↓3)記稿.2016/08/01
> 徳政令とは、統治者による借金チャラのご沙汰である。
歴史的に見ても、徳政令を行使した例はそれほどに多くない。
それはそうだろう、貸した方は丸損になる。誰が納得できるだろうか。
‥でも借りた方としては、統治側も含めて左団扇になる。
でもね、巨大資本ほど
戦争という仕組みでボロ儲けしている連中もいないのだ。
戦争が始まると、誰も得をしない‥なのに
‥そんな資本側だけが得をする仕組みは、ふざけるにも程がある。
> それでいて、戦争に負けると、負けた方は通貨価値が一方的にチャラになる
敵対していれば、敵国の通貨など多くの人は持っていない。
‥被害を被るのは、負けた側の国民がほとんどだ。
普段は嫌々の投資資本も是には従わざるを得ない。
‥誰に従ってんの?、誰にしたがったのさ?
「そんなにも戦争の勝ち負けに価値があるのか!」
どう考えても、平和主義を亡きモノにする考え方である。
‥そんなのが民主社会を覆っているなんて、クソ食らえである。
1-3)1
> ところで、経済もまた戦争と揶揄されていよう
いつの間にかそのように、戦争の勝敗の尊重の通りに準えて
取り計らわれても仕方なしと見られている。
それは丁度、占領軍が統治をするのに、既存のシステムをそのまま使うのか、使わないのかに等しい。
要するに、占領側が、既存権益を解体せずに認めるか認めないかの話でもある。
‥認めた場合にしても、多くは、上がってくる利益の%を横に流せというのがお決まりの流れだ。
> 負けた方が言われるままに支配されるというのが、戦争勝敗後の内訳になっている。
‥解体されるともなれば、それこそ民族の根幹を失いかねない状況にも陥る。
どうしてそこまでの権限が認められてしまうのだろうか?
それは、そこにある意図が「侵略」だからである。
それがたとえ平和主義の押し付けにあろうとも、それは同じことなのだ。
1-3)2
> ならば経済競争とて、資本主義からその手の侵略性を排除するのが筋であろう。
> そうでなければ平和主義にはほど遠い‥否、本来的な意味で実現などされようがない。
> ‥結局の所は、どちらかの主張の押し付け合いにすぎない。
では、今一度確認してみよう。
貸し手は、裸の王様のくせにカネを貸す権利を得ていると言わんばかりだ。
個人投資家にしても同じだろう。
実際には、カネを持っているだけで、そこから以降何ら生産をしやしない。
その結果、何を目論んできたかと言えば、シェア争いに終わりなき世界である。
‥それでいて、徳政令は不利益、不当として認めずに来ている。
一方の
徳政令ばかりを持ち上げてみても、誰が文化に責任を負うだろうか?、持てるだろうか?
その思考にしても、貸し借りの思考の範疇だ。
なぜ、貸し借りを前提にする必要があるだろうか?
‥無返済に適量の活用を認めれば良い。
誰しもが適量を求めて止まないのだ。程度動けるようにしてやれば、持続的活性は押し進もう。
(目的が活性化の振りをしているだけで、支配が前提、コントロールが前提だからそうにならない。)
貸し手の根っこは、裸の王様でしかない。どうして世の中にカネの流通量が増えると思う?
借りることで、カネの発行が繰り返される仕組みにあるからだ。
でも、借りたなら返さなければならないし、金利も付いてくる。
‥その内訳分を全体のどこから増やすと思う。
‥それは、また、誰かが懲りもなく借りることでしか成り立っていないのだ。
> そこには欠陥がある。そうだ、飢え続けなければ、誰しもは借りる必要を見出すまい。
いつまで飢え続ければ良いのだろう、どうしてそんなにも欲っする必要があろうか。
それでは、環境が犠牲になるばかりだ。戦争と何も変わるまい。
改善改善と云っても、ある程度きちんとした形に成ってからだって遅くはあるまい。
遅いと思わせているのが、競争だし、金利である。投資側の言い分だ。
‥それでなくとも、無借金化に成功した企業から借りることを止めるのだ。
‥その代わり、政府からの支援はいくらでもと思っている。
‥借りているのが政府ばかりであったなら、何の為の社会保障か?
‥勝ち組が居ると言うことは、負け組も居るのが当然だ。
‥そしてデフレスパイラルになる。そこで政府はこういう始末だ。
「何をそんなに貯め込む必要がありましょうか?」
それを述べたなら、各省庁の権益からして見直すべき話になる。
(政府側の内部留保とて同じだ、尤も行政の場合は、無駄遣いしないようにするのが課題にある)
(赤字を主張している癖に、あるところには埋蔵金があるのだから、横領増税も甚だしい)
> 保障とは、負けを前提とした制度で有りえ、
勝ちを前提にしたなら、そりゃ簡素、もしくは要らないよねって話になる。
で、勝ち続けられるなんて思い込んでいるお馬鹿さんは一体どこの誰だと思う。
‥それこそがカネがカネを産むと思い込んだ投資家たちだ。
‥カネは発行されない限り増えることがない。
「大丈夫、私たちが貸した内訳から信用創造されるから」
‥既存の仕組みとしては、確かにそうだし、辻褄は合っているが
‥投資家は儲からないと知った途端に手じまいするからな、不景気を生み出すのも投資家たちである。
‥その失敗を見出したのは金融で、儲かる内は、一緒になって担いでいるのも投資家たちである。
> ここにある問題性とは、圧倒的に貸し手有利の不公平が発生している点である。
貸し手有利(とくに大元)‥それこそが金融の本質だ。力こそ正義と何ら変わらない。
そんなのは、平和主義ではない。
公平にするには、成り行かなくなったら「徳政令」を与えることだ。
‥成り行かなくしたのはどこの誰か?
‥投資を行ったすべての責任だ。そう考えるのが筋だろう。
‥そこに勝者なんていないのだ。ならば、公平に従うしか無かろう。
‥貸し手有利に責任を課させるのだ。それこそが徳政令の用である。
1-3)3
貸した分が消える。例え重複にあると見なされようとも、普通の預け分は保障される。
債権が消えるのだから、債権分の商品購入分は、金融から姿を消す。そこが辻褄の境目。
(売り逃げなどできないように、所有日数を遡ってその程度%分が消えるようにすれば良い)
> 必然的に金融を続けるなら、どこからからかカネを増やす必要がある。
その前提が、ベーシックインカムだ。
つまり、徳政令とベーシックインカムをセットに見るのが、ここでのひとまずの論である。
‥頑張って儲ければ、今度は貸し手になれるかも知れないな。
‥でも、調子に乗っては徳政令だ。今よりはずっとイケイケGOGOへの抑止にはなるはずだ。
‥その前に、評判落として、ベーシックインカムで買って貰えなくなれば、即落ちるのも流れか。
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