2016年07月18日

【予想】無償Windows10に仕掛けられた新規インストールの罠

↓4)記稿.2016/07/18

 まず、Windows8をクリーンインストールし、アクティベーションしないままでも
 Windows8.1とWindows10のイメージを無事にダウンロードできました。


> その途中厄介な現象にいくつか見舞われました。
> まず一つ目


 それは、UEFIモードでインストールしようとした時の注意表示です。

 「‥パーティションの順序が基準に沿っていない」というのです。

 旧ドライブに戻してググって見たところ、きちんと書かれた内容の記事がなかったので
 パズルゲームのように悩んでから‥「あっ」と、正体に気がつきました。


 通常、買ってきたドライブにエラーがないかとチェックします。
 その時、GPTドライブ(通常3T以上のドライブ認識)にするかどうかと言う流れになります。

 ‥GPTドライブにして扱う選択をすると
 決まってドライブの先頭に、128MBの大きさのMSR領域を作成してくれちゃいます。
 このMSR領域をインストール領域の選択時に
 対象としている新規ドライブ上から一旦消して、OSインストールする必要があります。
 (OS領域作成時に、その指定領域内に、改めて作法に則った位置に作成されます)


> ‥でないと、注意書きが消えることはありません。


 ‥複数ブート目的でインストールする場合には
 インストールしたOS毎に基準に沿っていれば、目的とする一つのドライブ内に
 MSR領域がOS毎に対応して、複数作成される模様。(対応したそれぞれまで削るのはNG)

 ‥ということなので
 いくら予算に切羽詰まっていたからとばかりに間に合わせにも、
 データ領域を持つドライブに空きを設けて、OSを複数インストールする手順はお勧めできません。
 (その場合に、後方等に置かれた‥データ用パーティションが吹っ飛ばされる懸念がございます)


> 「え、そうだったの?」‥無視しても普通にインストールできてるようですが‥


 ‥作法に則っていない場合のパーティション構成は
 128MB:MSR//300MB:回復//100MB:EFI//Cドライブ//回復//回復・・・なんて形に成ってます。

 ネットでググっても、そんな感じで、Windows8からアップグレードを繰り返すと
 その度に、回復パーティションの怪しいバーゲンセールが気持ち悪いと不評です。
 ですから、それが当たり前だと思ってたりするようです。

 ‥この勘違いのそもそもは
 32ビットOSのMBR絡みのインストールからの慣習とごっちゃに成ってるからだと思います。
 そんな中途な案件が山のようにありそうです。(これはアップグレードの際の罠になりそうです)


> ‥で、UEFIモードのきちんとした作法に則って
> 他のドライブを外した状態で、Cドライブ用HDD一台のみでインストールした後に
> 他のドライブを接続しても、認識されてませんでした。
> BIOSからは認識されてましたが、OSからは認識されてませんでした。


 しょうがないので、以前の状況を思い起こして
 他のドライブも繋げて、再びOSインストールしてみたところ、無事に認識しました。

 「‥これは一体‥なんなんだ???」


 どうにも思うに、OSのインストールの仕方によっては
 HDD自体のフォーマットから何から何まで
 使用してるOSのインストール状態に関連づけられて管理されている模様‥それがUEFIモード‥


 「へぇ?」
 「じゃ、USBから繋げた方がデータの受け継がせの面では無難って事なのか?」
 「え、でも、それもどうなんだろう???」
 「接続の安定を考えれば、どうしたってSATA優位に構成されて然るべきだが‥謎だ‥」


> 一杯に詰め込んだHDDが認識されなくなるなんて、論外だ!!


