記稿.2016/08/04
夜、肌を出して土手を歩いていると、足元に何かが絡みついてくる感触がある。
昼間と違い、随分と歩きにくいもんだなぁと思っていたら、草刈りしてあった。
それ見ろ、やっぱりあのまとわりついてくる蜘蛛の糸のような感触は虫だったんだ。
> ‥そう思うと同時に、別の疑問が湧いてきた。
草刈りしたあとの草が、見事に回収されて無くなっている。
‥何のことはない、それは、毎年のように行われている光景だ。
それだけに、不思議である。
「誰がいつ、何度も再生するほどの養分を、土手に撒いてるというのだろう?」
また、二ヶ月も経てば、見事な草ぼうぼうになるんだぞ。どこから栄養を得ているというのだ。
‥雑草の方がエコだから、それにしたって、養分は必要だ。
農業で云えば、同じ作物を植え続けるのと同じで、栄養不足にならざるを得まい。
> なぜ、大丈夫なんだ、どうしてそんなにも蘇生する!?
そこでこう考えた。
仮説:土手にいる菌類が雨が降る度に、雨水だけを用いて、原子転換をやらかしている。
‥それも、そこに草があるから、相互作用的にそのような振る舞いをやらかしている。
‥そうとしか想像のしようがない。
‥こんなのは科学力が無くったって、江戸の百姓なら誰しもがそれなりに不思議に思ったはずだ。
‥ならばこそ、土に注目せざるを得まい。
‥科学力があるなら、その中の菌類に注目して然るべきだろう。
‥この予想に筋道が成り立ってあるならば、
‥ある一定の菌類を土壌に据え置いておくだけで
‥水さえ撒けば、勝手に土壌にミネラルを供給してくれるという事になる。
‥実際、万田酵素を土壌に撒くと野菜が巨大に育つなんて云うのもそんな感じか。
‥菌類を生かす為にも、農薬の使用なんか有り得ない。
‥そうだとするならば、如何に、間違った農法が戦後に於いて広まってたかという
‥情報操作の一貫を疑うばかりだろう。
‥そこからして正すこと無き、科学観になんの正義も無し。
> 云うまでも無いが、必要なだけの養分を人が投入してしまえば
どんなに健康体でも、
身体にインスリンの注射をしている内に、インスリンを体内で作らなくなるのと同じ状況に陥る。
‥つまり、大量生産という名目に酔ってきたがゆえに、そこの繊細な観察力を見失ったと。
肥料として撒かれてきた糞尿にしても
実は、そこに絡んでいるのは菌の方であって、
糞尿の成分が直接的に養分としての効果を上げていたのでは無いものと思われる。
菌の増殖活性化にたまたま糞尿が丁度良く、菌が活性化することで、養分に転換されていた。
‥まぁそんな風に考えてみるべきか。
この予想が正解なら、糞尿を菌で処理することで、適度な養分になりそうだが
それにしたって、そこに草木が無ければ、
菌にしても、養分の配分を適切に考えて生み出さないものと思われる。
尤も人間の側が、後処理してしまえば、どうにでもなりそうだが
それにしても、菌が勝手に草木に必要なバランスを変換してくれるというのなら
それにしたがってみるのも科学である。
‥といっても、前提となる菌の比率がそもそもにして不明か。
> 昔であったなら、開発なんぞしとらんから
あそこの土とここの土を混ぜ合わせれば、概ねこれこれに適した土になるの知恵もあっただろうが、
‥今の時代、どこにそんな天然を維持した土壌環境があろうか。
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