2016年09月26日

【命題】競争原理は、全体赤字のままを突っ走る

↓)3記稿.2016/09/26

 資本主義批判は、投資家視点の言い分がまかり通ることから
 そこの是非に切りがありません。

 ならば、競争原理から切り落としてやろうと思いまして
 (‥考えてみれば、こちらから攻めた方が一目瞭然だったわけでした)



1-3)1

> かつて、機会の損失を減らそうと在庫を抱えるのが当たり前でした。


 どこの商売でも同じにあれば、社会全体で、過剰生産分を抱えているのと同じです。
 それは、誰がどう思おうと過剰産剰分なんですから社会赤字です。
 赤字をどうにかしようとして、在庫分をお安くして流せば、需要の先食い同然です。
 ‥儲けようとすればするほどに、一生懸命に、市場の縮小を推し進めてしまってもいたわけです。


> そこで、現在では当たり前のように、在庫削減に目くじらを立てまくるようになりました。


 でも、量産体制も同時に確保しようと未だに欲張ったままです。
 量産体制を維持するには、雇用を維持しなくてはなりません。
 ‥いいえ、雇用待機です。

 忙しい時は仕事にありつけても、暇になると仕事にあぶれるようになります。
 企業経営もど素人じゃありませんから、程度集中的に生産を織り込みコスト削減に容赦ありません。

 所得格差が生ずるのは当然です。

 在庫赤字のツケが、代替にも、非正規雇用の扱いに織り込まれているのですからね。
 それが非正規雇用の負い目というわけです。
 ‥安くて便利、まずは作る側の人間関係から織り込まれるのが、今時の競争原理ということです。


|非正規や在庫の代替モノ扱い


> これは、資本問題として注目されるようになった発行権云々以前の課題です。
> ところが、この競争原理の矛盾性をどうにかしようとする動きは一切ありません。
> ‥経済学者の怠慢とも言えるべき論点です。


|口止め料、貰えてうれしや経済論者


 儲けるために自由にマージンを設定する。
 ‥それはどう考えてみようと、商売活欲の都合上、誰も否定できません。

 赤字が出ないようになんとかやりくりをする‥そこも同様です。

 じゃ、公平で好いじゃないかと言い出そうなら、
 投資のメリットを馬鹿にしているのかと野次が飛んできそうです。

 新しい雇用を生み出す時の権利の把握こそが、資本の言い分でもあるからです。



1-3)2

> 少なくともこう言えるでしょう
> 競争原理をそのままに受け容れている輩は、格差を容認している側にあると。


 そこで、こう考えて正当化するわけです。「税による再分配と」

 これはもう、本能的にすり込んでいるんだと思います。
 ‥自分たちは勝ち組だとの思い込みも甚だしい、勘違いでもあるんだと思います。
 (立派にも自立心が旺盛なのでしょうね)


> 政治もまた投機対象だという理解無き、無知の言い分でもあるかと存じます。
> そこまで深く考えずとも、よくご覧なさい。


 誰しもが安定を求めて、公務員を希望するじゃありませんか。
 それがそのままシロアリ化に向かうのですから、税による再分配なんて起こり得ませんよ。
 ‥どこででも、イス争いを推し進めてしまうのもまた競争原理です。

 (イスを得るには、身内に利をもたらせなくてはなりません)


> 税による再分配を本気で唱えるなら、まずはテメエが上に座すべきだよね。
> テメエが質素慎ましく生きることを心掛けるところから始めるべきだよね。
> ‥そうで無いからこそ、競争原理を支持しているわけでして、矛盾だらけです。


 そこが釣り合っていない程度のご意見なんざ所詮糞!
 ‥早い話、その辺、お任せの方々が大半にあるわけですから、世の中が糞クセえままなのも当然です。

 競争原理が、似非幸福原理にあるのは明らかです。
 ‥それ以上でもそれ以下にも成り得ません。なぜなら、共生できてこそ安堵も訪れるのですから。
 ‥そんな掴み取る的な幸福原理は、自由勝手な空気のままにあり続けるだけです。
 ‥そんな微細な偽善を、成功者の誰しもは、心の片隅に据え置くことなく苦悶し続けるのです。



1-3)3

> ならば、背負い‥苦悶し続けるからこそ、成功続けられているとも言えそうですね。
> ‥失敗の裏には、そこの見失い(自惚れ)が絡んでいたともとれそうです。


 ならば、さっさと躓けば良いのにと思われている御仁も多そうです。
 そもそもにして、そんな気持ちを芽生えさせるのも競争原理の受け容れにあるわけです。
 そう思われるのが当然、そこにあるプレッシャーも当然として受け容れてあると。


 ‥耐えられずに死を選ぶのも、あながち勘違いでもなさそうです。
 (でもそれはそれで、共生への道を放棄したも同然です。残念なことです)


|共生や一番お高き買い物をせずまま行くか民主社会
posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:37 | Comment(0) | 命題 | 更新情報をチェックする
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