↓4)向宜詠吟.2017/01/28
|この寒さ六根清浄の気が満ちて身のひきしまる一人の部屋に 浜松市・アカシャ短歌会(1-21)
|冬将軍「六根清浄」声デカく 雪まるサハラ緑まるやも
‥「六根清浄」寒波に迫られる寒さの中、部屋の中でふと思い浮かんだと
狙いは面白いと思いますが、どうにも部屋から飛び出した発想にすべきかと。
> 今冬は、世界中で風変わりな状況が起きているようです。
サハラ砂漠やアラブで雪国並の積雪が起きたり‥まぁ色々と
地球環境の激変が催されているようです。
(夏に起きた太陽コロナ&フレアの爆発の影響があるのだろうか?)
(方角的に、概ねその辺りを通過中にあるんすけどね‥)
‥砂漠が急激に緑化した後に、野生の大移動が起きれば是は本格的で
そのまま緑化ぱしって、どこかが崩壊し始めるのが辻褄に思われます。
そうでないと、今冬のような冬が、毎年のように続くという事に成りかねません。
(地軸がひっくり返るよりは影響が小さいのでしょう)
(‥まさかの人工的な気象操作をやらかしていたりして‥)
欧州を襲っている寒波が2〜3月になっても引かないようなら
‥今年から来年に掛けて、サックと飢饉も有り得ます。小麦の値上がりは避けられないでしょう。
(小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを損なうな)
(パン屋は麦にこだわらずに、さっさと国産米粉パンに慣れといた方が賢明かと‥)
|咲く椿さかぬ椿の道よぎり今日入院の友見送りぬ 三島市・銀杏樹の会(1-21)
|咲く椿咲かぬ椿の道よぎり 残しき思い多けれこそと
‥確実に、句会を三つは掛け持ちしている勉強不足の選者の詠みでーす。
(今回はなかなか、三つは掛け持ちしている片鱗をそれなりに見せたかなと)
> リスペクトはこんな解釈になります
‥人生、寒い時期に咲かす椿の花のように
‥皆一様に咲かすという訳でも無く、まばらで、栄枯盛衰に見えるものである
‥中にはまったく咲くところの無い足取りもあるのだろう、私たちの暮らしはそんな道半ばだ
‥仏の教えは、そんな生老病死の世界に思い残さずを唱えてはいるが
‥それはそれでどうだろうか?
‥人として生き抜こうと腹を括れば、どうしたってそういうわけには行かないのだ
‥付き合いが手広ければ、それだけ思い残すことも多くなるのが当然だ
‥ならば、思いを減らすべく煩うよりは、自然と多くなることに、なんぞ戸惑いなぞあろうか?
‥仏にしたって、そこは同じだろうに
(そうでもなければ、どうして仏としての教えを残そうとしたのだろうか?)
1-4)1
|満月が明かり落とした境内の御手洗鉢に金色に浮く 御前崎市・新野池成新田短歌会(1-21)
|満月や明かり落としき境内の御手洗鉢に金色に浮く 手直し
*御手洗鉢(おちょうずばち)
‥なかなかに手堅くまとまっています。
難を言えば、夜半のお参りは、
どうにも人がお参りする時間には無いそうなので、避けた方が良いようです。
(正月の三が日は特別なんだそうです)
そんなこと知る由もなき藁にもすがる状況にあろうなら、
‥ドラマの場面宜しくに真似しちまうようですけどね。(やるなら朝です)
(宮司またはその家族には、その手の守護が付いてるように思われまーす)
(ハメを外したことをやらかしては、その反動も大きいと)
|冬ざれの狭庭に一つ赤い薔薇風にもまけず悠然と立つ 浜松市・アカシャ短歌会(1-21)
|冬薔薇や庭に一輪負けじ立つ その気高きをしみじみと問え
‥また狭い庭の(さにわ)かよ。
「さ庭」で良いだろう、接頭語のさ○○のパターンでさぁ、自慢のお庭って感じでさ。
狭さを強調するだけのどこが良いんだ?、馬鹿なの阿呆なの暗いの?
‥冬薔薇(ふゆそうび)‥とも読むそうだ。
(いつの間にか、薔薇は年中咲くようになってるんだな、知らんかったわ)
> 庭の冬薔薇が、寒さに負けまいと一輪咲いたようだ
> あの姿を見る度に、しみじみと思うものだよ、人生とは気品とはあのようにあるべきだなぁと
1-4)2
|朱しるき楓散る庭苔や石彩どりそえて光りあつまる 三島市・銀杏樹の会(1-21)
|ひかり澄む庭の楓の苔や石 朝見る巧み散り始まりぬ
*彩どり×→彩り○
*朱しるき‥「朱を知る木」‥マジっすか??(意味不明っす)
「秋覚ゆ」の方がまだマシっすけど‥無理に押し込む用が不明。
‥怪しいと思ったら、すぐに撤退して別案を用意すべきです。
‥着眼は悪くない。しかし、楓が何色だって向きをなぜに説明する必要があろうか?
