2016年10月10日

【四憬句】お題'景(かげ)'

向宜詠吟.2016/10/10

|花景や宴欲しさの人の顔
|鳥景や何を目指すも天高し
|風景やたふる世間に夏将軍
|月景や逃れていずこ街灯り



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



語稚草

・たふる(倒れる)

・景(かげ)は、蔭や影と比べて、対象とする姿全体を始終眺望した風合いになるようです。

 景(かげ)‥戦国の武将には、景(かげ)を用いた名前が多い。
 でも、俳句では一度たりともお目にかかったことが無いなぁと思い立ち
 ‥さっそく導入。(使わない手はない)

・夏将軍‥冬将軍の表現があるのだから夏将軍もあり。そういう状況。(台風を含めるかは不規則)
 (まちがっても三國志にでてくる魏の武将ではありません)


稚草

|蝉景やさすらう世間に夏将軍

 ‥も浮かんだのだが、二重季語だし字余り連発だしということで没。
 ただし、こちらの方が「夏将軍」のインパクトは強い。


 ※ 字余りの考えとして(俳句・川柳の場合)
 五七五のどこか一箇所の一音〜数音余り程度は、さほど気にせずともだが、
 さすがに複数箇所と言うことになると
 どうにか全体で一音余り程度に抑えるべきが心得かなと思うようになりました。
 (‥短歌じゃ自然体でそんな空気だし)

 ということで↓


|余暇さすらう世間と夏将軍


 ‥こちらだと、夏将軍も押し返されそうな空気かなと。


> ちなみに「風景(かざかげ)」とは、何を指せば好いのだろうか?


 上の作では、凪の様を意味しておりますが、今ひとつわかりにくいかと。
 たとえ適度によそいでいたとしても、とても間に合っていない程度の意でもあります。

 ‥まぁそんな感じで、「景」はアバウトにも使えるという次第にもなってきます。

 (さすがに風は使わんでしょうけどね。花鳥風月に並べたかっただけですので‥)


 ↓こちらなんかも、そんな感じに軽く詠み始めることができちゃう形です。


|富士景や初冠雪の薄くなり
|山景や紅葉に来たり人の声
|浪景や台風彼方けふの空

posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:28 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。