2016年05月12日

【プレバト】茶畑と新幹線、俺も詠んでみた

向宜詠吟.2016/05/12

|青み映ゆ茶山分け行く新幹線
|駆け抜ける音響余所に茶摘み撮る
|茶摘唄 かき消す音も随分と
|‥茶山静けし香りを抜けて行く



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



稚草

> え、茶畑って季語なんすか?


 茶畑でOKを出すと○○畑が全部OKになってくるぞ。
 ○○畑と出すと、それの旬を指す‥なんて事でのお約束でも良さそうだが、
 実際の栽培は、価格との兼ね合いで、実の旬より早く出荷させている場合もある。
 ‥そういうのも含めると、悩ましい話だろう。

 そもそも、田からして季語とはされていない。

 たとえ稲作でも、そこに季節感を絡ませてこそ季語として扱われている。
 たかが茶畑の単語一つが、田のそれぞれの風情より上を謳歌することも有り得ない。
 ‥ゆえに茶畑は傍題でしかなく、季語とは言い難いのだ。


> 怪しすぎるので、茶山を使ってみた。


 まぁ似たような気もしなくもないところだが、
 山と付くと、春山とか夏山とかそういう山に対しての季節感が付いてくる。
 茶山となるとどうかというと、どうしたって旬を指さざるを得ない。
 そもそもにして、それ以外の茶山なんて誰もイメージしていない。
 ‥そこの所が、まぁ微妙に違ってるだろうな。


> 発句と挙句が同じのようだが‥


 否、挙句は、何も新幹線を詠んでいるとは限らない。
 茶摘み娘が、もしくは、カメラマンが、茶畑からの帰り道かも知れないぞ。
 え、それだと主題と違ってくるって、そんなことぁない。
 両方を織り込んだと言えば、そのままに読めてしまうのだ。
 「抜けて行く」対象が描かれていないと言うだけのこと。

 茶摘みの帰りがてらに新幹線が通った。「‥」はそれの意味に添えてみた。



手直し.2016/05/13

|新茶踏み 鉄の白龍まっしぐら  東国原英夫


 これで東国原は降格した。
 当人は、人間が自然を壊しているとか何とか口走ってたが‥
 茶畑そのものだって自然ではありません人工っすよ。

 ‥まぁそんなこんなで、勘違いのノリではありますが

 当人のセンスに合わせて手直してみたらこうなった。


|茶山斬り鉄の白龍まっしぐら


 これぐらいに整えてくれてたらスゲーとか話題になっちまいそうだが‥

 しかし

 どう手直そうが、主体が新幹線にあることは変わらない。
 目線が新幹線に行き過ぎてしまっていることから
 見ている茶山のイメージはとくに旬でなくても構わない。(季語として季語が死んでしまう)
 ‥新幹線なんぞ、年中走ってるわけだから。主体はやはり季節感を詠むべきである。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:20 | Comment(0) | プレバト俳句 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。