向宜詠吟.2016/07/27
人生に不利も有利も無し
そこにはすでに比較があるのみだ
自分のペースを知らぬ者がどうして最後まで完走できるだろうか
ならば不利に見えようと有利に見えようとどうでもいいことだ
それ以上になど誰にも走ることなど敵わないのだから
それでも長い目で人生を見ると
どうしてたってまわりのペースが気になる‥
それはそうだ、ゴールがどこに定まっているかまでもが競争だ
右肩上がりなどと言うまやかしに付き合えば尚更にそうなろう
自分のゴールが見えない、だから他人のペースに引きずられるのだ
その隣人にしてみたところで同じであろう
見えないからこそ脱線もしたくなり、
そして怠惰にもこんな夢を見ている‥
その画図こそが、ふんぞり返った王様だ、否女王様だろうか‥
どうしてそんな画図をゴールだと思い込むのだろうか
それこそがまわりに流されるという人生観のそもそもである
だからこそ、ふんぞり返った政が執りなされるばかりだろう
ふんぞり返る為のノウハウ
そんなモノをどんなんに競ってみたところで、何にもならぬ
一人一人のペースに寄り添えぬという稚拙こそが未熟だとなぜ理解せぬ
自らのやり方を押し付けるしか能が無いなら、
押し付けられても、そこに見えているのはただの力比べだけであろう
力有利、美貌有利、能力有利にほだされて、
そんな頭でしかものを見ないでいては、どうしたって不利と有利でしか無い
‥そこでは、不利になってのそれからの不遇に打ち震えるばかりだ
目標を手にしている者だけが自らのペースを手にすることができる
如何なる状況にあろうと、苦難にあろうと
人のペースを慮れる者は、休む中でも見失わない
「上手に待つことのできぬ者に、進歩無し」
「待つのが下手ほどに、ただの自分勝手だ」
> うた詠み終わります、ありがとうございました。
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