2016年07月29日

【刮目】クラウドと増大するストレージ容量の怪

↓4)記稿.2016/07/29

 ‥バックアップも含め、一人辺り平均3TバイトのHDDを4台は所望するはずだと期待してみよう。
 その対象となる人口を仮に20億人としてみる‥
 すると、12Tバイト×20億だから、240億Tバイト。(80億台)

 (PCショップ店員なら、そんな期待感を胸抱いて店頭に立っているはずだろう)


> 果たして、HDDはそれに近い数として生産出荷されてるだろうか?



1-4)1

 カップヌードルでさえ200億食を売るのに40年を経ている。
 ‥3TバイトHDDの歴史などまだまだ5年程度か。(しかもそれなりのお値段)


> なら何台だろうか?、何台ぐらいなら適当に思えるだろうか?


 カップヌードルで云えば、年間5億食平均だ。
 HDDの集荷台数はPCの出荷台数に比例しそうだが、
 それ以外でも使われているにせよ、車の販売台数を思うにその範疇からそう離れてはいまい。
 ならば、年間台数が億単位なんて有り得ない。多く見積もっても5千万台ぐらいだろう。

 仮に、年間5千万台とすれば、五年で2億5千万台か‥
 過去のHDD容量その他をその台数分容量で考えても、倍程度‥なら、5億台といったところか‥

 そうすると

 一人平均1台程度の所有が想定になってくる。思ったよりも少なそうだ。
 それだけでなく、パソコンの利用台数にしてもそんな感じらしいと思わざるを得まい。
 ならば、3億台にインストールされてると云っても、
 それはほとんど打ち止めの数に相当すると考えて良いことになる。

 否、HDDはもっと所有されてるだろうし、パソコンだって‥とお互いに顔を見合わせようなら

 パソコンの利用台数の実際が、3億台にも満たないと考えざるを得まい。
 ‥それはそれで、どこか解せない話でもある。
 ‥Windows10が3億台にインストールされました。その言葉はハッタリにも見えてこよう?

 ならば

 ‥{所有数}>{稼働数}であるはずの数を認識違いしているということか‥



1-4)2

> そんなにもパソコンの利用者数は少ないのだろうか?
> それはそれでビックリな話である。(世界で3億人程度から増加していない)


 否むしろ、そんな程度でしかないとすると、
 顧客が買ったストレージの台数分だけクラウド上に用意してやればいい。それが辻褄だろう。

 つまり

 それこそが、すべてをクラウドに上げて吸い上げ、データ管理するのもありなサービスの提案だ。
 ‥実際それは、段階的に進んできている。


> 通信端末の売れ行きに比べると、ストレージの方はそれ程でもないと言うことか。


 それが世界的に見た利用の実際と言うことになりそうだ。
 だからこそ‥ならばとばかりに、
 大きな容量をクラウドで手軽に使えるようにしてしまうようなサービスが日常に浸透してきている。


> なら、HDDやSSDの大容量化の意味するところとは何だろうか?


 誰が何の目的でそれを望んでいるのだろうか?
 まるで道路屋が生活していく為にも道路を造り続けたいのと同じで
 そんなクラウド活用を維持させんが為に、HDDの容量を開発しなければならないのと同じ状況だ。



1-4)3

> 否否そうじゃない


 ‥そこに潜んでいる実際の状況とは

 ネット購入人口にしても固定層だけで活用されるばかりで
 それ程に、パソコンから購入されているわけではない。
 ‥圧倒的に、携帯端末からの利用の方が多いということになる。

 ならば、電子本の視点なら、読む側が求めるサイズは本来の本では無く
 あくまで、携帯端末の読みに適した形態ということになる。それは動画にも当てはまろう。
 ‥実際そんな風でしかない。

 つまり賢く使うなら

 ブログへの写真アップの場合であれ、
 複数箇所にアップしておき、一方は公開用、一方は非公開用。
 自分の手元にわざわざHDDに記憶させる程でもない写真ほどそんな感じで構わないことになる。
 それこそ手元のUSBメモリーに残しておくのはアルバムたる部類だけなのだろう。

 ‥そんなこんなで

 クラウド上に求められるストレージ容量だけが肥大化しているというのが真相のようだ。
 このような状況は、商売としては破綻モデルに等しく見えてくる。


 そもそもの広告宣伝の前提である携帯端末のシェア拡大が頭打ちなら、
 ネットから購入利用するシェア数にしても、すでに頭打ちとみても良さそうだ。

 ‥購入するにしても、特定のサイトにユーザー登録するのが流れなのだから
 ‥会員が増えそうになければ、ネットサービス全体における競争とて
 ‥右肩上がりの増加など、それこそ妄想的でしかない。
 ‥勝ち組が発生した時点で、そのジャンルでは、ほぼその規模でスタンダードと言えるのだろう。
 ‥勝ち組が居ないように見えたなら、ユーザーの絶対数自体が少ないと判断できる。



1-4)4

> IT開発と云ったって


 そもそもの全体の利用規模が頭打ちにあれば、
 開発を希望する要員比率が増大するような変化はまず望めまい。
 ‥どうしたって、慢性的な人材不足が当たり前ということになる。

 IT業界において言えば

 変わりなら掃いて捨てられるほどに技術者は存在してなどいないのだ。
 離職してしまうなど論外、経験者のみ採用なんて募集は、愚の骨頂ということになる。


 業界全体の人材不足の解消を目指して、学校教育に導入するとかしないとか騒いでみたところで
 ソフト開発への熱が増加するわけでもなく、
 せいぜいが、特定のアプリを使いこなせれば満足の範囲だろう。

 そのアプリ開発にしたって、群雄割拠の真新しさよりも定番がオススメだ。
 ‥それ以上を求めてみようと、そこまで新機軸を期待せずとも何とかすごせるのがもはや日常か。


> そんなことはないと反論するなら、


 そこに見られる‥IT開発の人材募集に於いての課題とは、
 それこそ、俺のやりたいようにヤリタイ派が多いと言うことで
 よほど給料が良いか、優れたアプリコンセプトでもない限り、
 集結しない点に据え置かれていることになる。

 ならば、昔のように、身内でそれ専用のアプリ開発スタッフを囲った方が手っ取り早そうだ。

 コストが気になるなら、共同で寄り集まって、
 自分たち用に使用するところから進めて、機能をそぎ落としたバージョンをフリーにする方が無難か。

 ‥その筆頭に来るのはどうしたってOSだが
 OSに求められるコンセプトと対象とするハードがそもそもにして自由にならないのだから
 そこにヤリタイを期待しても始まらないと言うことになる。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:52 | Comment(0) | 刮目/2016 | 更新情報をチェックする
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