 そんなまさかの打開に、LANでデーターをサーバー化必要、プロ版OS必須、知識必須
 ‥普通にOS&マシン構成を買い直した方がアンパイっつことだね。
 ‥無償サービスになってねぇ、期間サービスだった位置づけだよね。所謂、表記不適正。
 ‥結局はWindows10しか選択肢ねぇって流れなわけで、古いままの保持活用が健全。



1-4)1

> 次に二つ目


 Windows10のイメージを落とすツールを起動させて、落とすわけですが
 このツールが、ワンパスワード形式にあるらしく、一回ごと起動する切りの使い捨ての扱いです。
 ‥とりあえず、USBにインストールするのと、ISOのと、最低でも二回落とします。


 で、その度の終了時にこんなメッセージが出てきます。


> 新規にインストールする場合にはキー入力が必要です。
> 7と8.1からのアップグレードからと再インストール時には、キー入力は必要ありません。
> ‥このことはよく覚えておく必要があります。


 「え、なにそれ?」

 ‥まるで魔法の呪文を唱える前の心構えみたいな怪しさっす。
 ‥まさにRPG風な謎‥
 ‥そもそも、そういう文言は宜しくない!(もう少し具体的にすっきりと説明すべき)

 「何か、隠してねぇ!?」



1-4)2

> 色々と考え、マイクロソフトの性格も踏まえて吟味してみた結果
> ‥是は、どうにもこういうことらしい


 64ビットOSからは、セキュアなブートとして、複数のOSインストール構成が自由にできる。
 しかしそれは作法に則って順序よくフォーマットされている場合である。


 まず、↓のように構成されている必要がある。(こちらが正統)

 300MB:回復//100MB:EFI//128MB:MSR//Cドライブ//回復//・・・


 ‥前に来る300MBの回復パーティションは、OSが暗号化作業に使う領域だそうなので
 (前に来る回復の表示は、やっつけの翻訳用語と考えた方が無難‥まるで罠)

 ※ SSDにインストールする場合でも
 上級CPU+プロ版OSのみ可能な特殊なファイル暗号化処理をしない構成なら
 それぞれのパーティションの削命なる懸念を気にせずに、利用可能と考えて良さそうです‥
 ファイル暗号化しないなら、300MBと100MBの領域は、ファイルが固定に作成されたのと同じかと‥


> このようにセキュアブート作法に則って最低一つ、対象となるOSがシステム構成上にあれば
> ‥期間中ならば、何事もなく、キー入力不用の再インストールが可能。(未使用の空き領域必要)


 ちなみに32ビットの場合は、イメージのバックアップを取るツールが存在または推奨されることから
 そういうのは自由にやればという空気らしい。
 (ここでのUEFI構成の中にWin32ビットOSは不可の扱い。Linuxにその制限は無い模様)

 ただし

 UEFIモードの場合、イメージバックアップツールが上手く機能しないとのこと。
 この場合の上手く機能するとは、
 OSの状態をバックアップしたなら、ドライブ構成を含めていつでもそれの再現が可能という次第か‥
 ‥先の複数ドライブの認識の失敗うんぬんな状況に見舞われるような事案が懸念されてきます‥



1-4)3

> さて、気になるのは、期限付きであるその中身です。
> そして、確かに新規ドライブ単独状態だと、Windows10インストール時にキー入力が必要との次第
> ‥Windows8は対象外に置かれている事から、キー入力を求められました。(同じキーなのに謎?)


 「そんな状態でアクティベーションしてしまうと、Windows10にキーが固定されてしまうのでは?」
 ‥という疑いを抱きました。

 その疑念とは、所謂
 キーの対象バージョンの変換移動を兼ねて登録され直すのでは??
 ‥そこまで踏み込んだ報道記事も聞き及びませんが、どうなんでしょうかね??

 つまり

 無償キャンペーン期間中なら
 何度でも単独ドライブでも、Windows10の再インストールが以前OSのキーのままで可能。
 ただし、期間を過ぎると、そのキーで以前バージョンのOSのキーとして使用不可‥かも。
 ‥是はとくに、非UEFIモードの場合に、ドツボに填まりそうな予感。


> きちんとしたUEFIモードに基づいて
> システム構成上のどこかに以前バージョンのOSをインストールしたパーティションが存在する‥
> ‥&、そんな以前バージョンからのアップグレードをしたWindows10が存在する場合のみ
> 期間後も、それの構成の状態からならば、その構成上のどこかに
> Windows10に関しては、キー入力不用の再インストールが可能。(未使用の空き領域必要)


