2016年10月31日

【四景句】お題'夕焼雲'

向宜詠吟.2016/10/31

|夕焼雲 色染む恋路見つめ合う
|夕焼雲 口づけ惜しむ風もなく
|夕焼雲 恋の桟橋見送って
|船ゆくや残る汽笛と夕焼雲



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



語稚草

 夕焼雲(ゆやけぐも、ゆうやけぐも)

 ‥夕焼け雲で季語だったとは、見落としてました。



稚草

> それにしても、挙句の詠み‥横浜や横須賀あたりじゃ少し違ってきますよね。


 ‥昭和アニメで語るなら
 港から夕日に消えていく船の場面なんかが定番だったような気がしますが
 夕日は西にあるわけだから、半島の東側にあるような港では夕焼け雲はありえても
 夕日に消えていく場面は決してありえない光景になるわけです。

 ↓そこを強調するように詠めば、こうなります。


|船ゆくや残る汽笛に西日差す


 ‥なんとなく斜陽な情感が、船出の先行きを掻き立てます。
 その代わり、朝日を浴びて出航は画になるはず‥?

|夢追いし大海航る朝焼雲

 ※航る(わたる)
 朝焼も夏の季語、言わずとも朝焼け雲も夏の季語でOK?
 ググってみると、朝焼けは雨の前兆ということで
 それほどに華々しい印象には無いようです。(残念)

 「え〜、半島東側の港って俳句に詠むと画にならねぇの?、これは意外」

 だからといって

|夢追いし大海航る朝日栄え

 ‥としてみても、夕日が季語に無いのと同様に朝日もそうになっていません。
 じゃ、「西日」が季語なら「東日」も有りにすりゃ好いじゃん。


|夢追いし大海航る東日栄え


 ‥おう、なんか日本を代表する港を詠んでる感がでてるじゃないか。
 じゃ、東日【とうび】も季語に決定な!(対の様式美)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:13 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする
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