2017年01月06日

【短歌】今暫くは不道徳の大量生産現場やグローバル‥十二射

向宜詠吟.2017/01/05

|求むれば求むるほどに刹那かな 争う経済因果応報
|資本自由田分けの右肩下がり 合併すりゃ雇用削減
|競争を正当化する輩ほど 勝りてなんぼハンデを盛らじ
|「減るのやだ」再分配も富裕寄り 自惚れ集いて正義のつもり
|社会とは、奪い合う場と見くだするDQNに栄える富裕層
|勝利せる都合ゆえの流れかな 奪う居座るそのまま鎮座
|供養たれ滅ぶるよりはましゆえに欠かさぬ心に存続あり
|居なくなり考えなくなるその経過‥廃るるばかり何であれ
|黒歴史綺麗に調う儀礼あり‥個なら前向き 組(そ)なら塗り替え
|集うほど定義ぞ変わるしじまかな 改めずんば共倒れけれ
|概念の変わりたる時代のやりくりの断捨離か下克上か

|振り返れ人として歩む道 責任持てる自由さのみ在らる



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



稚草

 競争を前提にしている価値観・意識には、
 自分・自分らが負けるなどこれっぽっちも意識が無い。疎い。鈍い。

 そのままに自惚れだ。

 攻撃は最大の防御と言わんばかりに、攻撃する事を第一としている。
 正義と思い込んでいる。

 そのままに自惚れだ。

 それ故に、競争のスタートラインの公平さにさほどの意識が無い。
 始めから決定的な差があっては、勝負になどならぬにも構わず‥勝てると思い込むばかりだ。
 其に程度の理解はあるにせよ、
 奪って得られる自由に酔いしれるかのように「長いものには巻かれろ」と自分にうそぶくままにある。

 姑息にも自惚れを貫いている。
 まさに自惚れよ。


 ‥そうよ!
 決定的な差を手にしている者らこそ、競争させておきたいのだ。
 お互いにいがみ合う因果がそのままに温存されるなら‥これ幸いだ。
 決定的な差を手にしている者らにとって、競争は、常に有利に作用するばかりだろう。


> なにしろ、勝ちゃ自由にして善いとしているのが競争の前提だ。


 すべてを自由にできるなら尚更だ。ずっと競争していて欲しいと願うばかりだろう。
 政治家が志を売って、政治屋に成り下がり、雇われるままに働くようになる。
 法律ですらカネで買えると言わんばかりだろう。

 ‥何が、自由と平等か‥

 嘘くさい言葉が垂れ流されるのも、自分勝手に振る舞える保障を正義と勘違いしているからだ。


> 自分勝手になる命など何一つ無い、それが命の公平だ


 閉ざされてきた不自由さの本質こそ、強者の自分勝手だ。

 自由競争にあるままに従えば、それはいつまでも続いていく。
 生きるための必要分をお互いに理解できていないからこそ、
 無駄に生産しても売れるとの妄想に駆られるのだ。

 ‥知っていたら勝負になるまい。誰もが計画的にしか考えぬ&無駄に参加せずが流れよ。


> 生きる事の活動のすべての基本は、暇つぶしでしかない


 生きる必要にしても、体の良い退屈しのぎとして在るばかりだろう。
 そこの基本に興味が伴わないと言う事は、それ自体がもはや負い目と言う事だ。

 そこにある負い目を自覚すればこそ、「勝ちゃ自由」が蔓延る事にもなる。

 何はともあれ、自分・自分らの生産物を自由にしても構わないとの自由性をダメとは言えないのだ。
 他人のそれらにただ憧れ、眺めているだけに我慢できなければ
 上手にそそのかしてでも、向こうから持ってくるように仕向ける事が一番と言う事になる。
 それを体現させているのが、誠以て、資本競争だ。


 カネを持てるようになった事で、浮かれ気分にも我が物顔だ。
 (カネと交換できれば善い‥それだけだからな)


 知識層にしても所詮はその程度だよ。正義なんざさほど持ち併せちゃいない
 (兎に角、暇に退屈が我慢できない連中ばかりだよ)

 ‥是は何も、勇者になければならないという意味ではない
 事の本質を知らないままは「愚か」だと申し上げている。

 その奥に潜む、発行できる権限を主張して、我が物顔である者らの思惑など知る由もないのでは、
 どうしたって、ミイラ取りがミイラになるしかない道のりだ。
 そこに正義なんざ無いと申し上げている。(平和も幸せも見掛け倒しばかりだろう)

 そこの実際を公にして、公平にやろうとしない政に正義が無いと申し上げている。
 其に従い続ける民衆・民主精神とやらも「不義」と申し上げている。


> 皆で自惚れているがゆえに、動機も不純の輩の集まりということよ
> 斯様をエリートと自慢する最上級のキチガイの集まりということよ


 まさに、自分の事しか考えていないエリートでも仕切って良しとしているのが
 自惚れの抽選会もとい官僚試験&選挙システムということよ
 ならば、エリート層からしか保障が行き渡らないのも当然よ

 自らも自惚れの苑にあやかりたい‥などと皆で思い込んでおれば変われる筈が無い。

 それで無くとも、易きに変われぬように複雑な撚りが加えられているのだからな。
 馬鹿にも判断ができぬともなれば、獣として扱われたとて仕方なかろう。
 ‥地球から追い出すまでよ。(自慢げに堂々と正面から旅立つ者らもあろうがな)

 (まったくの新しき肉体を勝手にアレンジ複製されても宇宙的に面倒ゆえ)
 (古着にあろうと肉体ごと旅立って貰う必要もまたあるのだ)
posted by 木田舎滝ゆる里 at 10:52 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする
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