2016年10月01日

【命題】速攻わかる平均給与から算出する格差分布

記稿.2016/10/01

 さて、このところの平均給与ですが、450万円程度です。
 計算を簡単に示しやすくするために大ざっぱな数値を使います。
 (実際の所は、もう少し下がり440万円あたりです。年々下がってます。)


 で、経営者給与というのが、税金の絡みもあり、1500万円程度ということです。
 で、中間管理職の給与が600万円程度です。
 で、正社員の目安が300万円で、非正規が頑張って200万円といった次第にしときます。


> では‥割合を次のように試算してみましょう。


 経営者:非正規=1:a → 1500万+200万a=450万(1+a)
 中間管理職:平社員=1:b 600万+300万b=450万(1+b)

 1:1:1:4.2
 
 1あたり100÷7.2=13.88888%


> つまり、非正規人口は、労働人口全体の58.333%という次第になります。


 ヒエラルキーの構造を簡単に給与平均から導き出すとこんな具合です。


 「え?、何ですって、非正規統計はもっと少ない??」


 そりゃあーた、上の割合が実際には、
 経営者なんだけど中間管理職程度の給与でしかないとか、
 中間管理職だけどほとんどなんちゃってで、平社員並でしかないなどの色々なケースがあるからです。
 ‥あと上も下もまだまだいろいろと分布してすからね。


 ここで言いたいのは、上層の比率が1:1:1にある点です。


 理論的に、たったそれだけでも、
 ‥全体の6割近くを非正規にならざるを得ないのが競争格差という実体です。


> ‥じゃ、昭和はなぜ格差が小さかったのかって?


 そりゃあーた、下層でも何とかなるように社会構造が成り立ってたからでしょう。
 (中層が下層にスライドしてきたと言った方が的確かと)


> まぁこんな計算で給与が決められているわけではないとは思いますが、
> 給与平均金額と分布の割合の事実は動きませんからね。
> ゆらぎの範囲で成り立つ枠内ですので、誰も反論のしようがないんっすよ!


 これもすべて政治家・経済学者の怠慢なんでしょうな。
 ‥これっぽちの想定すら見逃してきたんですからね。(お目出度いおつむです)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:44 | Comment(0) | 命題 | 更新情報をチェックする
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