記稿.2016/08/03
昭和のベビーブーム時代、三種の神器を扱っていたのはデパートだった。
兎にも角にもテレビ、冷蔵庫、洗濯機と一緒に食料の買い出しというのが流れだった。
そんな、三種の神器も今や家電量販店で買う時代になった。
デパートの時代は終了したのだ。
そのあとにやって来たのが、薬局型スーパーである。
高齢化に伴う、急な買い物を便利にしたい‥まぁそういうニーズの高まりだったのだろう。
> これには明らかにパターンがある。
急な間に合わせ‥つまり、普段はじっくり見ないけど
買う時はじっくり見たい程度の規模が備わり、且つ、日常の買い物が手軽に済ませられる。
ただし、毎日そっちが気になるようなサービス群では、肝心の日常の買い物に集中できない。
‥そのニーズの見極めが上手く適っていると、何も、薬局型の形態にこだわらなくても良さそうだ。
> では、他にどのようなニーズなら、適切にスーパーの客寄せとして成り立つだろうか?
云ってしまえば、商店街を抱え込んだのが
イオンやヨーカドーに見られる大型スーパーであるわけだが、
そこにちょっと行きたい店だけあれば好いのに
大構えの店内を行き来するのは、もはや高齢者にしんどいだけと云うことなのだろう。
‥これは店内規模も考慮して考える必要を意味する。
まず、思い浮かぶのが本屋だが
本屋はじっくりと過ごしたくなるがゆえに、ニーズに見えてニーズにならない。
そもそもの本自体のお買い上げに相乗効果が望めないだけに規模出店には向いていない。
じゃ、クリーニングはどうだろうか?
クリーニングほど、利用差の激しいジャンルも無い。ゆえに地域差も激しいだろう。
そうなると残ってくるのは、何でも屋だろうか。
‥何でも屋の誰という顔がわかっていることは重要だ。
‥元気で丁寧のスタッフが居るという評判はそのままにスーパーとの相乗効果が期待できるだろう。
‥ニーズにしても、スーパー出店とさほど被るまい。
> 震災なんかが増えてくれば、途端に注目が集まることにもなる。
‥行政だって、銀行だって、そんな位置づけともなれば、出店に協力しない手は無いだろうよ。
課題は、何でも屋としての日常の雑事をどこまで引き受けるかでもある。
方向性としては、どうしたって、業務間の入り口サービスという事になるだろう。
つまり、とくに専門技術を有する内容に関しては、提携&派遣というのが流れになる。
スーパーに行くと、そんな雑用要望の提携先がすぐにわかる感覚だ。
それはそれで、お互いに体の良い宣伝にもなるわけだから
全体の必要のバランスを見極めて、その提携自体をブランドにまで高められれば、
‥新たな合わせ型スーパー業務の登場になりそうだ。
> どう考えたって、欲しいでしょう。(欲しいのは地域の顔が見えるという一点)
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