光に満ちるばかりが<月>でもなし
♦|<月>明かりを頼る者は善良、<月>闇を頼る者は悪党
♣|<月>を手にするは不可能‥されど、肖るなら等しく可能なり

19
♥|<太陽>が天頂で輝く「ほれ、めし時じゃ、目出度くお上がり」
♠|<太陽>が昇る。「毎朝、こんなに早くにどこに出掛けるのか‥息災なことだ」
♦|<太陽>との時間をどう生きるのか?‥それが人生というモノだよ、諸君!
♣|<太陽>が沈む。「なんと名残惜しきか‥また一つ命が縮むのだ」

20
♥|人は人なりに、獣は獣なりに<審判>を下すは自分自身
♠|怯えても始まるまい。汝は罵ることしか知らぬのだ‥<審判>だってそうなろう
♦|<審判>は下された。「優待席など無い、空いてる席はゆずり合え」
♣|「悦べ!奪い合いの褒美ぞ」<審判>に喰われて大いに呻くが好い

21
♥|是非に及ばず、共に生きる<世界>を歩むのだ
♠|<世界>は幻想なり。完成を目前にいつだって考える人になる‥
♦|<世界>は遍くして平凡なり。非凡として平凡らの前で愛を叫ぼうなどと徒労なり
♣|「なんと鈍臭い‥」ここに至っては、もはや<世界>などどうでも好い



稚草

> う〜ん、面白いと思うが、これでゲームになるのか?
> 占いの足しになるのか?‥まるでわからん


 ♥、♠、♦、♣のテーマ毎にも揃えてもいるので
 何というのか、中二病に寄りすぎてもダメなようで、そこん所の塩梅で
 いつもとはかなり違った雰囲気になった感じかと‥

 着想から一週間掛からなかった(‥はやっ☆)
 ‥予告効果あったかも

 細かいカード・デザインの方が面倒くさそう。
 カードにして売れるのか?買うのか?、英訳して世界市場を狙えば行けるかもな


> まぁ手始めに、各自で好きに試し刷りしてみればいいんじゃね


 ※ 死抗【しこう】:迫り来た死の危機に抗うこと

   思考、至高、志向などなどを引っかけた言葉。そうじゃないと脱出できないっす。
   ‥アニメ“Joker Game”を参考にさせて頂きました。
   ‥なるほど、武士道とは違うと。

   正直、アニメを拝見するまで、<吊された男>の♥詠みは的外れでしたっす。
   生き抜く覚悟こそが本物‥というジャンルがスパイの世界観。
   ‥いやぁ、びっくり、驚き、まだまだ色んな世界観があるもんだ。




00♥|何事も掴まざるがゆえに<愚者>は風と戯る
01♥|研ぎ澄まされて今、<魔術師>高らかに嗤へり
02♥|振る舞いは気高くそして淑やか‥<女教皇>への厚き信望
03♥|思えば尊し基盤たるは<女帝>の献身
04♥|其は<皇帝>の貫禄、傲慢を退けて勝てり
05♥|神の僕、神の代弁、さりとて規範など遥か遠く‥無さざるが<教皇>の礼節
06♥|雌雄並びて<恋人>がさすらう。この永遠の一瞬を
07♥|進め、進め、進め!!!<戦車>が道を切り開く
08♥|<力>の前に広がるは鎮まり、<力>を封ずるが本来の<力>
09♥|人里を離れ空虚に身をさらし理を究めんとす。骨になろうと<隠者>なり
10♥|ここが分かれ目<運命の輪>どちらに転んでも吾が意なり
11♥|公平こそ<正義>なり
12♥|何事にも屈せず窮地をおかしむ‥<吊された男>の死抗は本物だ
13♥|<死神>が魂に呟く「やり直せ、一旦死んで戻って来い」
14♥|「役に立つなら役立てれば良し」<節制>を頼りに生きて善悪なし差別なし不徳せず
15♥|「ああ、憎しみが舞い降りた」汝の名は<悪魔>
16♥|傲慢が<塔>を建て、傲慢ゆえに崩れ去る。償いこそ汝らの欲したるモノ
17♥|暮らしを支えたる旅路を<星>が導く‥されど‥決めるのは汝ら‥
18♥|<月>を手にしようと近づきても、その方らが移ろうのみ
19♥|<太陽>が天頂で輝く「ほれ、めし時じゃ、目出度くお上がり」
20♥|人は人なりに、獣は獣なりに<審判>を下すは自分自身
21♥|是非に及ばず、共に生きる<世界>を歩むのだ




