向宜詠吟.2016/10/24
|椹島(さわらじま)まずはここから夏一歩
|ダケカンバ 皮を剥がして恋の文
|シラビソの樹液に香る蜜柑の皮かな
|この敵は歩荷返しぞ汗の坂
|苔や苔 赤石小屋へ道案内
|四十分、振り向けば明けの雲海 奥に富士
|北沢のお花畑の冷っこ水
|憩い斜面小幅の流れ石清水
|霧来たり見れば雷鳥なごむ坂
|踏み立てば赤石岳の霧の中
|雷雨あり十時にはガスる赤石岳避難小屋
|雷鳥や雨のアルプス霧に立つ
|四時までのトンカツ定食 百日洞(ひゃっけんぼら)山の家
|夏暁を二時間越えて名三峰景(赤石岳ー富士山ー聖岳)
|夏斜面 中盛丸岳V字の絶景
|夏空や嶺々迫らむ小兎岳(こうさぎだけ)
|万緑に太古の海の兎岳
|赤石に眠る記憶やプランクトン
|聖岳 天に届かむ雲の峰
> うた詠み終わります、ありがとうございました。
語稚草
歩荷【ぼうか】‥主に山小屋間の荷担ぎを指す。単に荷を背負って山を往く意でも使われる。
冷っこ水【ひゃっこみず】‥「ひゃっこい」は冷たいの方言。(ここでは縮めて詠んでみた)
夏暁【なつあけ】‥夏の明け方。まだ薄暗く朝の来ない時間帯を暁(あかつき)とも。
稚草
‥詠んでる内に、山案内になりましたとさ。
どうせなら、全国の山全部、こんな風に句にしておけばわかりやすい。
> それらを翻訳しておくと勝手に日本に注目が集まると‥
> ‥さすれば、詩人の格も少しは上がるんじゃないのかなと。(詠めればな)
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