色づき始めなら薄紅葉、色づいてれば紅葉、散ってしまったなら落葉。
楓として盛るポジションとしては紅葉に当たる。そうじゃ無かったら季語としての立場が無い。
語るべき事は、沢山有ります。
(そんなにその「あか」が良いなら、絵筆でも取りなされ)
語るべき所が見えてこないなら、遊び半分でも良いから言葉を放り込め、活用させてみるべし。
‥まずはその辺の変化の楽しさの理解を、習慣づけるべきでしょうな。
> そのあとは、現象において不自然さが無いかどうかに注意を払うべきです。
リスペクトでは、昼間(十時過ぎ)の庭に、そんなのちっとも普通だなぁと思い朝にしております。
‥「朝」とキッチリ盛らないと、「朝」とは伝わりません。(遅くても八時前)
|錦秋の木洩れ日纏ふいろは坂 袋井市・高南句会(1-24)
|錦秋に声を掛けられ明日かな
|錦秋が袖を手に引く山の道
|錦秋がここで休めと山一番
|山照らす錦秋にけり夕に下る
*錦秋(きんしゅう)‥紅葉が錦のように色鮮やかな秋。
秋の錦(あきのにしき)‥秋の野山のはなやかにいろどられた美しさを錦にたとえたことば。
ちなみに、秋錦(しゅうきん)‥金魚の品種の一つ。(と言うことなので注意)
*下る(おる)
‥どうにも、好みに無い季語だが
(二十四節気をネタに詠めと云われてるような雰囲気ありあり)
(言葉に、圧縮が掛けられているような響き、そこをどう扱うかでもある)
‥ネタの句は、そこをどうにかまとめているようだが
「いろは坂」と締めくくるのでは、「紅葉でええやん」と思わざるを得ない。
もっと大ざっぱに見繕っても成り立つのが「錦秋」たる響きのインパクトかと。
> 紅葉を見に行こうと誘われて、いよいよ明日だな。楽しみだ。
> 「おお見事」天気も良いし紅葉も見頃で綺麗だし、山路を往く足取りも軽く感じられる。
> 「さぁてここらでお弁当にしましょう」「そうですなここが一番に見晴らしが好い」「賛成!」
> 「おお夕日が差して是また見事」今日はこの錦秋の山路を歩いていたんだなぁ
1-4)3
|底冷えやひと日始まる厨より 焼津市・豊田句会(1-24)
|底冷えや朝を始むる台所 火水に輝く湯気沸き立ちて
*厨(くりや)‥台所。、火水(ひすい)‥火と水。ひと日(ひとひ)‥一日。終日。
‥「厨より」、台所で好いだろう。(としては、モロにありきたり過ぎを嫌った放り込みか‥)
朝は手抜きの代表的時間帯です。
朝ほど手抜きの代表的な時間帯もありません。
‥手を抜いてる人と抜かない人の差が、運勢に現れるのは当然かなと。
(いやぁ、抜いてますけど)
(というか、トコトン抜いてますけど)
(一日二食でええやん。って違います。朝は他にも色々とすることがあったのでーす)
昔は電気なんて無かったので、皆概ね、朝が待ち遠しかったんだと思います。
‥そこを知らずと、電気に漬かった今の暮らしが、如何に、朝嫌いになっちまってるかですな。
‥時間に感謝してねぇ輩が、タイミングに恵まれる分けがねぇ。
(時間に感謝して暮らすってことは、朝を意識して生きるって事でーす)
(様々に商売があるにせよ、その点は抜かりなく公平と言う事でーす)
|柚子三つ湯槽に浮かせ温まる香りほのかに顔をなでゆく 御前崎市・新野池成新田短歌会(1-21)
|柚子三つ湯船に浮かせほのかなる香り温しくついついのぼせ
‥「湯槽」か「湯船」か
湯船でしょ。(湯が張ってある前提はどうしたって湯船でーす)
又、ネタの語順通りに読ませては、「温まる」のが、柚子三つに思われてきます。
‥つまり、湯に浸かってなくとも
しばらく眺め見ていて、良き香りだけを愉しんでいるようにも思えるのです。
湯槽の響きがさらにそれに拍車を掛けて、そう思わせてしまっています。
> ゆえに‥「顔をなでゆく」、これがどうにも半端です。
メインは風呂です。おまけが柚子です。
季語が柚子にあろうと、主役は風呂です。
風呂に浸かってこその柚子が次に来るのがここでの風景です。
湯に浸かってる気配を、まずはもっと具体的に盛るべきです。
‥そうしないのでは、ここでの柚子は、季語としての意味合いが半減です。
(「温まる」だけでは、気持ちが和む意もあるがゆえに弱いのです)
1-4)4
|シーソーからこぼれる声に銀杏舞う 袋井市・高南句会(1-24)
|シーソーからこぼれる声に銀杏舞う 上に下におそれぬ頃よ
‥ネタの句は字余り気味ですが、まぁそのままで好いと思います。
(間の端折り方がなかなかに面白いかと)
> シーソーで遊ぶ子らの声に、応えるように銀杏が舞うものだなぁ
> 上に下に行き交うシーソーは、大人からすれば随分と波瀾万丈に見えてしまうところだが
> ‥こうしてみると、子供の時分という奴は、随分と肝が据わってるのだな
|ばあちゃんが一番きれい七五三 湖西市・川柳今切れ(1-24)
|ばあちゃんが一番きれい七五三 ヒョウ柄ジマの富士の袖
*縞(しま)
‥「ばあちゃん」の格好が気になりますが
まぁわからんので、その辺適当に想像を膨らませてみました。
‥ヒョウ柄をドット画に見立てて、背中に富士山を描き出すと‥
まぁそんな袖は誰も思いもついてないだろうなと
ヒョウ柄にはさほど興味はなくとも、これには興味がそそられるだろうと
ヒョウ柄での薔薇ジマ袖とかになると、さすがに意見が割れるかと。
> うた詠み終わります、ありがとうございました。
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