00♠|恐るることなき愉快、畏るることなき恥知らず、其は<愚者>のままに
01♠|創り出せば好いだろう。いつでも好機!<魔術師>の見せ所ぞ
02♠|智慧などあらぬ。ただ有するのは、静けさ漂う<女教皇>の性(さが)と才
03♠|冬は越えけり来たれ春の息吹‥<女帝>もまた母なり
04♠|抱けよ野望、荒野こそ花畑‥<皇帝>の道にお膳立てなど要らぬ
05♠|激しく尊び、学び、そしてどこまでも‥焉んぞ法雨を施し<教皇>に相応しくたらんや
06♠|まだまだ儚く<恋人>がお互いを確かめ合う春の訪れ
07♠|負けぬ‥退かぬ‥弱音など尚更‥突破こそ<戦車>の醍醐味
08♠|<力>が望むはひたすらの困難‥其は<力>を欲する次第の理
09♠|<隠者>に味方など無用、見方を得よ!!
10♠|風雲急を告げ<運命の輪>が回り出す
11♠|善意も誠意もまだまだ‥お互い様が往来して<正義>の道のり
12♠|吊し上げのプロがご登場だ。どうする?<吊された男>に選択が迫る
13♠|<死神>という名の規律、公平、気まぐれ‥命ゆえにギリギリを問い詰めり
14♠|<節制>を以て命と向き合え、然らば平穏は訪れよう
15♠|「妬ましくて貶めたくて‥」そうだな<悪魔>に取り入られては殺めてもみたくなろう
16♠|共に築き上げて<塔>がそびえ立つ「ゴールなどあるまい、もっともっとだ!!」
17♠|<星>を目指すか?、古びた道に沿うか?、それともオアシスに安住すべきか?
18♠|闇に染まるばかりが<月>でもなし、光に満ちるばかりが<月>でもなし
19♠|<太陽>が昇る。「毎朝、こんなに早くにどこに出掛けるのか‥息災なことだ」
20♠|怯えても始まるまい。汝は罵ることしか知らぬのだ‥<審判>だってそうなろう
21♠|<世界>は幻想なり。完成を目前にいつだって考える人になる‥




00◆|無知であるほど<愚者>の一言に僥倖を得ず
01♦|<魔術師>の思惑に乗るのも一興
02♦|祈りませう。<女教皇>は囁く、幸(さきわ)いは汝に
03♦|邪な思惑も遠く及ばず<女帝>に一礼にて去れり
04♦|ついにここまで来たれり。労いの質もまた<皇帝>の器量
05♦|「すべて神の御名のままに」<教皇>の祝詞が静寂を呼び戻す
06♦|「どうしたらそうなれますか?」<恋人>に聞いても返す言葉はいつも一緒
07♦|見よ!<戦車>の凱旋が勝利を告げる
08♦|<力>が欲しいか?それとも和睦が欲しいか?‥まずは選べ
09♦|無常動かむとすれば<隠者>がおりてくる
10♦|<運命の輪>が転がり込んで漸くにして好機あり
11♦|「汝の公平とは何か?」<正義>と袂を分かちて解ることもある
12♦|<吊された男>を直に口説くよりも、すべき事はいくらでもある
13♦|「祈りがあるならもう暫し」なければ<死神>動かむ
14♦|汝の<節制>が命を繋げよう、汝の貪りが命を追い詰めよう
15♦|何だ貴様‥<悪魔>に用とは、のこのこと魂を売りに来たわけでもあるまい
16♦|形あるモノはいずれ滅ぶ。支えを必要とすれば尚更‥<塔>を支えしは結束
17♦|<星>に願いを託しても暮らしぶりなど変わらぬ。祈るなら平穏
18♦|<月>明かりを頼る者は善良、<月>闇を頼る者は悪党
19♦|<太陽>との時間をどう生きるのか?‥それが人生というモノだよ、諸君!
20♦|<審判>は下された。「優待席など無い、空いてる席はゆずり合え」
21♦|<世界>は遍くして平凡なり。非凡として平凡らの前で愛を叫ぼうなどと徒労なり




00♣|何をやってもダメダメ‥これ程の<愚者>とは
01♣|迷うのか‥<魔術師>のこのわしが
02♣|<女教皇>などと言っても‥こんなにも無力
03♣|嫉妬、嫉妬、嫉妬‥迷うなかれ、恍惚に酔うもまた<女帝>の嗜み
04♣|吾が世の安寧‥それの何が悪い?‥朕は<皇帝>ぞ!
05♣|「こんなものか‥神などおらぬ!」其を問いし答えるのは<教皇>の苦悦
06♣|疑いの眼差しが<恋人>を穿つ。愛は劇場?それとも‥屠畜場?
07♣|<戦車>が崩れ去っていく。悔やんでも後の祭り‥失敗したのだ‥
08♣|<力>に呑まれてはいずれ滅す。平穏を望まぬのだ‥どうしたってそうなろう
09♣|「真理など無し、在るは生のみ」忘れてくれ‥今のは<隠者>の世迷い言じゃ
10♣|<運命の輪>に置き去られて‥もうお終いか‥
11♣|<正義>などと‥所詮は不公平、不義、不埒
12♣|遂に吐いたか‥<吊された男>に帰るところ無し
13♣|「生きれば好いのに、自ら命を絶つとは‥」<死神>の商売上がったりよ
14♣|<節制>こそ自らが進んですべき命の調和、其を蔑むとは嘆かわしい
15♣|<悪魔>との契約を反故にしようというのか‥「貴様何様か!?」
16♣|「<塔>が誰のモノかだって?」それ見ろ、すでにガタガタだ
17♣|曇り夜空に<星>は見えず、身動きが取れぬなら休め。雨・嵐なら尚更
18♣|<月>を手にするは不可能‥されど、肖るなら等しく可能なり
19♣|<太陽>が沈む。「なんと名残惜しきか‥また一つ命が縮むのだ」
20♣|「悦べ!奪い合いの褒美ぞ」<審判>に喰われて大いに呻くが好い
21♣|「なんと鈍臭い‥」ここに至っては、もはや<世界>などどうでも好い
posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:09 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする
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