 ‥というような解釈になるように思われます。

 杞憂であるにこしたにすぎませんが、
 無償Windows10を利用続けようとすれば何らかの制約を受けるように思われます。
 ダウングレード扱い云々の表現もされてることからも、期間を過ぎてから
 下位バージョンをシステム再構成しようとして、ゼロからインストールしようと試みても
 キーが対象外なんて落ちにもなりかねない空気を感じざるを得ません。

 つまり

 もはや、Windows10しかインストールできなかった‥なんて落ち。
 完全に切り替えるなら、どうでもいいことなんでしょうが、
 まだまだ以前バージョンで使用したいなんて場合では、それでは非常に困ります。
 (予想的中なら‥地雷か‥)

 そして‥何よりも、Windows10に切り替えさせたいのは、今やマイクロソフトの思惑です。


> だから、カネ損したくねぇ‥罠にはまりたくねぇ‥なんて事情の場合


 とりあえず、期間終了後のアップグレード権限の確保だけに留めた形を残すことでしか
 今回の複数ブート利用の件をお勧めできません。(その後の扱いに注意必要、ど忘れ厳禁)



1-4)4

> ‥整理するとこうなります


 まず、新規ドライブを用意します。(これが手っ取り早い)
 そのドライブの前に、以前バージョンのOSをクローンするのもありでしょう。
 (‥正し作法に則っていることが前提)
 作法に則っていなかった場合は、仕方がないので

 以前バージョンを作法に則ってクリーンインストールするところから始めます。
 (時間が厳しいなら、空き領域用にパーティション作成して領域だけ確保するのも手です。)

 同じバージョンのモノを前と後ろの二箇所にインストールしておきます。
 ‥ただし、前方の方はまだアクティベーションしておかない。(重要)


 まず、後ろのパーティションのみアクティベーションしてWindows10にアップグレード。

 次に、前方のパーティション起動に切り替えてから
 ここで漸くアクティベーションする。(この順序ならダウングレードした扱いになるはず)
 (時間が厳しくても、ダウングレード期間中なら前方に以前バージョンインストールに支障なしかと)


> 期間終了後にも行き来できるかどうかは、まったく不明。(ダウングレード期間内なら可能かと)
> 行き来できればラッキーですが‥そうで無かった場合、
> 以前バージョンを新規に同じキーで単独インストールできるかどうかを確認する必要に迫られます。


 ‥とくに期間終了後に10をアップデートしちゃった再起動後なんてパターンがとくに怪しい。
 (八月頭のすぐに、レッドストーンが待ってるんですよね)

 Windows10のアップデートの扱いにしてもそうなんだから
 期間終了後は片道切り替えでしかないかもと、腹を括って、Windows10を選択せざるを得ません。


 ※ 少なくとも是は、以前バージョンを使い続けたい人を対象にしたキー保持対策案になります。


 ‥まぁ商売という点を鑑みれば、前宣伝通りに
 「Windows10のインストールができなくなります。新しく買い直してくださいね。」
 というだけの落ちでしょうが‥

 絶対に買わせたい、使わせたいという願望を丸出しにマイクロソフト側にそこまでの目論みがあれば

 結局は買うハメになってしまうどころか、以前バージョンのクリーンなインストールも
 キーを乗っ取られた都合から不可になってましたなんて状況も想定しておくべきかと。


 ‥とくに作法に則っていないインストールからのアップグレードをしていた場合には
 どうにもならない状況が予想されるかもの様相です。(ここ重要)

 とにかく、どこかのドライブに無償バージョンのWindows10が入っていれば、且つ、
 UEFIモードの作法に則っていれば、
 期間終了後も、キー入力不要の再インストールで引き継がせることが可能。(未使用空き領域必要)
 (‥ここは確実かと)


 作法に則っていない場合には
 仮に、新規のドライブにOSの再インストールの引き継ぎが成功したとしても
 ‥途端に、他のドライブがまともに認識されないなどの不都合に見舞われそうな点が懸念材料。


> キーの云々については、現段階では検証不可能。マイクロソフトの腹次第‥
> ‥たぶんそこまでは踏み込んでないと思われますが‥なんとも申せませんからね
posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:19 | Comment(0) | パソコン悩ましいZ | 更新情報をチェックする
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